全日本選手権
去年の今頃は上海にいた。
テニスマスターズカップ観戦のためだ。
テニス界の年間上位8名による試合は
どれも見ごたえじゅうぶんなものだった。
旭コーチは寝てたけど。
今年は観戦に行けなかった。
残念だけど、GAORAで中継もあるしね。
で、同じ時期、国内では全日本選手権だ。
実は数年前に決めたことがある。
有明で行われるトーナメントには必ず1回は足を運ぼうってことだ。
何年か、まったくトーナメント会場に行けなかった時期がある。
テニス界に片隅に身を置きながら、これじゃイカンと思った。
せっかくの真剣勝負のテニスの空気に触れるべきだ。
有明ならそう遠くないし、半日でも1時間でもいけるだろう
ってことで、顔を出すことに決めたのだ。
ところが、前回のAIGの期間中は、まったく時間が取れず、
会場に足を運ぶことが出来なかった。
その反省を込めて、かつてはよく観に行っていた
全日本選手権には行こうと思ったのだが、
これまた行ける日がなかなか無い。
ほぼワンチャンスのその日。
何とか仕事のケリをつけて、ちょっとだけでも行こうと思ったら、
携帯電話が鳴った。
子供が保育園でケガをして、病院に連れて行かれたらしい。
ちょっと慌ててオフィスを飛び出したら、症状報告の電話が入った。
鉄棒をしていて、顔面を強打して前歯損傷と出血。
しかし、もう血は止まり、本人も元気にしていて、
あまりシリアスな状態では無いらしい。
ということで、病院へは夕方行くことにして、
有明に向かうことにした。
有明着。
コロシアムに入ると、ちょうど伊達さんの試合が終わったところだった。
第2試合の中村藍子選手の試合は無理にしても、
伊達さんの試合には間に合うと思ったのだが・・・
どちらも、相手を寄せ付けず、秒殺だったらしい。
しかし、伊達さんは人気がある。
全日本の1回戦で、何台もの報道カメラが入るのは見たことが無い。
それにしても、寒い。
平日で観客が少ないから、なおさら寒く感じる。
1番コートでは、加藤選手と久松選手の試合。
久松選手のラケットはテクニファイバー。
ウェア同様、プレーはナダルっぽい。
次の試合は、波形選手と奈良選手。
ダンロップ契約選手は、ウェアもバッグもSRIXONになっていくのか。
あまり時間が無いので、軽く他のコートを観て戻ることに。
寒いのと時間が無いので、1時間くらいで観戦終了。
全日本を観たのは久しぶり。
しかし、観客数ってこんなものなのかなぁ。
マスターズカップもAIGも東レもいいけど、
ぜひ、このレベルの試合を生で観て欲しい。
特に、試合頑張っている人たちに観て欲しい。
Ken’sにも、試合で頑張っているコーチがたくさんいる。
ぜひ、1回戦から観て欲しい。
フェデラーやナダルがトップだとすれば、
その間に下部ツアーがあって、国内があって、
全日本があって、毎トーがあってとか、
すべてのレベルを通しで観て欲しいなと思うわけ。
自分がどんな位置で、何が出来るとどこまでいけるのか
そんなマッピングが出来ると思う。
そんな意味でも全日本は良い大会だと思うのだ。
と言いつつ、1時間しかいなかったけど。
もう一日くらい行けないかなぁ。