History of Ken’s
前世は犬だったのか、収集癖があるようです。
先日紹介したシューズなんかも、その一部だし。
ホント、墓まで持っていくつもりなのでしょうか。
で、「懐かしコレクション 第2弾!」
Ken’sウェアシリーズです。
まずはこれだ!
トレーナーです。
ちゃんと、タグもKen’sです。
続いて、ウォームアップ
当時のイメージカラーはグリーン&レッドでした。
光沢素材も当時の流行り。
背面には大きくロゴが。
もうひとつ、ウォームアップ。
少しシンプルなバージョン。
ロゴも今のKen’sとは違います。
Ken’sがテニススクールとして誕生する前、
よく憶えていないけど、15年前くらいのものだと思います。
これらは、スタッフウェアとしてつくったものではなく、
販売用につくったもの。
もちろんスタッフも着てましたけど、親切なお客様方が
皆(付き合いで?)買ってくれたので、常に完売でした。
他にも、ソックス・ラケットバッグ・Tシャツ・シューズケースetc、
オリジナルのラケットなんかもつくりましたっけ。
何故そんなにオリジナルグッズをつくったかというと、
当時のワタクシの野望は、いつの日にかテニスショップを出すこと。
オリジナル商品を中心としたこだわりのテニスショップを出店して、
ショップマスターにおさまることをたくらんでいたのです。
少しずつアイテムも増え、認知度も上がり、
このまま行けば数年後にはショップ出店かななんて
ひそかに喜んでいたのですが、世の中そう甘くない。
直営のインドアスクールを出店することになって、
Ken’sの名前をスクール名に取られてしまったのでした。
そんなわけで、ワタクシの野望はしばらくお預けとなったわけですが、
最初の気持ちを忘れないように、こんなふうに保存しているわけなのです。
昔の話 その6
すっかり放置でした、「昔の話シリーズ」。(シリーズなのか?)
おともコーチの記事を読んで思い出しました。
ということで、バックナンバー。
では、おともくんに習って、ワタクシの初試合。
バスケットボールに見切りをつけて、甘い気持ちではじめたテニス。
ランニングと土木作業に明け暮れ、桜が散る頃になっても
まともにラリーすら出来ない始末。
まあ、素振りからしてかなりの下手っぷりだったので、
先輩たちもあまり期待していなかった様子。
ところが、人には何かしら取り得があるもので、
一年生の中でもヘタクソ数名はノリの良さと
付き合いの良さで、先輩たちに可愛がられていた。
「おい!一年、パン買ってきて」
「うぃ~っす!買ってきま~す!自分の分も買ってきていいっすか?」
「おい!一年、テニスショップ行くぞ!」
「うぃ~っす!、ボクも行きま~す!」
「おい!一年、○○女子高のテニス部に遊びに行くぞ!」
「うぃ~っす!もちろん、ついていきま~す!」
「おい、一年、○○女子高の~さんの電話番号聞いて来い」
「うぃ~っす!まかせてくださ~い!」
・・・ほとんどテニスに関係無いところで可愛がってもらってました。
別に媚を売るつもりも無かったけど、先輩たちについていくと
知らなかった遊びや、行ったことの無い女子高に
連れて行ってもらえるので楽しかっただけ。
「なんで他の一年の連中はついて来ないんだろう?楽しいのに」
って、不思議に思ってたくらい。
多分、先輩たちが怖かったんでしょう。
懐に入っちゃえば、そうでもないのに。
そんなこんなで高校テニス部生活を楽しんでいたら、
インターハイ予選の日が近づいてきた。
自分はテニス経験者じゃなかったし、
一年生でも上手なヤツはたくさんいたので、
予選とはいえ、出場できるなんて夢にも思わずにいた。
ところがある日、先輩から、
「おお、お前も出してやるぞ。期待はしてないけど盛り上げろよ!」
盛り上げるってどういうこと?
テニス人生初のデビュー戦での指令が「勝て」じゃなくて、
「盛り上げろ」とは・・・トホホ。
完全に「賑やかし」だな、オレ。
そうは言っても、試合には他校の女子も来るし、
やっぱり勝ちたいのが正直な気持ち。
そしてドロー発表。
それを見た先輩が、「おっ、お前勝てるぞ。相手も一年坊だ」。
それを聞いてますますプレッシャーのかかるワタクシ。
案外、ノミの心臓だった。
というか、プレッシャーとの付き合い方が、まだ分からなかった。
さて、記念すべきデビュー戦当日、極限の緊張状態の中、
意味も無く体操してみたり、走ってみたり、
スコアの数え方の確認をしたり。
(そんなレベルでした)
いよいよコールされてコートへ。
もう自分が歩いてるんだか、走ってるのかすら分からない。
かろうじて相手が弱っちそうだということだけは見えた。
ところが相手から飛んでくるボールがよく見えない。
というか、相手がコートの中に入るボールを
一球打ってくるだけで、なぜかビビるワタクシ。
試合が始まっても、サービスが入らない。
先輩からは、「入らなかったら、セカンドサーブは下から打て」
と言われていたのを思い出して、アンダーサーブを打ってみた。
ところが、手が震えてそれすら入らない。
おまけに途中で鼻血出てくるし・・・
結局、見た目かなりヘタレな相手に2-6で負け。
試合が終わってからも、しばらく膝がガクガクしてました。
他校の女子にもカッコいいところ見せられなかったし、
先輩からも、「お前、アイツに負けは無いだろう。負け犬め!」
と馬鹿にされるし。
しばらくの間は立ち直れませんでした。
とまあ、散々だったワタクシのデビュー戦。
今も実家に帰って、そのコートを見に行くと
そのときの試合のことが思い出されます。
教訓:先輩ウケが良くても試合には勝てない。(当たり前!)
O3スピードポートツアー 本気インプレ!
最近、テニスの調子が良い・・・ような気がする。
ところが、今日のテニスではそうはいかなかった。
何度かのデュースが続いた後、急に足が動かなくなった。
ハンガーノック。
移動&打ち合わせで昼食を食べる時間が無かったし、
何のドリンクも持たずにコートに入ってしまったから、
血糖値が下がって、エネルギー切れになった。
何とかサプリメントドリンクでしのいで復活したけど、
やっぱり食事は大事。
ということで、今日も自分のラケットが無いので、
プリンスの「O3スピードポートツアーMP+」を使ってみた。
ラケットキャンペーンっていいなぁ。
ラケット、選び放題だし。
プリンス O3スピードポートツアーMP+
メーカー希望税込価格 \36,750(フレーム)
ヘッドサイズ 103平方インチ
ラケット全長 27inch(68.6cm)
ラケットフレーム厚 22mm
平均ウエイト(フレーム) 300g
バランスポイント 32.5cm
ストリングパターン 16X19
グリップサイズ 1,2,3
ツアーシリーズということもあって、
ワタクシの好きなフラットビーム。
フラットビームはフレックスポイントが極端じゃなくて、
変にクセが出ないところがナイスなのです。
でも、フレーム形状はラウンドフレーム。
ワタクシの好きなボックスフレームではないのが残念。
まあ、ツアー系でボックスフレームは、
名品「グラファイト」がありますからね。
ツアー系とはいえ、打球感にまろやかさのあるモデルとしての位置づけで、
グラファイトとの棲み分けを図ろうとしたのでしょう。
グロメットはいわずと知れたスポードポート。
このシリーズは、ストリングが完全にフリーなスピードポートグロメットと、
ストリングが固定されるグロメットポートが自由に選べるのが特徴。
見ての通り、この試打モデルはグロメットポート。
個人的には、このモデルにはこのグロメットが合うと思います。
やっぱりツアー系だし、カッチリした打球感は本来の性能を
引き出してくれると思うから。
実はこのモデル、発表試打会の時も打ったのですが、
時間が短かったこともあり、「難しいラケットかな」という
印象が強かったのです。
以来、ちゃんと試打をする機会に恵まれず、
久しぶりの再開となったわけです。
2セットほどダブルスをプレーした感想は、「普通に良い!」
う~ん、上手く言えないな。
「普通なのが素晴らしい」
変な癖も無くて、その人のスイングそのままに
飛ばしてくれるとでも言いましょうか。
O3スピードポートブラックだと、やっぱりラケット性能による
パワーアシストがある感じがするけど、それよりもアシスト感は無い。
振ったた振った分だけ飛ぶし、スピンを掛ける前に
飛んでいってしまうようなことも無い。
さりとて、グラファイトのような難しい方面のクセも無いし。
ラウンド形状のフレームが硬すぎない打球感を
いいところで出しているのでしょう。
飛び系のモデルと完全なツアーモデルの間を
上手く埋めているという感じですね。
バランスもほぼイーブンで、取り回し性能も良いし。
スピードポートだから振り抜きも良い。
唯一、違和感があるのはスイング音。
ヒュ~!ヒュ~!とスピードポート特有の風切り音が。
まあこれはテクノロジーの都合上、しかたないところでしょう。
久しぶりにしっかり試打をして思ったのは、ツアー系だからといって、
敬遠するような難しいモデルじゃないってこと。
「ツアーモデルなんて、とてもとても」というあなた!
