（社）プロテニス協会のテスターになるべく、研修を受けています。
いきさつは前にお話したとおり。

テスターとは、入会テスト・資格テストを
受験する人のための試験官です。
プロテストは様々なカテゴリーで構成されているので、
これがなかなか大変。
今日は打球テストのための送球トレーニングでした。

試験受けるほうも緊張するでしょうが、
テスターもかなり緊張することが分かりました。
自分が出した一球で合否が決まったりするわけですからねぇ。
「うまく打ってちょうだい～！」って感じです。
（あ、いや、こんなに軽くないですが…）

今回はそんな話じゃなかった・・・

今日の講習会を一緒に受けたメンバーに
小泉幸枝さんがいらっしゃいました。
彼女はプレーヤーとして活躍された方です。

遅咲きながら、数々の国内トーナメントを総なめにして、
全豪オープンなど世界ツアーも回っていたというすごい御方。
かつては、彼女の試合も随分観させていただきました。
今も年齢別の主要トーナメントでバリバリ頑張っておられます。

相変わらずキレイな打球フォームです。
そして鬼のコントロール性。
ハッキリ言って全然かないません。
今もほぼ毎日、練習しているそうです。

そして非常に気さくで礼儀正しい、明るい方。
お話したのは初めてでしたが、元気をもらえる方でした。

聞きませんでしたけど、いつまで頑張るんでしょう。
きっと、ずっと頑張るんだろうなぁ。
ホント、ずっと頑張って欲しいと思いました。

今度、一緒に試合してもらおうっと。

彼の名は、ダニエル・ピッツ。

ＵＳＰＴＡ（アメリカプロテニス協会）のメンバー。
フラットドライブを叩き込むベースライナー、アグレッシブなプレーをします。

ダニエルとはもう１０年以上のお友達（？）です。
毎週１回、一緒にテニスをします。
正確には月に２～３回くらいでしょうか。

ダニエルは１０数年前のある日、ボク達のテニスクラブにやってきました。

「ボクはＵＳＰＴＡのプロです。
　キリスト教の宣教師として日本に来たのだけど、
　収入を得たいのでコーチとして働かせて欲しい。」

って、感じだったと記憶しています。
もちろん、日本語はまったく出来ません。

「どうする？」なんて話になったのですが、
結局は「やってもらおう」ということになりました。
法的に問題が無いように、バタバタと様々なハードルをクリアして、
コーチとして仲間になりました。

ウチにとっては初めての外国人スタッフ。
お互いにカルチャーショックがありました。
でもそこは同じテニス仲間。
そしてダニエル自身の努力もあって、
彼は徐々に馴染んでいきました。

驚くべきはその日本語習得力。
全然話せなかった日本語も半年後には、
ほとんど不自由無く話せるようになっていました。
聞くこと全てをメモして、いつも復唱してましたっけ。
（相手をする周りのボクらは大変だったけど）

社員旅行で箱根の温泉にも一緒に行きましたっけ。
お風呂は熱過ぎてダメだったみたいですけど。
温泉宿で浴衣に靴下履いて箸を使っているアメリカ人・・・変な絵でした。

とにかくテニスが好きな彼。
いつでも全力投球です。

練習が大好き。
時間があればすぐに、「練習しましょう！」と言ってくる。
ボクらにはレッスン以外の仕事もあるし、
勤務時間内にテニスばかりしているわけにはいかない。
それが彼には理解できなかったようです。
練習を断ると、「どうして？！テニス好きでしょ！！」と。
皆、説明に困ってましたっけ。

特にボクはデスクワークが増えてきた頃だったので、
ほぼ９割の確率で誘いを断ってました。
（そんなヒマ無かったんだもん）
しまいには、「テニス好きじゃないのね！」と怒られてしまいました。

敬虔なクリスチャンの彼は、酒は飲まない、タバコは吸わない、
まじめに練習するというタイプでした。
対するボクは、練習はしない、酒は飲む、タバコは吸う、
いつも机に向かっているという、彼には理解しがたいタイプの
日本のコーチだったのでしょう。

で、たまに試合をすると怒る怒る。
自分のプレーに対して非常にストレートに感情を表します。
ミスをすれば、「Oh My GOD!!!!!」の世界です。
ボールをコートにたたきつける、ネットをラケットで叩く、
「コイツ、本当に敬虔なクリスチャンなのか？」と疑いたくなるほど。
まあ、怒らせれば勝てるんで、思う壺なんですが。

↓　こんな顔つきでテニスしています（コワイぞ！）

その後、日本人女性と結婚した彼は一旦帰国しました。
といっても、ハワイのテニスクラブで働いていたそうです。

その後、また日本に戻ってきたとの連絡が。
それからまた一緒にテニスをすることになったのです。

少し歳とった分、丸くなったかと思いきや、全然変わってませんでした。
相変わらず怒る怒る。
（きっと向上心が旺盛で純粋なんですね。）
パートナーにも怒る怒る。
それがウチの社長であっても関係無し！
「田村サン、走ってクダサ～イ！！」なんてね。
オレはそんなこととても言えないぞ。

