2010年02月04日
YOUTEKプレステージMP&PRO インプレ!
この2週間、恒例の火曜練習でYOUTEKプレステージを試している。
先週の練習で使い込んだ結果、自分なりの結論は、
「もういちどMIDサイズだな!」だった。
正直、MIDはもうキツイと思っていたのだが、
今回のMIDはなぜか違った。
330gのウエイトを感じさせないバランスの良さ、
思い切り振りぬいてもボールが吹けあがらない抑えのきいた味付け、
そして、「バキッ!」とボールを潰して打ち抜く感触が、
これぞプレステ!と思わせてくれるのだ。
いまさら330g、93平方インチを使いきれるのか?
という気がしないでもないが、テストした限りは
いちばんしっくりくるし、振れるのがMIDだった。
ならば、もう一度MIDでいってみようってわけだ。
まあ、そうは言っても正式発売は3月。
それまでどうするかって問題は残るのだが。
さて、実は先週の練習でPROはほとんど使わなかった。
自分の中では、16/19という粗めのストリングパターンは
プレステージというラケットにおいてはナシだったし、
なにより、すっかりひ弱になった手に、レザーグリップは
しんどかったからである。
いちおうPROもテストしてみようと思い、
twitterでつぶやいたら、フォロワーの方から、
「MPとの違いを聞かせて欲しい」との返信。
そんなわけで、4ゲーム毎にラケットを持ち替えて
それぞれを比較試打してみた。
最初に断っておくが、MIDは比較から除外した。
フェイスサイズ・ビーム厚ともに違うので、
あまり参考にならないと思ったからだ。
YOUTEK PRESTIGE PRO
■フェイスサイズ 98平方インチ
■ラケット長 27inch
■フレーム厚 21mm
■バランスポイント 315mm
■ウエイト 平均325g
■ストリングパターン 16×19
■価格 37,800円
YOUTEK PRESTIGE MP
■フェイスサイズ 98平方インチ
■ラケット長 27inch
■フレーム厚 21mm
■バランスポイント 310mm
■ウエイト 平均320g
■ストリングパターン 18×20
■価格 36,750円
え~、上手い具合に別物です、この2本。
どっちが簡単かというと、MPのほうが簡単。
名前の通り、PROのほうがハードに感じた。
もちろん、ウエイトの差も大きいのだと思うが、
15mmのバランスポイントの違いも大きいように感じた。
やはり、PROのほうが持ち重り感は大きい。
ただし、ツアーモデルなので、極端なトップヘビーではない。
あくまでも比較の中ではトップが重く、
PROのほうが若干の持ち重り感があるという意味だ。
そして、レザーグリップ。
これこそがPROの特徴であるとも言えるのだが、
ワタクシはこのレザーグリップが苦手。
しかし今回、あえてレザーそのままで使ってみた。
(試打ラケットに勝手にグリップテープ巻けないし)
思いの他、使いやすかった。
しっくり手に馴染むし、滑って、手の中でグリップがずれたりもしなかった。
ちょっとレザーグリップを見直したくらい良かった。
だからといって、レザー派にはならないが。
まあ、最近はレザーグリップそのままでプレーする人は
ほとんどいないだろう。
オーバーグリップの上からも、グリップの角を明確に感じたい方、
握り締めた時、指がグニュっと入り込む感覚が嫌な方は
レザーグリップも良いだろうと思う。
打球感。
MPはフェイス全体が一体となって「面」というか「板」で打つ感じ。
PROは、ストリングの1本1本がボールを捉える感じ。
ストリングパターンの違いが明確に出ている。
PRO
MP
当たりはMPの方が硬質なのだが、打球のダイレクト感は
PROのほうがしっかり伝わってくる。
これはレザーグリップもその一因かとは思うが、
ストリングがボールを捉える感触という
繊細さによるもののような気もする。
スピンについても同じ。
MPはフェイス上を転がしてスピンを掛けるイメージ。
PROはストリングで引っ掛けてスピンを掛けるイメージである。
引っ掛かりの良い分、PROのほうがスピンが掛かるように思う。
実際、ショートアングルへのパスもキレイに抜けたし、
デュースコートからのスライスサービスも、サイドライン上から
キレイに逃げて連続エースを取れたのはPROのほうだった。
ストリングへの引っ掛かりが感じられることで、
気持ちよく思い切りスピンを掛けられるというのも大きいのだろう。
グランドストロークでは、MPのほうが抑えがきくように思った。
PROは若干ボールが暴れるというか、スピンを掛けて
コントロールしないと、ボールが収まりきらない気がした。
ただしこれは、ストリングのテンションで調整がきくだろう。
(試打ラケットは若干緩めのセッティングなので)
全体の印象では、MPはこれぞプレステージという標準版モデル。
車で言うと、GT-Rとか、最初からじゅうぶんにバランスが取れていて、
吊るしのまま乗っても、容易にパフォーマンスを出せる感じ。
PROはストリングやテンションなどで味付けが大きく変わるカスタムモデル。
ストリングやテンションで別物(よりハードスペック)に変身しそうな気がする。
車で言うと、レース使用前提の市販車。
「どうせ、そのまま乗ったりしないでしょ」って感じだろうか。
同じような顔をしていても、たしかに別物。
ぜひ打ち比べてみて欲しい。
先週の練習で使い込んだ結果、自分なりの結論は、
「もういちどMIDサイズだな!」だった。
正直、MIDはもうキツイと思っていたのだが、
今回のMIDはなぜか違った。
330gのウエイトを感じさせないバランスの良さ、
思い切り振りぬいてもボールが吹けあがらない抑えのきいた味付け、
そして、「バキッ!」とボールを潰して打ち抜く感触が、
これぞプレステ!と思わせてくれるのだ。
いまさら330g、93平方インチを使いきれるのか?
