崩壊の3回表
ここはテニスブログです、いちおう。
今年から立ち上げた草野球リーグ。
リーグといっても4チームしかないのだが、4月開幕で、
各チームと3試合ずつ計9試合をこなすので、
それなりに忙しい。
我がチームは最終戦まで2~3位。
最後2試合で勝てば2位、負ければ最下位という
非常に重大な局面に立っていたが、前週は負け。
絶対に負けられない最終戦を迎えた。
ワタクシ、都合で不参加表明をしていたのだが、
熱心な脅し・・・じゃないお誘いで、無理やり参加。
しかも、この大事な場面で先発投手という大役。
動けば汗ばむような最高の天気の中、試合がはじまった。
で、終わった。
負けたのだ。
ワタクシ的には最悪の一戦だった。
はじめてホームランを浴びた。
しかもツーランホームランだ。
カーブがすっぽ抜けて、内角高めに入った。
ドンピシャに合わされて、レフトフェンスオーバーだった。
まあ、完全に失投でもあるし、
ホームランは出会い頭だから仕方がない。
前の回にサード四番が満塁ホームランで
4点取ってくれているし、まだ2点のリードがある。
この日は、3回投げて中継ぎに任せる予定だった。
問題はその3回表。
実はあまりにキレていてよく覚えていないのだが。
フォアボールからはじまり、
牽制球からランナーを挟むもアウトに出来なかったり、
ピッチャーゴロを弾いてしまったり、
タイミング的には完全にアウトのバックホームが
夕日に重なって見えずにセーフだったり、
もったいない進塁や失点が続いて3点を失った。
もう完全に集中力を失ったワタクシ、
とどめにデッドボールで押し出しまで。
完全に「やっちまったなぁ!」の世界である。
3回を投げて6失点。
これ、いつもを思えばそんなに悪い点数ではない。
我々レベルの草野球ではよくあることだ。
しかし、内容が悪すぎた。
特にデッドボールの押し出しは絶対ダメだ。
何がダメかっていうと、デッドボールそのものじゃなくて、
そこに至るプロセスが良くない。
ワタクシ、デッドボールは滅多に出さない。
満塁の場面では特にそうである。
なのにデッドボールで押し出し。
ここまでのプレーが上手く回らなかったことで、
完全に冷静さを欠いていたからである。
もちろん、草野球だからめぐり合わせが悪いときもあるし、
エラーだってたくさんあるし、フォアボールだって出す。
むしろ、悪いときのほうが多いくらいだ。
そんな中でも何とかする自信があった。
悪いときにも悪いなりに何とか凌ぐことが出来ると思っていた。
テニスの試合を思えば、多くがそんな状況だし、
良くない時にどうにか出来るのが実力だと思っている。
なのに、悪い流れも断ち切れず、精神的にも引きずったまま
ズルズルとプレーを続けてしまった。
その結果を象徴したのがデッドボールだと思っている。
プレー云々ではなく、自分の中での勝負の持って行きかたが
崩壊していたことに、とにかくがっかりしたし、腹が立った。
テクニカルな部分でヘタクソなのは良い。
なにしろ、この年になって初めての野球だから、
技術がないのは当たり前だ。
(もちろん、上を目指して努力はするけど)
ただ、勝負に対して上手く向き合えないのは
テニスという違うフィールドながら勝負をしてきた
ワタクシの中では許されないことだった。
テニスの試合では、途中でキレても試合を捨てたり、
諦めたりしたことは、ただの一度も無いのに。
なのにこの体たらく。
なんとも、不甲斐ないとしか言いようが無い。
予定の3回を終えベンチに下がったワタクシ。
実はその裏、我がチームは怒涛の攻撃で再度逆転をした。
それはもう素晴らしい攻撃だった。
しかし、自分の中での整理がつかないワタクシのテンションは
そのまま下がりっぱなしだった。
試合後、反省も弁を述べる元気も無く、打ち上げも無く帰ってきた。
なんとも自分が情け無い。
チームのみんなには、ホントゴメンなさいって感じだ。
たかが草野球でそこまで・・・って話しもあるだろうけど、
そこまで一所懸命やるから面白いとも言えるわけで、
こればかりは、何が正解なのかは分からない。
ただ、上手くいかないから、もっと何とかしたいと思うのだ。
くっそ~!いつかリベンジしてやる。
あ、最初にも書きましたが、テニスブログです、ここ。
テニスもそれくらいの気持ちでやってるってことで、どうかひとつ。