そんなことはありません。
最近のラケットは技術革新が進んでいるので、
難しくてどうしようもないというモデルは減りました。
そのあたりをうまく突いてきたのがこのモデル。
ぜひ一度、打ってみることをお勧めします。
ベースボールな週末
お約束になりつつある、ソフトボール大会でのボロ負け。
それにも懲りず、次の日は野球の試合。
しかも、立派な球場でのナイトゲーム。
相手は、来春から立ち上げ予定の
湾岸エリアの草野球リーグのお仲間チーム。
リーグのプレマッチ的な意味合いもあるので、
こりゃ、頑張るしかないでしょ。
朝も早よから、チームメイトとバッティングセンターへ。
110kmの中速球レンジに入るも、ほとんど前に飛ばず。
いきなり暗雲が立ち込める。
もうすっかり寒いのに、汗だくになるほど打ち込んだ。
バットに当たっていないので、素振り状態だったけど。
(その辺の空き地での素振りでじゅうぶんかも)
ついでにストラックアウトまで挑戦。
中途半端なコントロールが露呈。
いったん帰宅するも、不安なので、近所の公園にまた集合。
キャッチボールとトスバッティングと投球練習。
(今日は先発予定だからね)
結局、日没まで練習。
ちょっと休んで、試合会場へ。
キレイに整備されたスタジアム。
少し靄もかかっていて、フィールドオブドリームスみたい。
ちゃんとベンチもあるし、スタンドもある。
テンション上がるね。
がっ、しかし!
先発ピッチャーのワタクシに、ナイターならではの予期せぬ事態が!
目が悪くて、キャッチャーが見えない・・・
もともと、近視と乱視のミックスのうえに、
最近は遠視も入ってきたので、なんだかよく分からん状態に。
ほとんど勘で投げました。(苦笑)
結局、試合のほうは3対5で負け・・・。
朝からあれだけ練習したのに。
むしろやり過ぎだったか。
ホント、一日中、野球してたなぁ。
みんな、家庭は大丈夫なのか?
これくらい、テニスも真剣にやりましょう!(社内の声)
オニツカタイガー
アシックスの創業者、鬼塚喜八郎氏が亡くなったそうです。
(スミマセン、まだご存命だったとは知りませんでした)
ワタクシ、小学校~中学校はバリバリのバスケット少年。
当時、愛用のシューズもウェアもオニツカタイガー(現アシックス)製でした。
初めて履いた皮製のシューズもオニツカ製。
「ファブレ」というバックスキンのローカットシューズ。
当時のバスケット少年は皆、これを履いていました。
この大ヒットシューズ、数年前に復刻版で再販。
もちろん入手。
これです↓
なんと、ワタクシが最初に買ったものと、カラーまで同じ。
(もったいなくて履いてない)
ブルーやレッドの同型のチームメイトと差をつけたくて買ったのがこの色。
ところが、「お前、なんでウン○色なんか買ったの?」って。
凹みましたけど、良い思い出です。
高校に入り、テニスをはじめてから最初に履いた皮製のシューズも
オニツカタイガー製の「フォーティー」というモデル。
当時はテニス部に入部すると、一年生は釣鐘工業というメーカーの
「ゴールドスター」という布製のテニスシューズを履かされたのですが、
何事も形から入るワタクシ。
布製の地味なシューズで満足できるはずがありません。
雑誌で見たプロが履いているシューズが欲しくて欲しくて、もう・・・。
我慢出来ずに買ってしまいました。
案の定、先輩から「一年のくせに皮なんか履いて生意気だ!」と怒られました。
その後の変遷は、
ディアドラ ボルグモデル(足型が細くて、全然合わなかった)
アディダス トムオッカー・プロフェッショナル
トムオッカー・ウインブルドン
などなど。
そしてマッケンローのデビューともにスターダムにのし上がった
ナイキのフォレストヒルズにとどめをさされました。
いったい、何足履きつぶしたことか。
これはその復刻版。
これまたもったいなくて履いてない。
しかも2足もあります。
墓まで持っていくつもりなのでしょうか。(苦笑)
そして時はめぐり、去年からワタクシのシューズはアシックス。
原点に戻って来たような気がします。
やっぱり良いシューズつくってますよね。
ご冥福をお祈りします。
データ破損
一昨日の朝、Ken’sのサイトを更新しようと、
いつもの通りに作業をしたら、
どういうわけだか上手くいかない。
それでもあれこれやっていたら、
一部のファイルが壊れて、HPがエライことに。
時刻は朝の5時過ぎくらい。
こりゃ今のうち何とかしなきゃと、自宅にある3台のPCを駆使して、
バックアップデータを探してみたり、オフラインで残っている
データを吸い出したり、パニック寸前の頭で頑張ってみた。
結局、何ページかのデータは、ほぼ作り直しに近い状態。
泣きそうになりながら、アドレナリン出しまくりで復旧させました。
やれば出来るじゃん。
エライぞ!オレ。
でも二度とこんな思いはしたくない。
やっぱり常に最近のデータバックアップ取っておかなきゃ。
出社後、すぐにバックアップを取りました。
朝から疲れた・・・
ナンバー1
結局、マスターズカップはフェデラーの優勝。
しかも、ゴンザレスの一敗以外は圧勝でした。
あるメーカーさんから聞いた話。
といっても、内容ですぐ分かってしまうけど。
フェデラーが昨年日本に来た時に、限られた人だけで
フェデラーに会う機会がありました。
ワタクシも幸運にもそこに呼んでいただき、
感激のご対面をしたわけです。
そのパーティーは、彼の契約メーカーであるウイルソン
(社名はアメアスポーツ)が段取りをしたものでした。
今までも同じようなパーティーに呼んでいただいたこともありましたが、
このフェデラーのときは、ちょっと雰囲気が違っていました。
変な話ですが、フェデラーがその場に来るまで、
本当に来るのかどうか、誰も確信がもてなかったような雰囲気。
主催のウイルソンのスタッフの方も分刻みで、
「今、~を出ました」「今~交差点です」「少し渋滞しています」
みたいな感じでしたし。
本人が大物過ぎるというか、スケジュールが過密すぎて、
何らかのアクシデントがあったら、その場に来れないという
可能性もあったのかもしれません。
ウイルソンさんとしても、大事な取引先や関係者を
招待していますから、本人が来れなくなれば
大変なことになりますしね。
結局、フェデラーは無事に会場に着き、出席者全員
大満足の時間を過ごしたわけですが、
フェデラーが何分間会場にいるかも決められていたようです。
やっぱり大物なのですね。
そんなフェデラーですが、ウイルソン社には
実際にフェデラーが使ったラケットがあります。
右上の写真はウインブルドンですが、ナスダックオープンで
使用したものだそうです。
ワタクシも取り出して触らせてもらいましたが、
グリップ・ウエイトともに普通のラケットでした。(当たり前か)
しかし、すでにこの「nSixOneTour」は前モデル。
ウイルソンから、現使用モデル[K]Six One Tourの
本人実使用ラケットが欲しいとオファーを出したそうです。
なんとその回答は、「18人待ちなので1年以上掛かる」とのこと。
ウエイティングリストには、某合衆国大統領から石油王国の国王まで
超VIPの名前がずらりと並んでいるとか。
もはや、テニス界No1のフェデラーではなく、
スポーツ界No1アスリートのフェデラーなのだそうです。
いやぁ、すごいことになっています。
ワタクシも2度ほどパーティーで本人とご対面して、
写真も撮ってもらったけど、もうそういうことは無いかもしれません。
BorisBecker11 295 真剣試打!
