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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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ラケット契約

グランドスラム観戦の楽しみに、
選手の使用ギアを観るというのがある。

とはいえ、タイミング的にローランギャロには
ニューモデルラケットはあまり出てこない。

ニューモデルラケットは、全豪オープンやUSオープンで
お目見えすることが多い。
開発のタイミングやコマーシャルバリューなど、
様々な思惑があるのだろう。
今度、メーカーさんに聞いてみよう。

昔は、TVや雑誌で見る、選手の使う新製品が
日本で発売されるまで随分とタイムラグがあった。

特にアパレルは半年遅れくらいの発売だったし、
いざ発売されると、日本仕様になっていて、
微妙に選手のモデルと違っていたりした。

最近はラケットもアパレルも、ほぼ同時期に
同じモデルを買えるようになった。
世界が狭くなったのか?


さて、ラケット契約が変わっていた選手。

バグダティス
Bagda
フィッシャーからテクニファイバーに変わっていた。

フィッシャーといえば、ミハエル・シュティッヒなどが使用した
バキュームプロシリーズなど、結構硬派なラケットメーカー。
最近は契約選手などもあまり見なくなったような。

逆にテクニファイバーの契約選手はよく見かけるようになった。
4年前のローランギャロでも、たくさん見かけた。
イメージカラーの鮮やかな赤が特徴的だ。



コリア
Coria
プリンスからヘッドに変わっていた。

コリアといえば、プリンスというイメージが強かったので、
とても不思議な感じがした。
ここ最近の低迷から、契約条件が折り合わなくなったのか?
でも、MGラジカルはプレースタイルに合っているような気がする。

そういえば、全豪オープンやUSオープンに行った時、
練習コートを観に行くと、かなりの確率でコリアの練習にぶつかった。
細い体をしなやかに使って、恐ろしく速いショットを打ち続けていた。
偶然にも何度も見たからなのか、好きな選手だ。


選手のラケット契約に動くお金は、実はそれほど高くない。

一番契約金が高いのはアパレルだそうだ。
ウェアと違い、ラケットは勝敗に直結するからだ。
いくらお金を積まれても、
納得出来ないラケットを使うプロはいない。

だからベースの契約金はさほどでもない。
ただ、成績に応じて高額のインセンティブが組まれている。
グランドスラムタイトルを獲れば、
高額のボーナスが入ることになる。


錦織選手は、日本人では初めて、
ウイルソンで契約金が動いた選手だそう。

契約時はツアー優勝前だから、
想像されるほどベースの金額は高くないそうだ。
やはりインセンティブ部分の大きな契約だとか。

ジェームズ・ブレークに勝って優勝したことで、アメリカ本国の
アメア(ウイルソン)社での評価も一気に上がったそうだ。


聞いた話では、ウイルソン社の選手契約担当者の
目利きは恐ろしいほどだそうだ。

彼が目をつけた選手は、かなりの確率でNo1になる。
フェデラーにしても、エナンにしても、ウイルソン契約で
No1になった選手は、上位では無いころから契約している。

どこをどう見ているのかは分からないが、
No1になる素材を見事に探し当ててくるのだとか。


先日、メーカーさんから聞いた話では、
伊達さんの使用しているラケットが売れているそうだ。

やはり、誰が何を使うのかは、メーカーにとって
非常に重要だということだ、

投稿者 Malt 06:16 | コメント(0)| トラックバック(0)
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