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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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懐かしラケット HEAD Vilas

先日のHEADのPの試打
HEADのK氏とは別の約束があった。
会社に保存してある懐かしいラケットを見せてもらうのだ。


これこれ。

懐かしい「HEAD」じゃない「Head」のロゴ。


シャフト部にはモデル名。

そう、「Vilasモデル」なのだ。




ギレルモ・ビラスといえば、グランドスラム4勝の成績を誇り、
ボルグやコナーズなどの世代に活躍したアルゼンチンの名プレーヤー。
ぶっとい腕のサウスポーでグリグリのトップスピンを打つ。
このビラスの名を関したのが、このHEAD「Vilas」なのだ。


HEADラケットは、数々の名プレーヤーが使用した名ブランド。
しかし、意外なことに選手名を冠したシグネーチャーモデルは
ほとんど発売されていない。
K氏によると、このビラスとアーサー・アッシュくらいだろうとのことだ。
それだけ、ビラスという選手はHEADにとって大きな存在だったのだろう。


余談だが、後年ビラスはプーマ社のラケットを使用する。
その後、プーマ社のラケットはあのボリス・ベッカーの
ウインブルドン優勝で一気にメジャーになるのだが、
その時ベッカーが使ってい銀色のラケットは
まだビラス名の入ったモデルだったらしい。
(その後、ベッカーモデルになる)



さて、HeadのVilasに話を戻す。

このラケット、完全新品のデッドストック。

グリップにはまだテープが巻いてある。
保障マークには、当時HEADブランドを扱っていた「大沢商会」のロゴ。
グリップサイズは「4・3/8 L」、今で言う「G3」かな。
「L」はウエイト、「ライト」という意味。
懐かしい表記だ。



AMFのロゴは大沢商会関係の意味だったっけ?



スロート内側の合板の層が美しい。



ヘッドのグロメット部には溝が切ってあり、
磨耗によるストリング切れを防止する。



当時、オープンスロートのラケットは珍しかった。
MIZUNOのDavisCupか、HEADのアーサーアッシュコンペくらい。
構造が複雑でコストが掛かるのか、多くは1本スロートのウッドだった。

販売価格は、22,000円か24,000円だったと思う。
国産ウッドラケットのフタバヤ・ゴールデンショットが
7,000円くらいだったから、恐ろしく高かった。
当然ながら、ワタクシは使ったことはない。
というか、とても買える値段じゃなかった。
よって、試打感などの思い出は無い。


唯一の思い出といえば・・・

同じテニス部に温泉旅館の(どら)息子がいた。
京都への修学旅行の時、自由外出から帰ってきたら、
そいつがこのラケットを2本買って帰ってきた。

京都の修学旅行での買い物といえば、普通は新京極で
サングラスか木刀を買うだろうに(そうか?)、
コイツは4万円オーバーをはたいてラケットを買ってきたのだ。

そんな(どら)息子のラケットを横目で見て、
「テニスは道具じゃねえんだよ」と心の中で思った。
いや、実際口に出して、ソイツに言ったような気もする。

もちろん、そいつには3年間、一度も負けたことは無い。
元気に旅館を継いでるのかな。

かくいうワタクシも、まとまった小遣いを手にしたウレシさで
繁華街には目もくれず、テニスショップに行って
セルジオ・タッキーニのポロシャツと短パンを買った。
マッケンローやゲルライテスが着ていたヤツだ。
たしか、ポロが12,000円、短パンが10,000円くらいだった。
当然、旅行の小遣いはスッカラカン、何もオミヤゲを買わずに帰ったっけ。

とまあ、ウンチクも何の知識も無い、そんな思い出のラケットだ。
投稿者 Malt 05:40 | コメント(0)| トラックバック(0)
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