メッチャ調子いいんすよ、テニスが。
上海から帰ってきて、マスターズカップで観たイメージそのままに
テニスをしてみようと思いつつ、ようやく帰国初テニスとなりました。
相変わらず自分のラケットが無い状態なのですが、
今週からはじまったラケットキャンペーンのおかげで
新製品が打ち放題。
え~と、まだ試打したことの無い機種は・・・
あった、これ!
フィルクルの新ブランド「ボリスベッカー」。
Boris Becker11 295
フェイスサイズ 98インチ
ウエイト 295g
バランス 32.0cm
レングス 27インチ
フレーム厚 20mm
グリップサイズ 2.3
ストリングパターン 16×19
推奨テンション 50-60LBS
価格 オープン
見た目もスペックもいたって普通のラケットです。
目立つのは、ベッカーのサービスフォームをかたどった
ステンシルマークくらいか。
どうやら、295っていうのはウエイトみたいです。
普通が良いのです。
あれこれ新機能が載っていなくとも、しっかり骨太ならばOK。
さて、インプレ。
良い!非常に良い!
最初の4・5分ほどは特性を掴むのに苦労したけど、
慣れてくるにつれ、自分の手の延長のごとく操れる楽しさが。
まずはとにかく軽い。
もちろん全重量も軽いのだけれど、バランスが秀逸。
その軽さでヘッドがボールに負けてしまわない
ギリギリの線にバランス設定がしてある。
操作性とラケットパワーが高次元で両立しています。
さて、飛びはというと、決して飛ぶとは言えない。
やはり、しっかり振らないと飛んでいきません。
しかし、ガツン!と腕に響くような振動は無い。
フェイスセンターに当てれば、抜けるような感触が得られます。
飛び過ぎない分、スピン量の調整もしやすいし、
足元に沈めるトップスピンでのパスもイメージどおりに打てました。
一番のメリットを感じたのは、やはり軽さからか
接近戦のネットプレーでの反応の良さ。
思うところに一瞬でフェイスをセットすることが出来ます。
打ち込まれても、反応が間に合わないことがほとんどありませんでした。
ワタクシ、ベッカー時代のテニスは大好きですが、
ベッカーもファンではありませんでした。
つまり、ベッカーには何の思い入れもない。
むしろ、最近のむさ苦しさというか、
たるみ具合には失望しているほう。
そんなわけで、あまり期待せずに使ったのですが、
良い意味で期待を大きく裏切ってくれました。
とにかくこのラケット、個人的にはかなり気に入りました。
ダブルスを2セットほどプレーしましたが、
スコアもショットもほとんど文句なし。
上海帰りのリル・・・じゃない、旭コーチと組んだダブルスでは、
ニイハオボレーとか謝謝サービスが炸裂。
(なんじゃそりゃ?!)
旭コーチからも、
「いいですね~!次のラケットはこれにしたらどうですか?」
との声が出るほど。
マスターズカップのイメージトレーニングのおかげだけでは無いでしょう。
決して、上級レベルの方だけのモデルでもありません。
中級以上の方ならじゅうぶんに使いこなせるかと思います。
一度、打ってみる価値ありの1本だと思います。
張人(はりびと)講習会
ストリングのトップブランド「ゴーセン」が認定するストリンガー資格
「張人(はりびと)」の講習会・認定試験を受けました。
ゴーセンさんと当社は20年以上のお付き合い。
現在、お取引きさせていただいているメーカーさんの中で
一番古くからのお付き合いだと思います。
ゴーセンさんが「張人」認定をスタートさせて数年、
実はKen’sでは「張人」資格取得者がいませんでした。
もともと「Ken’sオフィシャルストリンガー制度」は、
ゴーセンさんの張り技術をベースに、
その他様々な情報を組み合わせながら作り上げたもの。
そんなわけで、ゴーセンさんのオフィシャルを取らずとも、
Ken’sの社内ライセンスでこと足りると考えていたからなのです。
そうは言っても、ラケットやストリング、張りの世界も
技術革新がすごいスピードで進んでいる。
新しい技術や情報の取得も必要だろうということや、
ゴーセンさんの熱心なお誘いもあり、今回の受講となりました。
会場はゴーセン社の会議室。
どうやら、Ken’sスタッフのために開講してくださったようです。
午前中は、ストリングの特性や構造などについての講義。
皆、真剣に聞き、メモを取っています。
(ワタクシは写真を撮っていますが)
旭コーチは寝てないかな。
その後、実際の張りについて講習を受けます。
基本的にはKen’sの張り方なのですが、
細部が微妙に変わっていたりしてました。
さっそく、Ken’sのストリンギングマニュアルに反映させることに。
昼食後、いよいよテストです。
「まずは筆記です」
えっ?筆記なんて聞いて無いよ~!