そうそう、彼はＫｅｎ’ｓ千葉まで約２０kmの道のりを自転車でやってきます。
で、思い切りプレーして、また２０kmを自転車で帰る。
どこにそんな元気があるのでしょう？
とても４４才とは思えません。

ダニエルを見ていると元気になります。
テニスが好きで楽しんでいるのが良く分かります。
（でもミスすると怒るのはやめて欲しい）

そんなダニエルとのテニスは火曜日の夕方です。
興味のある方はＫｅｎ’ｓ千葉に観に来てください。
気さくでいいヤツですよ。

なんか「今日の一枚」ふうですが･･･

疲れが溜まると、クイックマッサージに 行くわけです。
３０分くらいの短い時間にパラダイスを求めて。

難しいのは、人が人をお世話するということ。
あまり上手でない人に当たると最悪です。

今日は思い切りハズレでした。

受付の時から悪い予感してたんだよなぁ、あのオジサン。
ホスピタリティってのが感じられなかったし。
百歩譲ってホスピタリティが無くても、
腕の良い職人さんなら良かったんだけど…

正直、ヘタ！
全然利かない。
悪いことに、「強さはどうですか？」とも 聞いてくれない。
（聞かない人は初めてだ）

思い余って、「スミマセン、もう少し強くても大丈夫です。」 って、自分から言ってみた。
ただ、乱暴になっただけだった・・・

「担当の方、代えてもらえますか？」というべきかどうか、
利かない、ただ痛いだけのマッサージを受けながら迷い続けた３０分でした。
結局、言えなかった・・・根性なし。

すごく損した気分。
かえって疲れた。
しかも気持ち悪い。

Ken'sのお客様には、そんな思いは絶対させないような
スクールにしようと心に誓ったマッサージでした。

＃写真はイメージです。

JAPANオープンに行ってきました。

半分仕事。
㈱ゴーセンによる「ストリンギングセミナー」に出席するのです。

今年のＪＡＰＡＮオープンは前半戦は雨にたたられました。
やっと晴れたのが金曜日。
運良くその日にセミナーがあたってラッキー！

まずはゴーセンのブースへ。

ゴーセンは今大会のオフィシャルストリンガーです。
ブースでは何台ものマシンがフル稼働しています。

受付を済ませ、クラブハウスの2階でセミナー開始。
今回の講師は松本氏。

グランドスラムでもストリンガーをつとめた大ベテランです。
氏は、兵庫県でプロショップを経営されています。
ＨＰではストリンギングに関する情報もありますので、覗いてみてください。

二十数名の参加者は皆、真剣。
細かいところも見逃すまいと近づき、メモを取っています。
（ボクは写真を撮っていますが）

約2時間のセミナーの後、試合観戦。
ゲストパスがあるので、あちこち自由に観て回れます。

まずはご挨拶回りでしょうということで、各メーカーさんのブースへ。
忙しく働いていることを邪魔して回りました。（笑）

ウイルソンのブースで、こんなものを見つけました。
フェデラーが実際に使ったラケットです。

奥に鎮座していたので触れませんでした。

一通り、ブースを回った後は腹ごしらえ。
会場には様々なフードスタンドがあり、思い思いの食事を楽しめます。
トルコ料理っぽいのが多いのは何故？

ところで、いったいいつ試合を観るんでしょう？
ということで、センターコートへ。

今ひとつ、面白そうな試合じゃないので、セミナー会場に逆戻り。
目の前のコートのスリチャパンの試合を観ることにします。

さすがアジアの星。スタンドは満員です。

この部屋はコートの真後ろにあり、特等席です。
で、こいつら。
旭コーチと柄田コーチ。
二人揃って、上司にお尻を向けて試合に夢中です。

最近、ランキングを落としているスリチャパン。
負けてしまいました。
ファイナルセットまで競っていたんですけどね。
今ひとつ集中していないというか、勝ちへの執着が無かったような。

旭コーチ曰く、「あそこであんなショット打っとったら勝てんわ。」
・・・偉くなったものです。（笑）

その後、センターコートへ移動。
杉山の試合を観ます。

さすが、日本のエース。スタンドは多くの人。
シングルス勝ち残りは杉山だけです。

選手席で観ていたのですが、ふと横を見ると伊達さんが。

厳しい眼差しで試合を観ていました。
（写真では携帯いじってるけど）

しかし杉山はアスリートの体になりましたね。
すごい量のトレーニングをするそうです。
背中の筋肉がキレイに割れてますもん。

あっさり１stセット奪取。
「楽勝かな」などと感心しながら観ていると、睡魔が。
ふと気がつくと、ファイナルセットに入ってました。

しかも負けてるし。
そして、そのまま負けてしまいました。
真面目に観てなくてゴメンナサイ。

そうそう、１２月にシャラポワが来るみたいですよ。

エキシビションの相手は杉山さんのようです。
有明でもやるそうですので、足を運んでみてはいかがでしょう。
チケットは早めのほうが良いかもね。

今年のＪＡＰＡＮオープンは目玉選手だったサフィンやヘンマンが欠場。
シャラポワもツアー規定で不参加ということで、顔ぶれはちょっと寂しい感じです。
とはいえ、やはりテニスの祭典。
ＴＯＰのプレーは最高です。

