2008年07月02日
ウインブルドンから
今年もウインブルドンの福井プロからハガキをいただいた。
毎年、楽しみにしているハガキだ。
毎回、メッセージをくださるのだが、
今年は「戦い続けましょう!お互いに」とのこと。
戦うレベルが天と地ほど違うとは思うのだが、
とても嬉しいお言葉だった。
いつもお会いすると、
「頑張ってる?戦う姿に勇気もらってるから」
と励ましていただける。
もったいないお言葉にいつも感激する。
ワタクシがテニスをはじめた頃のスーパースター、福井プロ。
高校生の頃はインターハイでサインをいただいただけ。
あとは雑誌でしか見たことが無い。
その後、関東に出てきて、何度も試合を観に行った。
信じられないほど細かい動きをするフットワーク。
針の穴を通すようなコントロール。
決して大きくは無い体で、次々と相手を倒していく。
それはもう、憧れたものだ。
完全に雲の上の御方である。
そんな福井プロに、ワタクシなんぞの存在を
知っていただいていること、そのものが奇跡だ。
福井プロを見て、憧れて、テニスを続けて、この業界の
端っこにいることを知っていただいていることは
ワタクシの励みだし、存在意義だと思っている。
田舎に帰ると必ず、自分がテニスをはじめたコートに寄ってみる。
そこは、高校一年生のインターハイで、
福井プロにサインをもらったコートでもある。
あの頃は、いつまでテニスと付き合えるかなんて
考えもせずに、ただただボールを打っていた。
バックハンドのトップスピンなんて、
外国人の打つものだと思っていたし、
ボールも黄色ではなくて、白だった。
今もそのコートに行くと、カワサキのラケットカバーに
福井プロにサインをしてもらった8月5日を思い出す。
故郷の市営テニスコートと福井プロは、
ワタクシのテニスの原点である。