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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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コロシアムとか、監督とか。


まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
がんばろう日本!



有明コロシアムである。


この季節、トーナメントやイベントで有明に行く機会が多くなる。
この日は、日本テニス事業協会のセミナーである。

講師は前デ杯監督の竹内映二プロ。
以前にも何度か竹内さんの講義を受けたことはあるが、
本質を鋭く、且つ分かりやすく説いてくれ、
毎回、あっという間に時間が経ってしまう。


今回は午前中は座学、午後はオンコートだ。

昼食後の休憩時間、コロシアムでプレーさせてもらった。


速いと言われるサーフェースだが、しっかりボールを噛んでくれ、
回転がキレイに出るという印象である。

サイド、バックが広いうえに、観客席もあるので、
普段プレーするコートと違って、身の置き場が無い感覚にもなり、
このコートでプレーするには馴れが必要だなと思った。
まあ、そんな機会はそうそう無いだろうけど。

あと、意外と観客席が大きく見えるので、
選手は間違いなく観客の表情まで見えると思う。
チェンジコートで動く観客が気になるのも分かる気がした。



久し振りに自分のラケットを使った。

自分のラケットでプレーするのは、今の会社に入って2回目だと思う。
やっぱりマイラケットはいいな。

ただ、ストリングは随分前に張ったもので、完全に死んでいた。
近いうちに張り替えよう。





さて、竹内プロの講義は非常に興味深いものだった。
丸一日という長丁場を感じさせない程に
次から次に面白いテーマが出てくるうえに、
突然、質問が飛んで来たりと気が抜けない。

テニスのテクニカルな部分ももちろん、
ジュニア育成において重要なことや、
これからの日本のテニスに必要なことなど、
話しは多岐に渡った。


技術論以外で非常に興味深かったのは、デ杯監督のお話。

デ杯監督といえば、一般の人がその姿を観るのは
デ杯戦の時のオンコートがほとんど。
ともすれば、選手にアドバイスしたり、タオルを渡すその姿が
デ杯監督の仕事のように捉えられがちだが、それは大間違い。

選手が試合に入ってしまえば、監督の仕事はほとんど無いそうだ。

そもそも選手自身でゲームマネジメトが出来るから
メンバーに入っているわけだし、
技術的なアドバイスをすることはそんなに無いとか。


監督の仕事はその前までが90%。
チームをつくり、チームを引っ張ること。
そして一番大きな仕事は予算の割り振り。
協会の強化費をどう割り振るかなんだそうだ。

決して潤沢ではない強化予算から、人件費、遠征費その他、
チームが使うたくさんの予算項目を無駄無く、
最大限効率的に使うのが監督の一番の仕事だそう。
竹内さん曰く「毎日毎晩、お金の計算してました」と。


そして人事も監督の大きな仕事。
選手起用はとても大変なことらしい。

今現在のチーム力、そして将来のチームつくりを見越した世代交代。
数年先のテニス界の現状や選手の状況を見据えながら、
ナショナルチームに招聘する選手を決めるのだそう。

新たに起用する選手が出るということは、
メンバー落ちする選手も出るという現実。
入れるのはある意味簡単だが、メンバー落ちを伝えるのは
やはり辛いものだと仰っていた。

実際、竹内監督の時には世代交代があった。
その時、退いてもらった選手には、複雑な思いがあることだろう。


そう考えると、監督っていうのは、ほとんど経営者なんだな。
財務、人事、営業、すべてを考え指揮する。
我々が試合の場面で観ることが出来るのは、ほんの一面に過ぎない。
こりゃ、恐るべし重責である。
いやぁ、デ杯監督じゃなくて良かったよ。(なに言ってんだ?!)


そんなこんなのセミナーを終え、帰ろうとすると、
スタッフの方々から打ち上げのお声掛け。
主催のコーチ部会と竹内プロとで打ち上げをするので、
良かったら一緒にどうぞということらしい。

ワタクシごときに何故お声掛けいただけたのかは分からないが、
こういう席で竹内プロのお話が聞けるのも貴重な機会。
有り難く同席させていただいた。


いやいや、やっぱりスゴイお方である。
たくさんタメになるお話を聞かせていただいた。

ぜひ今度はウチの会社の研修会に来ていただきたいと
厚かましいお願いをしつつ、宴はお開きになった。


最後にレックの梅田コーチとツーショット。

ウメがナショナルのメンバーだった頃からの仲で、
その後のツアーを回っている時も何かとお世話になったとか。
ウーン、豪華なツーショットである。

貴重な一日に感謝したい。

投稿者 Malt 05:30 | コメント(0) | トラックバック(0)