意表を突かれました。
しかも、講義には無かった問題が多いじゃないですか。
基礎知識ってことなのでしょうかね。
その後、張りの実技試験。
テスターが見つめる中、真剣に張り上げます。
実はこのマシン、ゴーセンの新型。
マシンが変わると張りづらいんですよね。
しかも緊張もしているので、いつもより時間もかかる。
制限時間も決められているので、結構あせります。
ワタクシ、最近はほとんど自分でガットを張ることが無く、
いつも旭コーチに頼んでいたので、マシンを触るのは久しぶり。
緊張のストリンギングでした。
最後にテスターがひと言。
「(まるとみさんが)一番、マシンに慣れるのに時間がかかりましたね」
スミマセン、張り自体が久しぶりでした。
寝る男
ATPマスターズカップ会場。
飲み物を買いに出て、席に戻った。
目の前のコートではナダルvsガスケの
熱戦が繰り広げられています。
なのに、寝ている人がいるぞ。
旭コーチです。
成田を飛び立ったのが19時頃。
上海までの約3時間、旭コーチはずっと寝ていました。
空港からホテルまでのバスの中、約1時間、これまた寝てました。
そして、ホテルに着いた途端、ベッドに倒れこみました。
「寝るなって!ビール飲もうぜ!」
コンビニでビールを買い、軽く飲んで寝ました
つまり、歩いているか立っているかしなくてはいけない時間以外は
ほとんど寝ていたことになります。
次の日、会場までのタクシーの中、約1時間、熟睡していました。
そしてそのまま試合中も寝ているのが冒頭の写真。
「旭、マッチポイントだよ。試合終わっちゃうぞ」
最後だけ起こしてあげました。
もちろん、帰りのタクシーの中でも寝てました、
次の日も市内観光のバスの中でも寝てたし、
第一試合のロディクvsダビデンコも寝てました。
そこで、2日目は寝たら起こすことにしました。
「お前、今寝てたろう?試合観ないの?」
「いえ、起きてました。目をつぶって心のまぶたに焼き付けてました」
無茶苦茶言う男です。
いったい上海まで何にしに来たんだろう?
「よく寝るなぁ。もしかして・・・」
「そう!普段よく働いているから疲れてるってアピールです!」
そういことなの?いや、ウソだ。
AIGの会場でもそうだったもん。
AIG会場↓
ATPマスターズ上海の旅 その5
ATPマスターズ上海2日目、市内観光も終え、会場へ。
入り口では空港並みのセキュリティー。
X線に荷物を通します。
カメラはもちろんOK。
グランドスラムだとビデオはNGなのですが、
マスターズはフリーパスのようです。
会場前には選手を模った兵馬俑。
フェデラー
この像は大人気。
写真では人が写ってませんが、かなりの人ごみでした。
会場横のブース
中にはレストランやスポンサーブースが。
ステージでは何やら演奏中。
中国のテニスマガジン誌。
テニスは「庭球」じゃないみたい。
なんて読むんでしょう?
見たことの無いメーカー。
中国のメーカーなのでしょうか。
右上のロゴに注目。
街中にも専門店がありました。
ATPのオフィシャルはとっているみたい。
店のお姉さんは、あまりやる気なし。
キリが無いので会場へ。
第一試合は、ロディックvsダビデンコ。
ロディックの鬼サーブ。
なんと、230Km/h!
ラリーの応酬もラインギリギリ。
チャレンジがかなりありました。
ホークアイって、正確なの?
ロディックのストローク。
プレーの派手さほどの威力は無いように感じました。
スピン量が多いのかなぁ。
他の選手はもう少し押してるよね。
アプローチでスピン掛けすぎて、高く弾んだところを
アングルに叩かれる場面も多いし。
ダビデンコのサービス。
この反り。
美しいなぁ。
ロディックの生着替えで、女性ファンが大盛り上がり。
何だかんだで、重要なポイントを抑えたロディックが押し切った。
確かに強い。
でも、フェデラーやナダルに勝てるかというと、
無理じゃないかなって気がしました。
よほどサービスが馬鹿当たりするとかじゃないと。
バックハンドストロークとかボレーとか、
もう少し何とかなるんじゃないかなぁ。
大好きなプレーヤーなので、頑張って欲しい。
第二試合はフェデラーvsゴンザレス。
やっぱり、フェレラーは強い。
球威も完全に他の選手を圧倒しています。
この位置からの逆クロスが面白いように決まる。
1stはたった7分で3-0。
こりゃ、1時間掛からないじゃないのなんて話をしていた。
ところが、ゴンザレス。
恐ろしいほどの強打。
ギャンブルにも見えるようなレシーブの強打が、
大事なところで大当たり。
ギャンブルに見えるけれど、これもポイント獲得の
確率論から言えば、立派な作戦なのでしょう。
普通に打っても勝てませんしね。
見よ!このテイクバック。
スクールなら、「引きすぎです!」と完全に直されますな。
フェデラーも、こりゃまいったなって感じ。
1時間で終わるかと思われた試合も
大熱戦の末、なんとゴンザレスが勝っちゃいました。
スコアが示すとおり、本当に素晴らしい試合。
旭コーチが居眠りしなかったのが、
どれほどの熱戦かを物語っています。
(その他、全試合で寝てたからね)
ホント、この試合だけで見に来た価値ありました。
おまけ
客席の一番上から降りてきた巨大ボール。
チェンジコートの時、そのままアリーナまで落ちちゃって
ちょっとまずい雰囲気に。
あわてて回収されていきました。
以降、このボールが登場することはありませんでした。(苦笑)
と、あれやこれやの上海の旅。
次の日の朝便で帰国。
サヨナラ、上海!
来年も来たいような、そうでもないような・・・
そうそう、365netブログの「テニスな社長」さんも
上海に行っていたみたいですね。
「テニスな社長」さんとは数年来のお知り合い。
年が同じこともあるし、(飲んで)話していると
とっても楽しくて、勉強になります。
熱い思いを持ち続けているところは見習わなくちゃ。
遠いので、最近、会えないけど、また一緒にお酒飲みたいなぁ。
今度、遊び・・・じゃない視察に行きますね~!
ATPマスターズ上海の旅 その4
上海の旅も3日目。
今日は昨日から上海入りしているHEAD関係者の皆さんと合流する予定。
あちらは我々とは違って、上海のど真ん中の高級ホテルに滞在。
昨日のホテルの朝食で懲りたワタクシたちは、
朝食も食べずにHEAD御一行様のホテルまで歩くことに。
今日は月曜の朝、8時過ぎくらい。
通勤なのか、スゴイ数の自転車と車。
中国のパワーを見せ付けられているような気がする。
そっちこっちに停まっている自転車。
いちおう、駐車許可があるようです。
その割りに無秩序に停まってるんだけど。
ようやく南京通りまでやってきた。
太極拳をする人々。
ラジオ体操みたいなものなのでしょうか。
変なダンスを踊る人々。
音楽は洋楽ビート系。
楽しそうなノリの良い曲にあわせて、手を振り腰を振りなのに、
全員真顔というか怖い顔してるのが、不気味さを倍増させている。
バドミントンをする人。
勝手に店のシャッターにネットをくくりつけている。
バドミントンはあちこちで目にしたので、メジャーな楽しみなのかも。
朝食はマクドナルド。
味は一緒だったけど、スマイル0円では売ってませんでした。
その後、コーヒーが飲みたくて、外資系っぽいカフェを探した。
やはり若干サービスもいいし、英語も通じるので楽。
ようやく皆さんと合流し半日観光。
有名なテレビ塔の見える外灘(バンド)地区へ。
有名な塔らしい。(説明、聞いてなかった)
その後、お茶教室へ。
オーさんという可愛い子が、日本語で説明をしながら、
数種類の本格お茶を淹れてくれる。
どれも美味しかった。
ひと通り飲み終わると、お土産コーナーに
強制移動させられるんだけど。(笑)
国が経済重視政策をとった上海は、経済意識は強いけど、
政治意識はあまり高くないらしい。
国策で地域性が決まるんですね。
お金持ちになれる人から、どんどんお金持ちになってね
ってことで、経済格差がスゴイ。
この街区はまだキレイなほうだけど、今にも崩れそうな家も
たくさんあるし、物乞いの数も半端じゃない。
そんな街区のすぐ横に、こんな高層マンションが。
これらは億ションだそうです。
ちなみに上海のマンションは居抜きでの販売。
つまり、内装はなにも無い。
購入後、自分で内装業者を頼んで仕上げるんだそうです。
次は上海のショッピングセンター街、「豫園商城」へ。
ちなみに、どこに行ったかの地名は、すべてこれを書きながら
調べているので、読み方は知らない。
(現地では中国語の発音が聞き取れなかった)
なんていうか、アメ横みたいな雰囲気。
中には歴史的な建造物(と思われる)ものがたくさん。
なのに、その1階はレストランとかスターバックスとか
俗っぽい店がガンガンに入っている。
不思議な感覚です。
さて、本日のメインイベント。
リシャール・ガスケ選手との対面。
オフィシャルホテルのヒルトン上海へ。
さすが、立派なホテルだなぁ。
練習後のガスケとご対面。
うれしそうな旭コーチ。
なんと、往年の名選手、エミリオ・サンチェスも一緒。
女子のトップ選手、アランチャ・サンチェスのお兄さん。
ご自身もトップ選手として活躍。
スペインテニスの初期を支えた超有名な方。
今回のATPマスターズのTV放映でも、何度も映っていました。
記念撮影のあとはサイン。
昨日のチケットにサインしてもらいました。
非常にソフトで礼儀正しい若者といった感じのガスケ選手でした。
HEADさん、ありがとうございました!
