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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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BRIDGESTONE X-BLADE325 インプレ!


全豪オープンの予選が始まった。

メルボルンはほとんど時差が無いので、試合の多くは昼間。
HPのライブスコアをチェックする。



初日は、伊藤竜馬選手と添田豪選手が同時に入った。
スコアしか見られないが、どちらも一進一退の息詰まる展開。
結局、二人とも初戦突破はならなかった。

やっぱりグランドスラムは厳しいなぁ。
また次、頑張って欲しい。





さて、久々のインプレである。

実は昨年末、Ken’sのラケットキャンペーンで試打をして
一発で気に入ったラケットがあった。
それがこれ。




BRIDGESTONE X-BLADE 325

■フェイスサイズ 93平方インチ
■ウエイト 325g
■バランスポイント 310mm
■ラケット長 27インチ
■ラケット厚 19mm
■ストリングパターン 16×19
■価格 34,650円

技術の日本メーカー、ブリヂストン(以下、BS社)らしい質実剛健モデル。
X-BLADEシリーズ中、いちばんのハードスペックである。


BS社の生み出すツアー系モデルは歴代、名品が多い。
B10シリーズに始まり、RVやPROBEAMなど、
非常に完成度の高い「武器」とも言えるものが多い。
しかし、何故かリニューアル時にシリーズ名ごと変わってしまうので、
過去の名品としての記憶になってしまう。

これって非常にもったいないと思う。
製法をそのまま製品名にしないほうが良いんじゃないかな。
テクノロジーが変わると、製品名も変えなきゃいけない気になるし。
同じ名称を引き継いでいけば、ProStaffとかPRESTIGEみたいな
スタンダードモデルとして名を残してもおかしくないものを
つくっていると思うのだが。



ということで、ニューX-BLADEである。

もともとX-BALDEシリーズは非常に塗装がキレイ。
まず塗装を褒めることからってのも何だが、
昨今の製品管理の難しさから考えても、
この塗装のキレイさは群を抜いていると思う。
ホント、匠の技って感じだ。

前回のX-BLADEの落ち着いた見事さとは打って変わって、
今回は、BSカラー全面押しのデザイン。
モータースポーツから撤退した分をここで埋め合わせている
わけではないだろうが、F1ぽいカラーリングである。

「そう、オレ、ブリジストン。何か?」とでも言いたげな、
文句のつけようの無いBSカラーだ。
それだけ勝負を掛けたモデルなのか、
自信のあらわれなのか、とにかく期待の高まるデザインだ。



フレームは男らしく、19mmのフラットビーム。

フレーム剛性の高さを予感させる面構え。

実はこのラケット、発売と同時に試打をする予定だったのだが、
試打会当日、雨が降ってしまい、企画が流れてしまった。
展示会で見て以来、試打を楽しみにしていたのが、
ようやくここにきて叶ったというわけである。





さて、打ってみた。


驚いた。
まったく面ブレが無い。

フェイスを作ると、その通りにボールが打ち出される。
特にブロックリターンなどで芯を食うと、
スパーン!と鋭いボールが気持ち良く出て行く。

なんだろう?この面安定性。
特に縦長のフェイスでもないのだが、
ここまでブレの無いのには驚いた。



打球感は軽いものではない。
芯の詰まったしっかりした打球感である。
真ん中に当たらないと飛ばないわけではないが、
フェイスのどこに当てて何をしたのかは
しっかりと打ち手に伝えてくれる。

そのあたりはツアー系らしく、「誤魔化しちゃいけないよ」と
ラケットが教えてくれるモデルである。
ただし、多少センターを外しても大きな不快感は無い。



スピンはしっかり意識して掛けて欲しい。
軽く引っ掛けて回転を掛けるのでは、
思ったようなボールは行かないだろう。
ボールをフェイスに乗せたことを感じながら、
グリッと回転を掛ける感じ。
パッシングなどのヘビースピンも
ちゃんと振り切るのがコツかもしれない。

面ブレがほとんど無いので、ボレーは非常にやり易い。
フェイスをつくってボールの通り道にセットしておけば、
あとはグリップをしっかり握って押し込めば良い。
思った方向に素直にボールが飛んでくれるはず。

325gのヘビーウエイトながら、さほど扱いづらさは感じない。
バランスポイントは310mmと特殊ではないのだが、
体感的には325gの厳しさはないと思う。

しかし、サービスなどではそのウエイト故か、
しっかりとボールにパワーが乗る。
フラット系もスピン系も重さの乗ったショットが打てると思う。

一点、ワタクシ的に厳しかったのは、レザーグリップ。

最近のシンセグリップに慣れてしまったひ弱な手には
レザーの角は優しくなかった。
レザーそのものを巻き変えてしまうと、
せっかくのバランスが崩れてしまうので、
いつもの薄めのテープをやめて
少し厚手のもので調整が良いのかもしれない。


実際問題として、普段から300gを切るモデルを使うプレーヤーには
厳しいラケットであることは確かだが、これを振り切れるのならば
一度は使い込んで見ることをお勧めしたい。

本当に面ブレが無いし、掛け値無しのパワーショットがすっ飛んでいく。
1ランク上の打球が欲しい男性プレーヤーに勧めたい1本である。
投稿者 Malt 05:30 | コメント(0) | トラックバック(0)