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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

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AEROGEL 4D 300 TOURインプレ!

この秋のトレンドなのだろうか、(トレンドってのも死語だけど)
各メーカーから、続々とツアー系モデルが発表されている。

Dsc_8345
そんな中、12月発売予定のモデルがこれ。



DUNLOP AEROGEL 4D 300TOUR
Dsc_8346

フェイスサイズ:  98平方インチ 
フレーム厚: 20mmフラット   
ラケット長: 27,0インチ   
ストリングパターン: 18×20
適正テンション: 55~65ポンド
平均ウエイト: 305g
バランス: 310mm
グリップ: G2/G3
価格: 35,700円


言わずと知れた、ジェームズ・ブレーク使用モデルである。

ブレークと言えば、故障(病気?)からの復帰のためか、
一時、ダンロップ社と契約が切れ、P社契約になった。
しかし、その間使用していたのはブラックコスメモデル。
Pのステンシルマークは入っているものの、
結局、どのモデルを使っていたのかは、明らかにされずじまい。
そのシルエットからは、とてもP社のモデルとは思えなかったけど。

で、いつの間にか、またダンロップ契約へ。
ま、色んな大人の事情があるのだろうし、
それだけダンロップが合っていたということか。


そんなブレークが使用するのが、このモデル。

見た目、限りなく普通に美しいラケット。
どのメーカーを見ても、ツアー系モデルには
奇をてらったラケットは無いが、本当に普通。
この普通ってのがカッコイイと思う。

Dsc_8348

フレーム断面はワタクシの好きなスクエア構造。
そして、テーパーの無いフラットビーム。
この一途さが、戦闘意欲を高めてくれるのだ。
あ、「お前に戦闘意欲あるのか?」というツッコミは無しで。


まず、ひと言。
軽い!

やはり、305gはツアー系にしては軽いんじゃないだろうか。
バランスもトップヘビーっぽくないし。
確かに、持った瞬間の取り回しが良さそうな印象は
捨てがたいけど、一方、「ボール負けしないのか?」という
不安が沸くのも事実。


こんなに軽くて良いのかと思いつつ、いざ試打。

硬い・・・と思う。
決して、使いづらいってことではない。
中身の詰まった芯を感じる打球感。

上手く言えないが、ボールのコア(芯)を
打ち抜いているような感じか。
どんなふうにボールが当たったのか、
どんなふうに弾き返したのがイメージ出来るみたいな。


飛びは悪くない。
早いサービスに対しても、キッチリと面をつくって
ブロックしただけで、ボールは飛んでいく。
このへんは、面剛性の高さを感じる。

ただ、やはり軽い。
もう15g、いや10gでも良いから、
重くて良いのではないだろうか。

スイングスピードを上げて打ち抜けば、しっかり飛ぶが、
ラケットのウエイトの助けがあると、もっと重みを感じて
楽に打ち抜けるような気がする。
振り出してしまえば、あとはラケットが勝手に動いてくれる
というよりも、最後まで気を抜かないでしっかり振ってね
ってところか。

つまりは、どうスイングしたのかを感じやすいし、
感じられるなら、ちゃんと振りなさいよってこと。
う~ん、まさにツアー系の味付けなのか。


軽い分、取り回しは素晴らしい。
ネットでの接近戦でもラケットが遅れることは無い。
レシーブでワイドに振られても、リストワークで
ヘッドを回すことも難しくない。
この小回りの良さは素晴らしい。

この取り回しを取るか、ウエイトを貼り付けて
重量感を出すかは各人の好みになるだろう。
重くチューンをするのは簡単だが、
軽くするチューニングは難しいし、
かなりのリスクを伴う。
そういう意味では、この305gというウエイトも
納得できる気がする。

Dsc_8350

スピンはフェイスで転がす感じ。
スピン量を増やしすぎると、推進力が食われるので注意。
しっかり振りぬいていきたい。



良くも悪くも、使う人の腕を裏切らないラケットである。
勝手にラケットが何かしてくれるということは無い。
最後まで振り切れる、最後まで面をつくることが要求される。

フレーム各所にウエイトを貼りながら、
自分に合うバランスを探すのも良いかもしれない。
ドンピシャなバランスが見つかったら、怖い武器になりそうである。

投稿者 Malt 04:07 | コメント(0)| トラックバック(0)
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