という気がしないでもないが、テストした限りは
いちばんしっくりくるし、振れるのがMIDだった。
ならば、もう一度MIDでいってみようってわけだ。
まあ、そうは言っても正式発売は3月。
それまでどうするかって問題は残るのだが。
さて、実は先週の練習でPROはほとんど使わなかった。
自分の中では、16/19という粗めのストリングパターンは
プレステージというラケットにおいてはナシだったし、
なにより、すっかりひ弱になった手に、レザーグリップは
しんどかったからである。
いちおうPROもテストしてみようと思い、
twitterでつぶやいたら、フォロワーの方から、
「MPとの違いを聞かせて欲しい」との返信。
そんなわけで、4ゲーム毎にラケットを持ち替えて
それぞれを比較試打してみた。
最初に断っておくが、MIDは比較から除外した。
フェイスサイズ・ビーム厚ともに違うので、
あまり参考にならないと思ったからだ。
YOUTEK PRESTIGE PRO
■フェイスサイズ 98平方インチ
■ラケット長 27inch
■フレーム厚 21mm
■バランスポイント 315mm
■ウエイト 平均325g
■ストリングパターン 16×19
■価格 37,800円
YOUTEK PRESTIGE MP
■フェイスサイズ 98平方インチ
■ラケット長 27inch
■フレーム厚 21mm
■バランスポイント 310mm
■ウエイト 平均320g
■ストリングパターン 18×20
■価格 36,750円
え~、上手い具合に別物です、この2本。
どっちが簡単かというと、MPのほうが簡単。
名前の通り、PROのほうがハードに感じた。
もちろん、ウエイトの差も大きいのだと思うが、
15mmのバランスポイントの違いも大きいように感じた。
やはり、PROのほうが持ち重り感は大きい。
ただし、ツアーモデルなので、極端なトップヘビーではない。
あくまでも比較の中ではトップが重く、
PROのほうが若干の持ち重り感があるという意味だ。
そして、レザーグリップ。
これこそがPROの特徴であるとも言えるのだが、
ワタクシはこのレザーグリップが苦手。
しかし今回、あえてレザーそのままで使ってみた。
(試打ラケットに勝手にグリップテープ巻けないし)
思いの他、使いやすかった。
しっくり手に馴染むし、滑って、手の中でグリップがずれたりもしなかった。
ちょっとレザーグリップを見直したくらい良かった。
だからといって、レザー派にはならないが。
まあ、最近はレザーグリップそのままでプレーする人は
ほとんどいないだろう。
オーバーグリップの上からも、グリップの角を明確に感じたい方、
握り締めた時、指がグニュっと入り込む感覚が嫌な方は
レザーグリップも良いだろうと思う。
打球感。
MPはフェイス全体が一体となって「面」というか「板」で打つ感じ。
PROは、ストリングの1本1本がボールを捉える感じ。
ストリングパターンの違いが明確に出ている。
PRO
MP
当たりはMPの方が硬質なのだが、打球のダイレクト感は
PROのほうがしっかり伝わってくる。
これはレザーグリップもその一因かとは思うが、
ストリングがボールを捉える感触という
繊細さによるもののような気もする。
スピンについても同じ。
MPはフェイス上を転がしてスピンを掛けるイメージ。
PROはストリングで引っ掛けてスピンを掛けるイメージである。
引っ掛かりの良い分、PROのほうがスピンが掛かるように思う。
実際、ショートアングルへのパスもキレイに抜けたし、
デュースコートからのスライスサービスも、サイドライン上から
キレイに逃げて連続エースを取れたのはPROのほうだった。
ストリングへの引っ掛かりが感じられることで、
気持ちよく思い切りスピンを掛けられるというのも大きいのだろう。
グランドストロークでは、MPのほうが抑えがきくように思った。
PROは若干ボールが暴れるというか、スピンを掛けて
コントロールしないと、ボールが収まりきらない気がした。
ただしこれは、ストリングのテンションで調整がきくだろう。
(試打ラケットは若干緩めのセッティングなので)
全体の印象では、MPはこれぞプレステージという標準版モデル。
車で言うと、GT-Rとか、最初からじゅうぶんにバランスが取れていて、
吊るしのまま乗っても、容易にパフォーマンスを出せる感じ。
PROはストリングやテンションなどで味付けが大きく変わるカスタムモデル。
ストリングやテンションで別物(よりハードスペック)に変身しそうな気がする。
車で言うと、レース使用前提の市販車。
「どうせ、そのまま乗ったりしないでしょ」って感じだろうか。
同じような顔をしていても、たしかに別物。
ぜひ打ち比べてみて欲しい。