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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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反抗期とか、ガンバレとか。


まだまだこれから。
すべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
がんばろう日本!




反抗期らしい。
中1の長男である。

とはいえ、ヒドイ言葉を吐くわけでも無く、
言葉数が少なくなり、愛想が無くなった程度だが。
母親には結構強気、ワタクシには若干腰が引け気味ってのもまだカワイイ。

ワタクシなぞ、小学5年くらいからずっと自分の部屋にこもって、
レコードやラジオを聴いたり、ギターを弾いたり、
食事以外は階下に降りていく事はなかった。
それを思えばたいしたことは無い。


妻がこんな本(マンガ)を読んでいた。


ワタクシも読んでみた。
反抗期の男子の生態が面白おかしく描いてあった。
男子の行動なんて、皆同じなんだなと思った。
そしてこんな時期もいつか終わるものだ。





その長男が、部活でデビュー戦を迎えると聞いた。
ソフトテニス部である。
学校に硬式テニス部が無いのだ。


妻は「観に来ないでね」と念を押されたらしい。
ワタクシも「行かなくていいんじゃない」と言った。
しかしどうしてもひと目観たいと妻は言う。
ちなみにワタクシの試合をひと目観たいと言ったことは無い。(笑)

仕方がないので会場に行ってみた。
木陰からそっと覗いていたら、顧問の先生とバッタリ。

  「観に来ないで!と言われたんですが、気になってそっと観に来ました」

  「皆には、ご両親のお陰でテニスが出来てるんだから
   感謝しなさいといつも言っています。どうぞ、堂々と観てあげてください」


良い先生である。

ということで、堂々と観た。
長男は私たちに気づくも、いないかのように振舞っていた。


そこには意外な彼の姿があった。

先生に呼ばれれば、全力で走っていく。
先生の前に立ち、「お願いします!」と挨拶。
アドバイスが終われば、「ありがとうございました!」と大声を張り上げた。


ハッキリ言って、試合はまだヘボだ。


しかし観たことも無いような一所懸命さ。
贔屓目無しに、誰よりも声を出していた。
「よしっ!」「チャンス!」「ドンマイ!」


朝は起きられない。
部屋は散らかしっぱなし。
洋服は脱ぎっぱなし。
お弁当箱は出し忘れる。

そんな家での彼とは別人であるかのような、
ビシッと気合の入った姿である。

家での彼を見ていると、「コイツ、こんなで大丈夫なのか?」
と思うことも少なくなかったが、
子供は子供なりに頑張っているってことなんだろう。

あまりうるさい事は言い過ぎず、彼の自主性を信じて
見守ることも大事なのかなと思いながら帰途についた。



ちなみにその日、帰宅した長男は、やはり怒っていた。
「観に来ないって約束したのに」と。
約束を破ったのは事実なので、「それはゴメン」と謝った。

「でもお前、きっと上手くなるよ。だって誰よりも一所懸命だったもんな」
それだけ伝えた。

彼がどう受け取ったかは分からない。
きっと、これからも勝手に頑張るだろう。
適度な距離感で見守りたい。
投稿者 Malt 06:30 | コメント(0) | トラックバック(0)