M-1とかイザワとか
M-1グランプリが終わった。
毎年こんな時期だっけ?
もう少し年末じゃなかった?
勘違いかな、まあいいや。
で、漫才ってやっぱり面白い。
最近は、「爆笑レッドカーペット」なんかが人気みたいだけど、
どこが面白いのかまったく分からない。
1分で笑わせるって、一発ギャグばかりになるのは当たり前だ。
「ヒットエンドラ~ン!」も「グ~!」も全然面白さが分からない。
「お前に食わせるタンメンはねえ!」だって、「悔しいです!」だって、
ちゃんとした漫才が出来るのに、ネタを切り取るしかない。
結局、一発ギャグで出てきて、その後バラエティーのひな壇芸人、
フリートークを磨いて、MCに昇格みたいな既定路線。
劇場や寄席に行かないと、漫才は見れなくっているのか。
そんなわけで、漫才的な時間の尺で見られるM-1は面白い。
やっぱりこれが芸なんだと思う。
ナイツなんて、寄席っぽいしね。
オードリーはちょっと一発屋的な匂いもするけど好きだ。
キングコングは練習しすぎた?
笑い飯は難解な方向に振り過ぎか?
オートバックスさんには来年も
この番組のスポンサー続けて欲しい。
やっぱり、「やすしきよし」って面白かったよねぇ。
もう見られないけど。
昔の「ダウンタウン」も好きだった。
もう漫才はやらないんだろうね。
もうテレビはそんな構成しないだろうし。
PCで動画探して観るしかないか。
そんなことを思いながらのM-1視聴だった。
テレビといえば、イザワ・クリスマスオープンの決勝を観た。
放映は女子決勝だけだった。
なんと、男子決勝はまったく流れず。
なんで?
確かに女子のほうが華があるのだろうけど、
ここまで割り切るってのもなぁ。
こういうのって、運営サイドの意向なのか?
それとも放映サイドの意向?
ダイジェストでも良いから、男子決勝も放映して欲しかった。
そういえば、プレーヤーズゲストが森上さんだった。
足の具合はどうなのだろう?
復帰出来るといいな。
テンポの良いプレー、早く観たい。
解説は、兼城(井上)悦子さんだった。
人によっては、辛口解説に聞こえたかもしれない。
「ここで新しいことをしてはいけませんね」
「何をしたいのかハッキリさせなければいけません」
辛口というよりは、非常に的確な解説だったと思う。
兼城さんはストイックな方である。
以前、ヨネックスさんの展示会での研修会で
兼城さんのセミナーを受講したことがある。
テニスに関して、試合に関して、非常に厳しい目をお持ちだ。
ツアーという厳しい世界で活躍されていたのも納得だった。
現在は、ジュニアの指導に携わっておられる。
実際にコートに立ち、ジュニア強化をしている。
どうすれば勝てるのか、勝つためにはなにが必要か、
世界のテニスはどうなのか、そんな現場の真っ只中におられる。
バリバリの現役である。
そんなこともあってだろう。
通り一遍ではない非常に的確な解説だった。
兼城さんらしい解説は素晴らしかった。
昨年のKen’s AllstarClassicのゲストプロは兼城さん。
現役時代と変わらぬキレのあるショット、動きに感動した。
精進し続けていなければ、こうはいかない。
現役アスリートである。
高3トリオとしてテニス界のアイドル的な存在だった頃、
雑誌を見ては、「エッちゃん」と呼んでいたが、
ご本人を前にして、そのオーラに気おされたワタクシは、
「兼城さん」としか呼べなかった。
当たり前か。
次の日、丁寧な御礼の電話までいただいた。
すべてにおいて、キッチリ、しっかりしておられる
兼城さんだったのである。
またいつかご一緒したい。