お腹も空いたので昼食へ。
ここは日本にも出店をしてる有名店のよう。
小龍包を堪能。
日本人向けに味がアレンジされているのでしょうか。
非常に食べやすかった。
隣で旭コーチが、「美味い!うん、美味い。美味いなぁ・・・」って。
分かったから黙って食えって。
上海観光を堪能して、いよいよ会場へ。
今日はロディックvsダビデンコ、フェデラーvsゴンザレスです。
楽しみ~!
また、観光レポで終わってしまいました。
まあ、試合の様子はたくさんの方が書いてるからいいよね。
ATPマスターズ上海の旅 その3
「お前たちの野次喜多珍道中なんかどうでもいいんだよ!」
どこからかそんな声が聞こえるような気が。
(澤村コーチ、お前か?!)
たしかに、目的は試合観戦でしたっけ。
オープニングマッチは、ナダルvsフェレール。
客席はまだ五分の入り。
なのに、自分の席には誰かが座っている。
「ここはオレの席だ」というと渋々立ち上がる。
ちょっと席を離れて戻ってくると、また誰か座っている。
どうやら「空いてるんだからいいじゃないか」ということらしい。
しまいには「隣が空いてるから、そこに座れ」くらいのことを言う。
後ろのほうではケンカになって、公安が割って入っている始末。
恐るべし国民性です。
さて、ナダルの試合を生で観るのは初めて。
さんざんTVで観ているので、さほどの感動も無いけど、
やっぱり身体能力の高さは際立っている。
写真のとおり、飛ぶ!
ガン打ち!
でも、バランスは崩れない。
体軸がほとんどブレないのですね。
この辺はトッププロは共通しています。
先日のAIGで準優勝のガスケ。
同じく軸がブレません。
恐ろしくキレの良いシングルバックハンド。
AIGではフェレールに一方的に敗れた感がありますが、
実力は半端じゃない。
1stセットはガスケが先取。
チェンジコート中はBGMが流れ、天井にはライティング。
序盤で調子の上がらないナダル。
両膝にテーピングが。
ガスケのベンチ。
とっちらかっています。
子供の部屋みたい。
ガスケが1stセットの勢いのまま行くかと思いきや、そこはナダル。
まくりにまくって逆転勝ち。
以前、アガシを観たときもそうなんですが、
トップ選手は息切れしないというか、
試合後半に向かってどんどんスピードが上がっていく。
ナダルもそんな感じでした。
フィジカルもメンタルも強靭なんだろうなぁ。
第2試合、ジョコビッチvsフェレールの入場シーン。
格闘技みたいなアナウンスと演出。
ジョコビッチには会ったことがあるけれど、
生で試合を観るのは初めて。
これまた、全身バネですな。
飛ぶ!
飛ぶ!
また飛ぶ!
とにかくアグレッシブにワイドに打ち込んでいきます。
で、フェレールも飛ぶ!
ジョコビッチがガンガン攻めてくるショットを
ものすごい粘りで切り返してきます。
スペインテニス、恐るべし!
ジョコビッチもなすすべ無しって感じ。
フェレールと仲良しのナダルも観にきました。
結局、フェレールがジョコビッチを撃破。
今日、AIGのオフィシャルストリンガーの方に聞いたのですが、
フェレールのラケットは、プリンスのゲームシャークだそうです。
(日本未発売バージョン)
ウエイトも300gジャストの普通のものだったそう。
テンションのそんなに高くないみたい。
最近の選手はテンションが低いそうです。
シングルスを堪能し、ダブルスはちょっと観ればいいよねと、
外のブース見学へ。
壁に空いた穴にボールを入れると何かもらえるらしい。
こういうのは、旭コーチがメッチャ上手い。
見事に命中させて、ちんけなキーホルダーもらってました。(笑)
いやぁ、楽しかった。
やっぱりトップの試合はスゴイ。
大満足。
また地獄のような交通事情の中、市街地へ戻ってきた。
外灘(Bund)地区の夜景がキレイ。(夜はね)
夕食を食べようと、ホテルのそばの怪しい一角で
いちばん怪しくなさそうなレストランに入った。
日本語メニューはおろか英語メニューもないので、勘で注文。
ひとまず、青島(チンタオ)で乾杯。
やっぱり、この時期は上海蟹でしょう。
どこをどうやって食べていいか分からない。
適当に食べてたら、「No!No!」だって。
どうやら食べちゃいけないところまで食べたらしい。
大丈夫だろうか?
明朝、無事に目が覚めることを祈りつつ寝たのでした。
ATPマスターズ上海の旅 その2
上海の夜明けは早い。
ウソ、日本と同じです。
高層ビルの間から昇る朝日を見る旭コーチ(シャレです)
って、お前、起き抜けに何カッコつけてんだよ?!
ワタクシは昨晩どうやっても繋がらなかったネット接続に挑戦。
ところが何度やってもどうにもうまくいかない。
そんなワタクシを見て、何もしないことに罪悪感を感じたのか、
自分もおもむろにPCを開く旭コーチ。
難しげな顔をしているけど、多分そんなに難しいことはしてない
と思われる。
ちなみに、手前に置いた携帯は電卓代わりに使っていた。
PC開いてるんだから、エクセルとか電卓機能を使えばよいのに、
わざわざ携帯で計算するとこが旭コーチの不思議なところ。
飲み屋の割り勘計算してるんじゃないんだから。
(そのうち、ソロバン出すんじゃなかろか)
どうやってもダメなので、ネット接続もあきらめて
朝食を食べに1階へ。
ビュッフェスタイルなんだけど、
あまりキレイそうじゃないっていうか、
どれをどうやって食べて良いか分からない。
とりあえず、極力無難そうな、お粥と焼きそばとチャーハンを取った。
これが本場の味なのか?う~ん・・・
味は、旭コーチの表情から察してください。
なんだか居心地悪いなここ。
だって、レストラン従業員の女の子とたち、食べ物を
勝手に取って、我々の後ろで堂々と立ったまま食べてるし。
「旭、こういうのありなのか?サービスのかけらも無いぞ」
というと、
「従業員がつまみ食いしてるってことは、食べても大丈夫ってことです」
って。
なるほど、そういう見方もあるのか。
結局、ほとんど食べずに、近所を散策に。
(試合は午後2時からなのです)
50mも歩かないうちにこんな一角へ。
かなりヤバイ雰囲気も漂ってる。
これ以上進むとさらにヤバそうというか、
揚子江に浮かぶんじゃないかと思ったので引き返すことに。
もう少し開けているほうに行こうと、明日合流させてもらう予定の
HEAD御一行様が泊まる、(高級な)ラディソンホテルまで
歩いてみることに。
川の水はカフェオレみたいな泥の色。
向こうに有名なTV塔などの高層ビル街。
迷いながらも20分ほど歩くと、中国最大の歩行者天国「南京通り」。
スゴイ人ごみ。
そして、歩いているとやたらとからまれる。
「シャチョウさん、ロレックスあるよ。オメガあるよ。
ヤスイヨ!千円!千円!ホンモノ!」
「ホンモノなわけねえだろ!
