優勝インタビュー
左手の薬指がパンパンに腫れた。
ササクレをむしったところから、
ばい菌が入ったのだろうか。
結構、痛い。
最近、あちこち故障してるなぁ。
医療関係の家人が薬を塗って、
ガーゼと防水絆創膏を巻いてくれた。
5分後、車に乗り込もうとハンドルを握ったら、
ハンドルに絆創膏がくっついて、指から抜けた。
巻きつけが甘かったようだ。
どうやら、身内への治療はプロ意識が働かないらしい。
さて、先週の千葉県選手権40歳以上ダブルスで優勝した旭コーチ。
ちょっと天狗になってるらしいということで、冷やかしがてら、
鼻っ柱をへし折るべく、優勝インタビューをしてみた。
私: 優勝おめでとう。今回の大会はどうでした?
旭: すべての試合がきつかったです。
私: 最近、他の大会でも、それほど勝ってなかったよね。
旭: ハイ。デビュー戦の名古屋で良いところまで勝ち進んで、
それ以降、思うように勝てなくて、自信を失いかけてました。
私: そもそも、自信を持った時点が勘違いなんだよ、お前。
でも、毎トーではポイント稼いだんでしょ?
旭: ええ、1回戦突破だけでもかなり稼げました。
私: 今回は何ラウンド戦って優勝だった?
旭: 4試合しました。
私: 一番きつかった試合は?
旭: 全部、きつかったんですが、準決勝が一番シビレました。
私: 準決勝?
旭: Maltさんに応援に来てもらった試合です。
私: ああ、あれか。
あの時、たまたま、学生時代の後輩にコートで会って、
そいつが横でずっと喋ってるもんだから、
いちおう、コートのほうは向いてたけど、
ほとんど試合内容分かってないのよ。
旭: ひどい・・・
私: まあまあ、ちゃんと写真も撮ってあげたじゃんか。
それより、どのコメント見ても、「Maltさんのおかげです」って
言ってないじゃないか。
旭: だって、Maltさんのおかげじゃ・・・(小声)
私: まあいいや。
で、決勝は?
旭: やっぱりきつかったです。
スコア以上に内容は競ってたし。
私: ああ、決勝は盛り上がったよね。
旭: なに言うてんですか。Maltさん、来てないじゃないですか。
私: バレた?あの日、二日酔いと野球の試合で
それどころじゃなかったんだよ。
ところで、目標の全日本ベテランには出られそうなのか?
旭: いや、まだポイントが足りないと思います。
来週の東北オープンの結果次第です。
私: え?お前、また休むの?
旭: いえいえ、たまたま公休日ですから。
私: ふ~ん。で、どこでやるの?
旭: 知りません。
私: お前・・・
私: とにかく頑張って。
ところでキミはなにになろうとしてるわけ?
世界のベテランツアーを回りたいとか、考えててる?
旭: いえ、この体験をレッスンに生かして、皆さんにより楽しんで、
上達してもらえるようにしていってですね・・・・
私: お前、まとめにはいってるだろ。
旭: 分かりました?
私: 分かったよ。忙しいってことね。もういいや。
とにかくオメデト。
ということで、来週の試合は彼岸・・・じゃない悲願の全日本出場を掛けて
死ぬほど頑張るそうだ。
皆さんに応援をお願いしますと言いたいところだが、
本人が会場も、何県でやるのかすら知らないってことなので、
心の片隅で地味に応援してあげてください。
頑張れ~!