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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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水の国

「日本人は空気と水はタダだと思っている」
そう言われるほど、日本はキレイな空気と水を湛えている。
実際、これだけ安心して水道水を飲める国は少ないらしい。

普段、暮らしているのは千葉県。
このあたりで見られるのは、
東京湾と護岸された大きな河川だけだ。
小さな水の流れの多くは、整備された地下か、
コンクリートの蓋の下なので、
普段はあまり意識をしたことがない。



先日、田舎に帰った時、犬の散歩をしていて、
頻繁に水の流れる音に出会うことに気づいた。

実家は普通の住宅街なのだが、
近所を散歩しているだけで、
そこここで水の流れる景色に出会う。

家と家の間に小さな流れ。
Dsc_5737


道路脇にも流れが
Dsc_5738

奥には小さな水門も見える
Dsc_5739


ここは通学路だった。
Dsc_5743
今でこそ柵があるが、昔はそのまま。
よく、自転車ごと落っこちた。

子供の頃よりも、水量は減ったような気がするが、
それでも、しっかりと水は流れている。
どこにもある、この水の流れは、この街が盆地であることを
示しているのだろうか。


ワタクシが小さな頃は、護岸もされていない小川で、
ドジョウやフナ、ヤゴ、オタマジャクシなどを捕まえて遊んだものだ。
水からあがると、ヒルがくっついていて血を吸われていたりした。
オタマジャクシがカエルになって、家中パニックになったりもした。
それだけ、川遊びは身近だった。


今でも忘れられないのは、小学校2年の誕生日。
真冬の通学路、雪がちらつく朝、友達とふざけながら
学校へ向かっていた。

いまだに何故そんなことをしたのかが分からないのだが、
上着の襟のファスナーを顔の上まであげ、
目の見えない状態にして歩いていた。
たぶん、「マスクマン!」みたいなノリだったのだろう。

直後、体が宙に浮いた感じがした。
次に、体中を冷たい水が覆った。
道の横を流れる小川に落ちたのだ。
目も見えず、息も出来ず、とにかくもがいた。

水位が低かったのと、小さな川だったので、
誰かが引き上げてくれて事なきを得た。
そのまま家に引き返して、風呂に入り、
温まってから、学校に行った。

北国の冬の小川は冷たかった。
そして、視界をふさいで川沿いを歩くのは危険だってことを
身をもって学んだ7歳の誕生日だった。(アホだ)



今の子供たちは、川遊びをするのだろうか?
稲刈り後の田んぼで遊んだりするんだろうか?
山でアケビを食べたりするんだろうか?
人の家の庭から柿を盗って食べたりするんだろうか?
(それはダメだろ!)

子供たちには、TVゲームじゃ分からない、
色んな経験をして欲しいなぁなんて思いながら、
水面を見ていたワタクシであった。

投稿者 Malt 04:24 | コメント(0)| トラックバック(0)
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