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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

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懐かしラケット

ローランギャロ2008、シャラポワが負けた。

たくさんのダブルフォルトとエラー。
トップシードとはいえ、ここまでの戦い方からすれば
そう不思議なことでもないように思う。
ましてや、サフィーナはこのところ好調だったし。

試合後の記者会見では、
「みんなを喜ばせるのは私の仕事じゃない。
 私はアスリートとして全力を尽くすだけ(後略)」
といった発言をしていた。
ちょっとふてくされた感じでのコメントだったけど、
敗戦直後だし、ある程度は仕方ないのか。
まあ、シャラポワも人間ということで。



ということで、感情表現が豊か(?)なシャラポワとは
対照的だった往年の名選手がいる。

「アイスドール」と呼ばれたクリス・エバートだ。

ワタクシがテニスをはじめた頃は、まさにエバートの黄金期。
まだナブラチロワが全盛期直前の頃だった。

フラット系のストロークの針の穴を通すようなコントロールと、
どことなく儚さを感じさせるようなそのフォーム、
そしてどんなに競った場面においても変わらない
涼やかな女性らしさは、まさにコートの女王そのものだった。


女子選手が打球時に唸り声を
出すようになったのはいつ頃からだろう。
モニカ・セレシュあたりからだろうか。
あの頃から、女子の試合がパワーバトル化したような気がする。

今となっては打球時の声は普通だが、
その中でもやっぱりシャラポワの声は大きい。
エバート時代を知るものにとっては隔世の感もある。


と、そんな話で無理やり繋いでみた、
和田コーチが入手してきてくれたラケット。


Wilson  Chris Evert  Autograph
Dsc_3457
クリス・エバートのシグネーチャーモデル。
この後、エバートは自らが開発に携わったウイルソンが誇る名器
「プロスタッフ」に持ち替えたので、これがエバートが使用した
最後のウッドラケットになる。(多分)


Dsc_3460
しかし、本当にこのモデルは売れた。
当時のテニスブームと相まって、たくさんの女性が
このラケットを抱えていたように記憶している。
ウッド時代の最後を飾ったモデルだと思う。


Dsc_3458
スロート部にはエバートのシルエット。
個人的にはバックハンドのフォームのほうが象徴的だと思うのだが。

このラケット、反りもひび割れも無く、かなりのコンディション。
Dsc_3461

最近は、プロのシグネーチャーモデルが減った。
昨年発売になったブランドで、ボリスベッカーがあるが、
これはベッカー自身がオーナーの会社なので
ちょっと違うと思うし。

プロ選手の選手寿命が短くなったからか?
それとも、そこまでのカリスマ性のある選手がいないのか?


最後のシグネーチャーモデルってなんだろう?

やっぱりボリスベッカーか?
クナイスルやアディダスのレンドルプロ?
HEADのギレルモ・ビラスモデル?(古いよ!)
それともアーサー・アッシュコンペ?(もっと古い!)

とにかく、シグネーチャーモデルは、時代がそのまま見えるような気がするのだ。

投稿者 Malt 04:40 | コメント(0)| トラックバック(0)
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