左右のバランス
ゴルフ、片山晋呉プロが”三井住友VISA太平洋マスターズ”で優勝した。
先日の”日本オープン”でも優勝し、永久シード権を獲得。
名実ともに、日本ゴルフのリーダーである。
テンガロンハットが似合うとか、似合わないとか、
フ○○テン契約だけど、実はe○gも気に入っているらしいとか、
そんなことは抜きにして、とにかくスゴイ。
何かの記事に読んだのだが、片山プロはショットの後、
必ず反対側の左で素振りをするらしい。
右のフルショットによってバランスの崩れた筋肉を
戻すために左での素振りをするそうだ。
左右のバランスをとても重視していて、
左でのゴルフもかなり練習するとのことで、
なんと左も70台で回れるそうである。
バランスのこだわりということでは、食事のときも
左手で箸を持つようにしているそうだ。
筋肉のバランスだけでなく、右脳・左脳のバランスも
重視していると書いてあった。
「自分は身長が無い。
だからスイングアークが小さい。
つまり飛ばないんです。
その分、ほかで出来る限りのことをする。
このこだわりで、今週のトーナメントで、
1ショット縮まるかどうかは分からないが、
1年トータルで1ショット縮まるかもしれない。
そのために、左での食事もやり続けます」
プロである。
プロはストイックだ。
イチローは、絶対にグリップを地面につけてバットを置かない。
目が悪くなるから、新聞の細かい字も読まないそうだ。
新庄は、グローブを絶対に他人に触らせない。
福井烈プロは、ブリヂストンのラケット以外握らない。
(これは違うか)
杉山選手だか伊達選手が言っていたが、
トップ選手の試合前の食事は何の味も無い、
麺だけのパスタだそうだ。
試合前の炭水化物摂取である。
トッププロにとっては普通のことだ。
やっぱり、一流は違う。
片山選手の優勝シーンを観て、そんなことを思い出した。
ちなみにワタクシ、ジュニアにも一般にも、コーディネーション系の
トレーニングを勧めることが多い。
ボールを使ってのお手玉や条件をつけたキャッチボール、
ラケッティングなどである。
その際、必ず逆周りや左手で、同じことをやってもらう。
反対側はてきめんにミスが出ることを知ってもらうためだ。
左手での箸使いも勧めている。
テニスも左右のバランスが大事だと思う。
左でボールが投げられるか、
サービスが打てるか、
ラリーが出来るか、
色々試すことで、発見も多い。
お試しあれ。