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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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無意識下の集中

週末、野球の試合があった。

また、負けた。
3連敗だ。

先発ピッチャーで出させてもらったが、3回投げて、3失点。
大量に点を取られることは少なくなったが、
ビシッと0点でおさえることが出来ない。
ストレスの溜まる試合が続く。



さて、テニスのお話し。

調子が悪い時や、ブランクがあって
試合勘が無くなっている時は、
プレーの連続性が無いことが多い。

早い段階からショットのミスが出るから
連続性が無いってのもあるのだが、
それ以前に意識の中での連続性が無いことが多い。

それは、ひとつひとつのプレーが途切れてしまう状態だ。
ひとつひとつのプレーというのは、1ポイントという意味ではなく、
1ポイントの中の1ショットの繋がりという意味だ。


たとえば・・・
 ”レシーブをする~ポジションに戻る~バックをストレートに打つ
  ~ファアで叩いてネットに出る~ポジションを取る~ボレー”
みたいな一連の流れの中で、次の動きがどんどん前倒しで
出来ていくみたいな感覚。

もちろん、調子が良いから無意識下での動きである。
だから、「え~と、次は・・・」的な感覚は無い。

逆に、調子が悪い時は、次のことを意識し、体を持っていかないと
体が動いていかないし、次のことが出来ていない。
結果、ショットのミスにも繋がっていく。



そんな、無意識下の意識はどこからはじまっているかというと、
やはりインプレーに入る直前の構えだろうと思う。
レディポジションを取るときに、どれだけ集中しているかだ。
正しいポジション(姿勢)を取っているというフィジカルの問題ではなく、
意識がどこにあるのかが重要なのだと思う。

もちろん、これから起こるであろう展開は予測不能である。
せいぜい、”叩いてネットに出る”とか、”相手はここに打ってくるだろう”
程度のところまでで、その先は、その都度の対応になる。
しかし、レディポジション時の意識状態が、その先の
フレキシブルにベストなチョイスに繋がるのだと思う。

結局のところ、どちらかがミスをしない限り、プレーは連続的なものであり、
相手のミスでプレーが途切れることを期待していては勝てない。
調子が悪く、集中していない場合、相手への(ミスの)期待が
心のどこかにあるのも事実である。

プレーの連続性を意識下におき、次のことに自然に反応できる状態。
そのための、レディポジションの状態づくりが重要ではないか。
そんなことが、ふと頭に浮かんだ。



また野球の話に戻る。

そんなことが頭に浮かんだのが、野球の試合中である。

3回を投げて、ライトに下がった。
外野は全体を見渡せる。
選手ひとりひとりを見ながら考えた。
経験者や上手な人はなにが違うのだろうと。

で、気がついた。

構えが違う。

上手な人や経験者は、ピッチャーが投球モーションに入る
直前にビシッと構えが出来ている。
もちろん、それ以前にも、起こりうるパターンに向けて、
動きをシュミレーションしている。
少しベースよりに動いてみたり、捕球動作をしてみたり、
自分のすべきことを確認していた。

ワタクシを含め、未経験者は、(たぶん)何も考えていない。
「ボールが来たら一所懸命動きます!」程度。
あとは、ピッチャーに「ナイスボール!」と声を掛けるとか。(苦笑)
ひどい時には、投球モーションに入っても、
腰に手を当てたまま、構えてすらいない。(反省)

この差は天と地ほど大きい。
プレーの連携がまったく変わってくる。

自分のところにボールが飛んできて、上手く捕球出来た後、
周囲から「セカンド!」などと声を掛けられてからボールを投げたり、
「ファースト、カバー!」と言われて、慌てて走るのでは間に合わないし、
組織的なプレーが成立しない。
また、「え~と、どこに投げるんだっけ」と、いちいち考えたり、
意識を呼び起こしていても、これまた間に合わない。



インプレー直前に、いかに無意識下の集中状態を
つくっておくことなんじゃないかと思った次第。

無意識下の集中状態は簡単につくれるものでは無い。
熱く燃えながら、でも冷静な自分がいるみたいな感じだろうか。
でも、それ自体を意識してはいけない。
「今日は調子がいいな」と思った瞬間に無意識下ではなくなる。
やはり、多くの練習・トレーニングが必要だ。


ということで、昔読んだこの本、今も本質をついているなと思った。

Innertennis

テニスに限らず、スポーツマン必読だと思う。

我が野球チームのメンバーにも勧めてみようか。

投稿者 Malt 04:13 | コメント(0)| トラックバック(0)
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