疲れた…
お盆の真っ只中、池袋のホテルでひとりだ。
液晶TVもあるし、LAN設備も整っているけど、何とも寂しい。
実は2日間、(社)日本プロテニス協会の仕事なのである。
これから、コーチのプロライセンスのテストを
受験する方々のための講習会。
その講習会講師の修行だ。
自分がプロテストを受けた頃、テスターや講師の方々は
非常に威厳のある、雲の上の方々に見えたし、
とてもとても、こちらから声を掛けるなんてことは
出来ないくらい緊張したものだ。
やっぱり、プロライセンスは憧れだったし、
なんとか早く合格して、JPTAのロゴの入った
ウォームアップを着たいと思った。
今は、講師の方々は威圧感を与えないように
接し方や話し方を意識的に変えているようだ。
これは、余計なプレッシャーを与えないという意味では、
受講生にとって、非常に良いことだ。
やはり、のびのびと実力を発揮できたほうが良い。
そういう意味では、今の受講生はうらやましくもある。
逆に、講師修行中のワタクシにとって、
講師やテスターの大先輩方は大きなプレッシャーだ。
テスターとして認定はいただいたものの、
次は講師という難関が待っていたというわけだ。
もちろん、皆さん、優しく色々と教えてくれるが、
それはそれで、何事も上手くやらなければという
プレッシャーからは逃れられない。
今回は、受講生のために、プロテストの中で大きな難関となる、
レッスンテストの見本レッスンを担当した。
これからテストを受ける受講生は、超真剣な目で、
食い入るようにワタクシのレッスンを見るわけで、
そりゃあもう、大変なプレッシャーである。
実はこのスケジュールを見た直後から、気が重く、
初日が終わった日はほとんど眠れずに、
目が覚めたら、まだ1時半だった。
結局、なんとか汗だくになりながら、見本レッスンをこなした。
当たり前だが、テスターや講師であることの
責任の重みをあらためて感じた2日間であった。
やっと全日程が終わった頃は、ほとんど抜け殻状態で
帰途についたワタクシであった。
まだまだ、勉強勉強!、修行修行!である。