AllstarClassic2008 自分のこと3
さあ、いよいよ準決勝。
相手は第2シードの田村・糸井だ。
AllstarClassic優勝者予想でも同率2位の得票数。
一昨年の大会では決勝戦で対決し、
ワタクシたちが涙を飲んだという因縁の対決だ。
ちなみに田村・糸井には随分前に
練習マッチで一度だけ勝ったきり。
あまり一緒に練習する機会も無いが、
勝率も決して良くない。
そうは言っても、こっちは前日に田村・糸井に
勝った菊地・岩本を1回戦で破っている。
となると、今の田村・糸井の調子なら勝てるということ
かもしれないとか、色んな思いが頭を巡る。
テニス、特にダブルスの難しさは単純に順位付け出来ないところ。
菊地・岩本>田村・糸井
澤村・冨塚>菊地・岩本
が、そのまま、澤村・冨塚>田村糸井とはならない。
基本的に実力は拮抗しているし、ちょっとしたショットや
ターニングポイントで流れはあっという間に変わる。
1回戦の勝利も、たまたま流れがこちらに来ただけで、
毎回勝てるかといえばそんなことはあり得ない。
とにかく、今出来ることをしっかりやるしかないのだ。
試合が始まった。
結論から言うと、やっぱり強かった。
前日から観ていて、あまり調子が良く無さそうだったけど、
ラウンドが進むごとに、しっかり調子を上げてきた。
とにかく変なミスが無い。
固いプレーでキッチリ決めに来る。
穴を探すのが大変だ。
特に田村コーチのサービスには手を焼いた。
明らかにスピードを抑えて、コースをついてきている。
後で本人に聞いたら、調子が良くなかったので
セーブして打っていたそうだ。
こちらは、いつ「ドカン!」と来るのかと、
余計なケアをしてしまったために、リターンが打ち切れず、
糸井コーチのポーチの餌食になってしまった。
そして、ワタクシのボレーミスで、
澤村コーチのサービスゲームを落としてしまう。
2-4とワンブレークでワタクシのサービスゲーム。
40-0からデュースにもつれる。
最後はダブルフォルトでブレークされた。
一番良くない落とし方だった。
その後、2-5の田村コーチのサービスゲーム。
ここまでの流れから考えても、試合をひっくり返すのは
厳しかったのかもしれない。
何度かのマッチポイントを凌ぎながら、数回のデュース。
糸井コーチの鬼スマッシュがボディに飛んできた。
開き直って切り返したら、ラッキーにもナイスショット。
糸井コーチがボレーをネット。
ところがこの時、左足の甲が「ピキッ!」といった。
痛い・・・
捻ったわけじゃない。
足首じゃないし、甲は捻りようもない。
ところが、結構痛いのだ。
澤村コーチに「痛い・・・」と小声で言ったら、
「大丈夫ですか?とにかく頑張ってくださいね」と言われた。
たぶん、前半の「大丈夫ですか?」はオマケで、
「頑張るように!」ということが言いたかったんだと思う。
そんなことを言われて、頑張らないわけにもいかず、
何度か踏ん張ったものの、結局ブレークできずにゲームセット。
こうして、ワタクシたちのAllstarClassic2008は終わった。
後でボスに言われた。
「お前、分かりやすいなぁ。試合観てると何考えるのか丸分かりだよ」
そりゃ、あなた、20年も部下やってんだから分かるでしょうよ。
確かにヒネリの無い性格かもしれないが。
しかし決勝への壁は厚いなぁ・・・
澤村コーチ、ゴメンよぉ。