ほら!ロレックスしてるから要らない!」
「もうひとつ、ロレックスね!どう?」
「オレのはホンモノじゃ!」
どうやら彼らには日本人を見分ける力があるみたいです。
ほとんど朝食を食べられずに、お腹も空いたので、
早めの昼食をすることに。
吉野家に入りました・・・
食べなれた味は安心するね。
ということで、昼になったので会場へ向かいます。
この会場がメチャクチャ遠い。
市街地から高速に乗って車で1時間も掛かる。
殺されるんじゃないかと思うような、
メチャクチャ荒い運転のタクシーでようやく着いた。
入り口付近にいる人の半分くらいはダブ屋じゃないだろうか。
こっちのダフ屋は車の前に飛び出して、無理やり車を停めて、
窓から手を突っ込んで勧めてくる。
なんつうところに来てしまったんだと、ちょっと後悔。
入り口でチェックを済ませ会場に入る。
立派なアリーナだなぁ。
こんな場所にあって、普段使ってるんだろうか?
ATPのメインスポンサーであるメルセデスベンツ。
中にはオフィシャルのHEADボールがギッシリ。
さあ、いよいよ会場の中に。
ライティングやら音楽やら、ド派手な演出。
盛り上がってきたぞ~!
旭コーチも観戦準備完了
・・・って、お前それハイネケンじゃないかよ!
今日はここまで。
明日こそ、試合の様子をアップしよう・・・
ATPマスターズ上海の旅 その1
中国って近いね。
あっという間に着いた。
観ていた映画が最後まで観れないかと心配したくらい。
空港に着いた。
ここ、なんて名前の空港だっけ?
よく考えたら、帰国後の今も分かっていない。
夜だからかなぁ。
なんだか暗いよ。
制服の人がたくさんいて物々しいし。
旭コーチ曰く、
「海外の空港に降り立って、こんなに心躍らないのもはじめてですわ」
壁にはこんなものが。
なんて書いてあんの?
分かんないけど、なんとなく怖い。
旭コーチから、
「あんまり写真撮らないほうがいいんじゃないですか?」
との指導が。
そうなの?
真っ暗な高速道路を延々と走って、ようやく市街地へ。
いきなり大都会になりました。
夜中の12時過ぎで、この渋滞。
しかも運転マナーの悪さとクラクションの音がスゴイ。
この人たちは譲るってことを知らないのか?
ようやくホテルに着いた。
目の前はこんな感じ。
ヤバそうな歓楽街が続いている。
この時間に歩くのは危険なのか?
50mほど歩いて、ビビってやめました。
仕方が無いので、健康的に部屋でビールを飲もうと、
目の前のコンビニへ。
コンビニって「便利」っていうのね。
中国なので、青島(チンタオ)ビール。
一緒に買ったバドワイザーのデザインも見たこと無いやつ。
そのまま二人で数本飲んで撃沈。
さて、翌朝。
相変わらず早起きなワタクシ。
おい!旭、起きろ~!
ただいま!
ATPマスターズ上海から、無事に帰国しました。
現地で何とかネット環境をつくれるかなと思ったのですが、
ホテルの部屋にLANケーブルはあれど、
何をどうやってもつながらない。
変な感じでエラー表示が出るばかり。
いきなり中国の洗礼を浴びてしまいました。
郷に入れば郷に従えってことで、ネットはあきらめて
ブログの更新も仕事はしないことにしました。
だいたい、休暇取って来てるんだしね。
というわけで、上海珍道中はいくつかにわけでアップします。
上海事情はともかく、試合自体は非常に面白かった。
さすが、TOP8だけの大会。
あのフェデラーの負け試合も観れたし。
そして何よりサプライズだったのは、
出場選手のリシャール・ガスケに会えたこと。
HEADさんのご厚意で、オフィシャルホテルのヒルトンで、
練習後のガスケとの時間をつくってもらえました。
これがガスケのサイン。
チケットにサインしてもらいました。
上が表面、中が正式なサイン。
下はAIGオープンの時に書いた、
大量にサインするときのバージョン。
(全然違うでしょ?)
そんなわけで、明日以降もお楽しみに!
上海へ
ATPマスターズカップ観戦へ上海に出発の日
・・・のはずなのですが、まだ準備をしておりません。
協議の結果、今回の荷物はコンパクトにする方向に決定。
どこに行くにもコンパクトではあるのです。
基本セット↓
今回は機内持ち込み荷物だけでいきましょうということで、
これだけに。
う~ん、入るんでしょうか。
旭コーチもひとつにまとめてくるって言ってました。
驚くべきことにノートPCも持ってくるって。
ワタクシがブログ更新しているときに横で手ぶらでビール飲んでいると
あとで責められるから、ポーズだけつくるためだと思います。
(あそらく正解)
結局、何ひとつ上海情報は収集できませんでした。
ホテルの名前すら読めない。
上海飄鷹大酒店(PIAO YING HOTEL)
これなんて読むの?
ホテルって「大酒店」って書くんですか?
そしてどこにあるのだろう?
会場の場所も分かりません。
試合はどうやら午後からみたい。
公式サイトをのぞいてみたら、
初日のオーダーオブプレーが発表になっていました。
CENTER COURT start 2:00 pm
R Nadal (ESP) vs R Gasquet (FRA)
N Djokovic (SRB) vs D Ferrer (ESP)
M Damm (CZE) / L Paes (IND) vs J Bjorkman (SWE) / M Mirnyi (BLR)
P Hanley (AUS) / K Ullyett (ZIM) vs J Erlich (ISR) / A Ram (ISR)
ナダルの試合を観るのは初めてです。
楽しみ。
不安と期待が入り混じった出発です。
向こうでネット環境が整えば、
情報をアップしたいと思います。
テスト終了!
終わった、終わった。
お疲れさん、オレ!
3日間、セミナーっていうか、ライセンス認定のための
授業を受けたわけなんですが、正直疲れました。
朝から晩まで、ずっと座って人の話を聞くことなんて
久しくなかったから、それが一番辛かったかな。
90~120分の授業が2日間で9科目。
内容はスポーツ施設における運営管理。
労務・財務・企画・安全管理・マーケティングなどなど。
知っていることもあるけれど、まったく知らないこともあって、
寝てるってわけにもいかない。
というのは、最終日は全教科のテストがあるから。
講師の方には業界のお知り合いもいて、
「参加してもらってありがとう。
marutomiさんにとっては、いまさらって感じのことですよね。
代わりに講師やってもらいたいくらいだよ。
テストなんて楽勝でしょ?」
なんて言う方も。
お願いですからハードル上げんといてください。
テストは5分のインターバルを挟んで1科目30分。
直前に内容を確認する暇もなし。
最後の科目は、人材育成に関する小論文。
思い知ったのは、いかに普段から字を書いていないかってこと。
文章をつくるのは苦にならないけど、
多量の字を書くことに慣れていないことに気づいた。
加えて、恐ろしく字が下手なので、どうも説得力が無い。
内容は素晴らしいのにね。(ホントか?!)
