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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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伊達さん快進撃に思うこと

AllstarClassic2008へ向けての練習は
基本的に金曜夜だ。

木曜からノドが痛くてセキが出て体がだるかったので、
今週は休もうかと迷ったあげく、結局Ken’s四街道に行った。
やはり練習しないと不安だからだ。

パートナーである澤村コーチに、
 「のっけから悪いんだけど、今日はかなり体調悪い」
と言うと、
 「AllstarClassic本番までには直してくださいね」
とあっさり言われた。
冷たいヤツだ。


無理やりの練習にぐったりして帰宅すると、
自宅の宅配ロッカーには、こんなものが届いていた。
C3tsuika
追加分のストリングだ。
細ゲージの特性上、頻繁に張り替えなきゃいけないと言ったら、
HEAD担当のT氏が自宅まで届けてくれたようだ。
自宅までと言っても、同じマンションで棟が隣なだけだが。
本当にいつもありがとう。



さて、今週のスポーツニュース、ワイドショーは伊達さんのオンパレードだ。
スポーツニュースは分かるが、37歳の復帰・快進撃は
ワイドショーにも格好のネタなのだろう。

実はワタクシ、伊達さんの復帰を聞いたとき、
ここまでいけるとは思っていなかった。
むしろ、「無理じゃん?」と思っていた。


先日のドリームマッチでは、確かに伊達さんのプレーが
ダントツに良かった。
ロイヤルボックスというかなり良い席で見させてもらったから、
球筋やスピードなんかがよく分かった。
ナブラチロワやグラフと比べて伊達さんのボールが一番良かった。

ナブラチロワもグラフも、それほどのコンディションづくりを
してこなかったんじゃないかと思うほど違って見えた。


2月のセミナーで松岡修造氏が言ってた。

 「伊達はメチャクチャ練習してますよ。
  かなり調子良いです。現役時代に近いくらい」

またまた大げさな・・・と思ったら、本当のことだった。
ドリームマッチを観て、松岡氏のコメントに納得した。


ちなみにそのとき、松岡氏はこうも言っていた。

 「錦織は世界で通用します!
  彼はボクなんかより全然スゴイ。
  世界のトップに入れる力を持っています」

その2週間後、錦織はブレークに勝ってツアー初優勝。
そして先週とうとう世界ランキング99位。
やっぱりトップを知る松岡氏の目はスゴイなと思った。



で、ドリームマッチ

伊達さんのプレーが一番光っていたのは事実だけど、
正直な感想は、「やはり現役のボールじゃないなぁ」ということ。
随所に元トップランカーを思わせるテクニカルなプレーが
ちりばめられていたけど、やっぱりスピードは現役には
かなわないだろうと。

つまりはテニスショーとしては面白かったけど、
ツアーとは別の次元のものだった。

だから、その後の伊達さんの復帰宣言を聞いた時、
ドリームマッチでのプレーが復帰を決定付けたのなら
それはどうなんだろうと思った。
現役のツアーに入ったら、ついていけないだろうと。


その後のFED CUPも観戦したけど、
やはりドリームマッチよりはるかにレベルが高かった。
なんでマスコミはFED CUPのニュースを流さずに、
伊達さんの予選をとりあげるのだとも思った。
こっちのほうが全然レベルが高いじゃないか。
伊達さんも藤原や中村たち世界ランカーには勝てないよと。


ところが、結果はこの通り。

失うものが無い伊達さんと、負けられないというプレッシャーがある
現役選手とのメタリティの差があるとはいえ、そこはプロツアー、
その差だけで伊達さんが勝てるわけが無い。
間違いなく伊達さんのプレー、試合運びが勝っていたのだと思う。


今回の試合はTVでしか観ていないけど、
ドリームマッチでのレベルじゃないように思う。
ショットのスピード、コースともドリームマッチで観たレベルを
はるかに超えているように思う。
伊達さんは1試合ごとに確実に進歩し凄みを増している。
あの有明がピークじゃなかったのだ。

トップアスリートの底力を見たとともに、
自分の見る目の甘さを反省した復帰戦だった。




何度かアガシの試合を観たことがある。
最後の全米オープンでの1回戦も観た。

試合を通して動きやパワーが落ちることは無かった。
機械のように同じペースでプレーしていた。
むしろ、セットが進むにしたがって、パワーが増し、
動きが良くなっていった。

誰かが言っていたけれど、トップ選手は試合が進むにしたがって
プレーのレベルが上がっていくんだそう。
最初からいっぱいいっぱいでプレーするんじゃないって。
最終セットで息切れするような選手はトップになれないとか。


同じように、トーナメントでもトップ選手は前半戦から
全開でプレーしないそう。
試合をしながら徐々にフィーリングをつかみ、
後半にピークを持っていく。
それがトップの底力だって。

今回の伊達さんもそうなのかもしれない。


今回の伊達さんの快進撃について、
日本テニス協会強化本部長の小浦氏が語った記事がある。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/writing3/article/86

非常に興味深く読ませてもらった。


ドリームマッチの出来だけで復帰を決めたわけじゃなかったんだな。
考えてみれば当たり前だ。
トップレベルはそんなことだけじゃ動かない。
見識の浅さを猛省しつつ、自分も頑張ろうと思った次第。

投稿者 Malt 04:05 | コメント(0)| トラックバック(0)
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