産みの苦しみ
目が覚めたら、右腕が痛かった。
前腕が赤く腫れていて、手首が内側に曲がらなかった。
シップした。
何がどうなったのだろうと、記憶を辿ってみた。
思い出した。
ほろ酔いで床に就き、夜中にトイレに起きた時、
ドアノブに思い切りぶつけたんだっけ。
痛かったけど、眠かったので、そのまま寝たんだ。
単なる打撲なので、すぐに治るだろうけど、
なんともカッコ悪いぞ。
昨日はAllstarClassicクイズのことを書いた。
クイズの賞品にもなっている
「AllstarClassicオリジナルTシャツ」も
もうすぐ納品になるはず。
このTシャツ、第一回大会から毎回製作されている。
何回目かまではワタクシがデザインしていたが、
途中から面倒になったので・・・じゃなくて、
はるかにデザインスキルとセンスの勝る
稲葉コーチの出現でめでたく担当代えとなった。
稲葉コーチはKen’sにあるポスターの
ほとんどをひとりで製作している。
最近はこの製作業務には澤村コーチも加わり、
二人三脚での作業となった。
これで少しは楽になったかと思いきや、
スクール各校から容赦無い作成依頼がくるので
相変わらずフル回転の二人のようだ。
ポスター作成やデザインは非常に手間と時間の掛かる仕事。
細かい作業も必要だし、何よりもアイデアが
浮かばないことには何もはじまらない。
毎回、発想と時間を搾り出して作品を完成させるのだ。
専門のプロの方から見れば、
笑っちゃうくらいのレベルなのかもしれないが、
まったくの素人集団の仕事として考えれば、
たいしたものだと思っている。
出来上がったポスターやデザインは
毎回、ワタクシが最終確認をする。
二人が苦労して完成させたものを
冷たく「ボツ!」とか言ったりするもんだから、
たぶん心の中で、「いつか殴ってやる!」
と思っているに違いない。
実は、今回発行になった「Ken’sPress AllstarClassic号」も
1回目に提出されたものは、あえなく「ボツ!」となった。
稲葉コーチ、澤村コーチが二人で時間の無い中、
必死につくったものだというのはわかってたけど、
「企画がつまらないのと、気合が伝わらないからボツ!」
と冷たく突き放した。
今回は幸いなことに電話だったので
怒りのパンチは飛んでこなかったけど。
遡ること2ヶ月、AllstarClassicTシャツの製作に取り掛かった。
いつものことながら、なかなかデザインが決まらない。
以前の使い回しをすると、間違いなくワタクシからの
「ボツ!」が出るので、何か目新しいことをしなければいけない。
Tシャツ製作をお願いしている会社に、「デザインもよろしく!」と
丸投げはしないことにしているので、すべてにおいて完全な状態で
入稿しなければいけないのだ。
しかも、連日のようにワタクシから「まだ~?」と催促が入る。
さぞや追い詰められたと思うが、二人の頑張りで
今回も気合の入ったTシャツが出来そうだ。