そんなわけで、怒涛の3日間でした。
結果は正直言って自信無いけど、
自分の苦手な部分もあぶりだされて良かったかな。
なかなか面白いっていうか、勉強になるかもしれない。
この大変さ、Ken’sの皆にも味あわせてあげたい。
というか、ワタクシだけ苦労するのはクヤシイ。
スタッフにも勧めようっと。
まずは誰からかな~?
(また恐れおののく、スタッフたち・・・)
JPTAジュニアアカデミー
(社)日本プロテニス協会コンベンションで、同協会が主催する、
「JPTA軽井沢ジュニアテニスアカデミー」の公開練習がありました。
軽井沢のブランチには何度かお邪魔したことはあったのですが、
選手たちの練習を見るのは初めて。
アカデミーのメンバー
全国各地から集まった選手たち。
年齢も出身地もバラバラ。
寮生活をしながら、毎日ハードな練習をしています。
練習はいつもの基礎メニューだそうですが、
かなりハードなものでした。
その中に、協会メンバーのプロコーチも参加。
さすがに、ジュニアたちの動きにはついていけなかったようです。
(そりゃ、そうだ)
アカデミーのエース、岡あゆみ選手
現在、JOPランキングは21位、世界ランキングは400位台。
今期は、毎日テニス選手権優勝など、好成績を残しています。
やはり、圧倒的にボールの威力が違いました。
そして、とにかくボディバランスが良い。
かなり振り回されてるドリルでも、キッチリ踏み込んで
打ち込む技術を持っています。
やはり、追い込まれたときの切り返しが出来ないと
上位選手には勝てませんからね。
岡選手をはじめとして、非常に若い選手たち。
これからが楽しみです、
テニスウェア持って行って、練習に参加すれば良かったなぁ。
(無理だって)
カーディオテニス
アメリカから上陸した「カーディオテニス」
先日の(社)日本プロテニス協会コンベンションで
講義とデモレッスンを見ることが出来ました。
ラダーやコーンなどを使ってフルにコートを走り回ります。
心拍数をカーディオゾーンに持っていき、
脂肪を燃焼させるのが目的のプログラム。
テニスの上手い下手は関係ありません。
大事なのは動きとノリ!
インストラクターの動きについていくことと、
「Let’s Cardio!」とか、「Victory!」など、
大きな声で自らを盛り上げます。
レッスン中はノリの良い音楽がずっと流れていますし、
テニス版「ビリーズブートキャンプ」ってところでしょうか。
こんな感じ
インストラクターのノリもかなりのレベルが要求されますなぁ。
腕には測定器を着け、心拍数などをコントロールします。
情報は胸に巻いたベスト式のセンサーから送られます。
これで心拍数や消費カロリーが分かります。
プログラムも色々なパターンがあるそう。
今回はプロテニス協会のメンバーであるプロコーチたちが
モニターで体験しましたが、かなりきつそうです。
でも、なぜか笑ってしまうのが、不思議なところ。
これはなかなか面白いかもしれない。
Ken’sでもやってみるか思案中です。
スタッフは恐れおののいているかもしれないけど。
JPTAコンベンションin軽井沢
高原の朝は気持ちが良い。
でも、昨晩は2時まで飲んでたから少し気持ち悪い。
ウコンドリンク飲んでおいて良かった。
というわけで、(社)日本プロテニス協会のコンベンションで、
軽井沢まで来ています。
オリンピックスイマーの長崎宏子さんの基調講演
オリンピック選手の重圧は半端じゃないみたいです。
追い込まれた状況で、いかにプラス思考で楽しむかが大事。
なるほどね。
パーティーの後は、それぞれに二次会。
ウチのボスと飲んだあとは、宴会部屋になっているであろう、
自分のコテージに戻る。
今回は、365netオフィシャルブログでも有名な白戸仁プロと同室。
現役時代のことなど、面白いお話をたくさん聞けました。
中でも白戸さんがテニスをはじめたきっかけは面白かった。
出会いとは不思議なものです。
今度、ブログに書いていただくよう、リクエストしてみてください。
それにしても、白戸さん、お酒強いんですね。
ガンガンに飲んで、機関銃のように喋る。
スミマセン・・・途中、うなづいてたけど、実は寝てました。
ということで、寝たのが2時過ぎ。
飲みすぎました・・・
いつもどおり、5時半に起きて仕事したけど。
他にも、プロテニス協会にはテニス界の重鎮の方々が
たくさんいらっしゃいます。
朝食後、コーヒーを飲みながら
森良一プロらとお話させていただきました。
森プロはウインブルドン出場やデ杯代表選手など
数々の戦歴をお持ちの御方。
日本人選手の今後の課題などを話してくれました。
説得力があります、やっぱり。
実際、今も凄みのあるプレーをされますしね。
日本プロテニス協会の集まりは、色々な方から
様々なお話を聞けるのが楽しい。
以前なら、とてもお話が出来ないような方とも
お話させていただけますし。
今回も様々な刺激をもらって帰ってきました。
夢の競演
会社にポスターが届きました。
グラフ、伊達、サバティーニが試合をするそうな。
伊達さん、裏面の写真これで良かったんだろうか?
ちょっと太って見えますが。
どんな試合になるんでしょう?
現役を退いて月日が経っているとはいえ、トップ選手たちですからねぇ。
半端な試合じゃまずいでしょうし。
御三方とも、ぼちぼち練習はじめてるんだろか。
グラフはラスベガスとUSオープンの会場で会ったけれど、
ほとんど現役時代と変わらない佇まい。
変わらぬ体型と美しさでした。
伊達さんは全仏オープンの会場とイベントなどでお会いしましたが、
やはりあまり変わっていない。
(何度か会って話をしたとはいえ、向こうはまったく覚えていないはず)
サバティーニは引退後は直接見たことは無いけど、
グランドスラム中継に映った姿は、相変わらず彫刻のような美しさ。
「あ~あ、こんなになっちゃったの?」ってのが無い。
やはり皆さん、トレーニングしてるんだろうか?
十分に見せられるプレーが出来るんでしょうね。
しかし、豪華メンバーだなぁ。
呼ぶほうも大変そう。
ワタクシ、何人かのプロ選手と仕事をしたことがありますが、
人によっては、様々条件が細かいケースもあります。
・お弁当は~円くらいのグレード。
~は嫌いなので抜いてください。
揚げ物は入れないでください。
でも、食べるかどうかは分かりません。
・飲み物は~限定でお願いします。
スポンサーなので、それ以外は飲みません。
(または、好きな銘柄なので)
・行き帰りは、足を伸ばせるハイヤーでお願いします。
・写真、サインは~枚まで。
それ以外はお断りします。
・コートと控え室の行き来では声を掛けられても立ち止まりません。
サインも写真もNGです。
・控え室には他の人は入れません。
スタッフの方は通路などでお弁当を食べてください。
等々、結構細かい条件付けをされることも。
多くの場合、選手のエージェントからの条件です。
実際、プロ本人は気さくな方で、現場では大概のことは
OKだったりするんですけどね。
一部、挨拶しても立ち上がりもしないそのままの人もいるけど、
基本的には多くの方が一生懸命な素晴らしい方です。
この豪華競演、どんな経緯で実現したのか分かりませんが、
見てみたい気もします。
コートサイドで1万円かぁ・・・
旅支度
ATPマスターズカップ上海行きの準備がまったく出来ておりません。
出発まで、まだ一週間あるのですが、実は日曜から予定がめじろ押し。
日~月曜日 :日本プロテニス協会コンベンション(軽井沢)
火~木曜日 :日本テニス事業協会資格セミナー(都内)
金曜日 :唯一の出社日(ミーティングのハシゴ)
土~火曜日 :上海
実質的に再来週までは会社に行きません。
このままフェイドアウトという手もあるな・・・
そんなわけで、上海行きの準備をする日が無いので、
今のうちにやっておかないと大変なことになるのです。
結局、いつものパターンで、
「パスポート・ノートPC・クレジットカードがあればいいよね!」
って事になりそうです。
ところで、上海ってどんなところ?