最後に。
男子ツアーのスポンサーはメルセデス。
Ｅクラスワゴンが飾ってありました。

欲っしい～！

以上。
（なんつう終わり方だ）

新製品展示商談会のためウイルソンの本社に行ってきました。

ウイルソンの本社は初台にあります。
正直、遠いというか行きづらいです。
以前は新宿区愛住町だったのですが、初台に移転になりました。
どっちにしても行きづらいのに変わりはありません。
次は丸の内あたりに引っ越して欲しいものです。

で、新製品です。

まずは会場の様子。
今までになく、ディスプレイにも凝っていて、気合がうかがい知れます。

今回の目玉はなんと言っても新シリーズのラケット。
今での赤い「ボックスＷ」のロゴイメージを一新したシリーズ発表です。
コンセプトはズバリ「Beautiful&Powerful（美しさと力強さ）」！
自立した女性をイメージターゲットにつくられたシリーズだそうです。

モノはこれ。

キレイでしょ。
今回発表になったのは３機種のみ。
しかしそれぞれのモデルに数種類のコスメチックが施されていて、
自分のイメージに合ったカラーのラケットを選ぶことが出来ます。
非常にキレイな色合いのラケットが並んでいます。
どこかのセレクトショップみたいな雰囲気でした。

それぞれのモデルを見てみましょう。
まずは、「Ｗ２」。

フェイス面積は117SQ.IN。
シリーズの中では一番大きなフェイスです。
左が「Ｓｐｉｃｙ　Ｒｕｂｙ」、右が「Ｂｌａｃｋ　Ｗｈｉｓｐｅｒ」です。
（両方とも中身は同じです）

ラケットの下にバッグが見えますね。
これは、このシリーズに合わせて発表されたもの。
トータルコーディネートされています。
左側のショルダーバッグは参考出品。
まだ発売予定は決まっていません。

では次に参りましょう。
「Ｗ４」です。
 
これはスゴイ。
何と５色展開です。
左から「Moon Mist」、「Red Fury」、「Cobalt Storm」
「Savage Sapphire」、「Savage Lime」です。

フェイスサイズは107SQ.IN。
比較的扱いやすいサイズだと思います。
バッグも色違いが置いてありました。

最後に「Ｗ６」。

これは１色展開。「Wild Crimson」のみ。
フェイスが97SQ.IN。
少しウエイトも重め。
若干、パワーのある人向けかも知れません。

以上、全３機種・７色です。
今までのラケットとは少し違った切り口の面白いというか、
非常にセンスの感じられるシリーズでした。

価格は全機種３万円。
入荷はＷ２・６が１１月末、Ｗ４は２月の予定です。

Ken'sでももちろん全機種取り揃える予定。
試打ラケットもそろえます。
好みの１本を探してみてください。

次にシューズです。

担当者の「来年モデルは力入ってますよ～！」との言葉を聞いて、
「今年は力入ってなかったの？」と心の中で突っ込みを入れつつ
見れば、なるほど中々良さそうです。

写真では分かりにくいかも知れませんが、
他社の競合機種を並べて置いてあるあたり、
並々ならぬ自信が伺えます。

聞くところによると、日本が世界に誇るスポーツ用品メーカー
「○○ックス」から、開発者をヘッドハンティングしたとのこと。
なるほどね。

で、一番気になったモデル。

左のモデルは赤い部分以外ほとんどがメッシュ素材。
非常に軽く出来ています。
足を入れていないので、ホールド性能は分かりませんが、
手で押し曲げてみたら、非常にしなやかに屈曲します。

右のモデル、説明ではアフターテニス用と聞いたのですが、
プロモーションＶＴＲでは、そのままプレーをしていました。
一体どっちなんでしょう？
どちらにしても欲しい１足でした。

え～と、あと何かありましたかね。
あ、そうそう、ＵＳオープンに続いて、オーストラリアンオープンも
来年から試合球がウイルソンになります。
グランドスラム４大会のうち２大会がウイルソンボールかぁ。
恐るべしです。

でこれがそのボールです。

あとはフェデラーが使っている、ナチュラルとポリの
ハイブリッドストリングなどが発表されていました。
（多分、これはＫｅｎ’ｓで扱います）

フェデラーのイラストがヘンですが…

あ～だこ～だと、約２時間、軟禁状態の後に解放
お話しさせていただいて帰ってきました。

さすが業界のリーディングカンパニー、
いつもエキサイティングな商品を出してきます。
発売が楽しみです。

余談ですが、同社は１階が展示スペースになっていて、
取り扱いの商品群がディスプレイしてあります。
テニス･スキー・野球・ゴルフなど幅広くスポーツ用品が並びます。

その中央に威圧的なガラス張りのスペースが！
ここはトレーニングマシンの展示スペース兼ジムだそうです。
社長のマット・ゴールド氏もここで汗を流すとか。
ちなみに今までウチの担当者でここで汗を流したという人はいません。