毎度の事ながら、まったく事前知識無し。
寒いの?暖かいの?
電源は何を準備すれば良い?
ネット環境はあるのか?
英語が通じないって小耳に挟んだけど、大丈夫か?
(決して英語が堪能ということではないが)
決まっているのは、現地に行っているHEADの方と
食事をしようと約束したことだけ。
中国は初めてだからなぁ。
飯は安くて美味そう。
ビールは何?
やっぱり、青島(チンタオ)ですか?
よっしゃ、飲むよ~!
結局、それか?!
夢を見る
なんとも、ロマン溢れるタイトルですが、
実は、まったくロマンのかけらも無いお話です。
ワタクシ、大学時代はまったく勉強をしませんでした。
いや、自慢じゃないのですが、本当に勉強しなかった。
まず入学式の日、式も終わり、これからクラス単位の
オリエンテーションに行こうとキャンパスを歩いていたら、
同じ学校から入学した友達とバッタリ。
そのまま喫茶店に行き、学校に戻ることなく、
飲みに行ってしまいました。
その後、その時につるんだ友人と喫茶店でのアルバイトを見つけ、
ほとんど学校にも行かず、アルバイトの毎日。
アルバイトを終え、そのまま飲みに行き、明け方帰宅。
起床は昼前くらい。
一応の罪悪感から学校へ。
お腹が空いているので、まずは学食。
そこで友人と会い、誘われるままにボーリング場など。
教室までのハードルが非常に多かった。
いちおう出席をとる授業だけは出ていたけれど、
バイト疲れでほとんど寝てました。
1年生のからこれですから、当然単位も取れるわけも無く、
4年間で120単位をとらなければいけないところ、
1年生での取得単位は、わずか20単位。
1年生の時点で学校から親元に手紙が行ったそうです。
~貴殿のご子息はこのままの就学状況ですと、
卒業はおろか落第の可能性があります。
つきましては、心を入れ替え、学生の本分である学業に・・云々~
「まだ1年生だって言うのに、このままじゃ卒業出来ないって・・・
いったい何しとるんだ~!」
・・・親から電話が来ました。
当たり前です。
さすがにマズイと思い、2年生では怒涛の巻き返し。
1年の未履修分を取り返すまでに近づいた。
ところが反動で、3年ではまたアルバイトと遊びの日々。
また卒業があやしくなった。
本来なら就職活動なんかで、ほとんど学校に行かないのが4年生。
ワタクシの場合、4年が一番学校に行きました。
親からは、
「4年間は学費を出す。落第するのも勝手だが、
残りの分は自分で面倒見るように」
と言われていたので、卒業だけはしておこうと、ちょっとあせってた。
卒業論文もまったくやってなかったけど、
冬休みの2週間ですべて書き上げた。
(ホント、とんでもないです。スミマセン)
あとは、後期試験を乗り切るだけになった。
何とか試験日程をこなし、最終科目の試験の日。
学校に行き、「教室はどこかな?」と掲示板を見にいった。
ところが探せど探せど、教室の案内が無い。
よくよく見たら、日程を一日間違えていて、テストは昨日終わっていた。
目の前が真っ暗になるとは、まさにあのこと。
掲示板の前で倒れそうになりました。
どうしよう・・・たった1教科のためにもう1年学校に行くのか?
なんとか気を取り直して家に帰った。
一縷の救いを求めて、学校(教務課)に電話してみた。
「スミマセン。昨日の試験、40度を越える高熱でいけませんでした」
思い切り具合が悪そうな演技をしてウソついた。
すると、「教授に相談してみてはどうですか?」と電話を繋いでくれた。
実はほとんど出たことの無い授業。
教授の顔もよく分からなかったけれど、
「とにかく来なさい」ということで、また学校までダッシュ。
教授室に入り、具合が悪そうなフリをして、
「この科目さえ取れれば卒業なんです」と説明した。
すると教授は、「では再試験を受けなさい」と言う。
しかも、再試験のおおよその問題まで教えてくれた。
素晴らしい!教授から後光が差していました。
やったぁ!これで楽勝だぜ!
と、家に帰って、教授に教わった問題をよく見た。
あまりに授業に出ていなかったので、
問題を教えられても、まったく答えが分からなかった・・・
結局、再試験を受けて、奇跡的に卒業できたわけですが、
いまだにどうして卒業できたのかは、よく分からない。
後輩たちも「えっ?卒業できるんですか?マジ?」と言ってたし。
まあ、とにかくゴメンなさいとしか言いようの無い、
学生時代を送っていたワタクシ。
今でも、受けようと思っていた試験が昨日終わっていて、
掲示板の前で途方にくれている夢を定期的に見るのです。
心底、目覚めが悪い。
これも遊びほうけた罰なのでしょうか。
という、まったく夢の無いお話でした。
専門用具の意味
いきなりのパンツ攻撃でスミマセン。
野球のスライディングパンツです。
サイドにパッドが入っていて、滑り込んだときに体を守ってくれます。
今までは、
「草野球でスライディングパンツなんか要らんわ。
滑り込んだりしないし、だいたいオレ、ピッチャーだし」
と思っていたわけ。
さて、先週末の試合。
内野安打で出塁。
点差は1点。
3塁には同点のランナー。
すると、ベンチから盗塁の指示。
どうやら、盗塁の間に3塁ランナーをホームインさせる作戦らしい。
「えぇ~?走るの?疲れるじゃん」(心の声)
仕方ない、走りましたよ。
結構、必死で。
キャッチャーからセカンドにナイスな返球。
タイミングはほぼアウト。
でも、持ち前の身軽さ(?)で、タッチを避けて滑り込んだ。
やっぱり必死になると滑り込んじゃうんだな。
しかし、タッチを避けすぎ、滑りすぎで、大きくベースをオーバー。
必死の歩伏前進でベースに這っていくも、ポン!とタッチされアウト。
その間に3塁ランナーはホームインで作戦成功。
ところがその後、お尻の横がヒリヒリ痛い。
家に帰って見たら、大きく真っ赤にズルむけてる。
こんなズルむけ見たことない。
風呂に入っても痛いし、服を着ても痛い。
今日で4日目だけどまだ痛いし、ジクジクして治らない。
なるほど、そういうことのためにスライディングパンツがあるのね。
ズルむけたの、見事にパッドの位置だし。
やっぱり、道具にはちゃんとした意味があるのだなと痛感。
さっそく、スライディングパンツを買いに行こうと心に誓ったのでした。
それにしても痛い。
いったいいつ治るんだろう。
ワタクシが変な歩き方をしているのを見かけたら、
「ああ、痛いんだな」と思って、暖かく見守ってください。