DUNLOP DC4.0WS インプレ!
なんとなくブログネームを変えてみました。
深い意味はありません。
marutomi→Malt(まると)
なんか、モルトってビールみたいだったので、ロゴを作りました。
これなら「まると」って読めますよね。
いや、別にどう呼んでもらっても良いんですが・・・
イラストレーターで所要時間5分のやっつけ仕事です。
相変わらずいい加減な性格です。
さてさて、ようやくテニスの初打ちを済ませました。
今日もいつものように、まずは試打ラケットを物色。
そういえば、これ試打してなかったような。
DUNLOP DC4.0WS
最近のラケットは素材革命が著しい。
というか、フレーム形状などの新しいテクノロジーが頭打ちの感もあります。
ここ数年で目立ったフレーム系のテクノロジーは
プリンスのO3(オースリー)くらいでしょうか。
その点、素材はテニスに限らず、すごい勢いで進化をし続けています。
テニスラケットの世界も素材革命に走らざるを得ない。
ナノテクノロジー、ニューカーボンetc、ラケットの剛性が
どんどん上がっていっているような気がします。
そして、打球感もかなり硬質な方向に行きつつあるようにも思います。
そんなトレンドを逆走しているのが、このDC(ダイアクラスター)シリーズ。
中空フレームっぽい、柔らかな打球感が特徴的。
特に選手モデルに冠されている、型名に「TP」がつかないものは
WS(ウェーバーシステム)と相まって、非常にソフトな打球感です。
DUNLOP DC4.0WS
ウエイト: 290g
グリップサイズ: 1・2・3
フェイスサイズ: 100平方インチ
フレーム厚: 24mm
バランスポイント: 325mm
全長: 27.0インチ
ストリングパターン: 16×19
価格: 33,600円
以前使用したDC2.0とフェイスサイズを比べても
カタログスペック上はたった2平方インチの違いしかない。
でも、持った感じはかなり違って、結構大きなフェイスに感じられる。
これを安心感ととるか、ぼやけた感じととるかは分かれるところかも。
テクノロジーで特徴的なのは、このWS(ウェーバーシステム)。
この特殊なグロメット形状がストリングの稼動域を広げ、
独特のソフトなホールド感を出しています。
実際、そのソフト感はかなりのもので、
これも好みが分かれるところかもしれません。
ワタクシは個人的にはソフトすぎる気がします。
ただ、不思議なのはソフトなホールド感の割りに
サービスのキレが良いこと。
特にスライスサービスのサイドへの切れは秀逸。
デュースコートからサイドラインを狙うと
面白いようにボールがコートの外へ逃げていきます。
さすが鈴木貴男選手使用シリーズってことなのか、
それともワタクシの腕なのかは分かりませんが。
この切れ具合を見るに、素材は今のままで、
WSが無いバージョンを打ってみたい気がします。
多分、このダイアモンドカーボン素材だけで十分だと思うんですよね。
そうか、そうなるとTPシリーズか。
なるほど。
フレームウエイトが300gを切っているだけに
振った感じはかなり軽い。
このシリーズの特徴なのか、トップライト気味なバランスが
さらに取り回しを良くしています。
正直、このウエイトでトップライトだと、ワタクシには軽すぎ。
ダブルスなんかのネットでの速い展開だと、
バキッ!ド~ン!ドカッ!・・・と一瞬なので
ラケットの取り回しの良さだけを感じられるのですが、
シングルスや、まかり間違ってストローク戦になっちゃたりすると
どうにもこの軽さが頼りない。
スライスなどがフェイスに乗っかって、へばりついて
シュ~!っと滑るように打てない気がしてしまう。
ドライブ気味に高い打点で叩き込もうにも
ボールにラケットの重みが乗らないし。
まあ、そういうボールを打つ人向けのラケットじゃない
といえば、それまでなんですけどね。
つまり、この290gが気持ち良く振れるプレーヤーで、
腕への衝撃を極力避けつつ、速いテンポの試合展開を
したい方には良いんじゃないかと。
厚い当たりのショットをガツガツ打ちたい方には
まったく受け入れられないラケットだと思います。
まあ、そういう打ち応えのあるラケットは
ツアーモデルでたくさん出ていますからね。
このDC4.0WS、試合に出始めの女性プレーヤーなんかにも
良いんじゃないかと思います。
試合に出始めると練習量も多くなるし、腕への負担も増えます。
そこで肘を痛めて、戦線離脱なんてのは悔しいですからね。
しっかり練習して、数をこなしたい方には、しっかり狙える割に
腕への負担が少ないこんなラケットがお勧めです。
あとは色の好みかなぁ。
ブルーですもんね。
ワタクシの好みじゃないかな。
・・・お前は赤なら何でもいいんだろう!って?
たしかにその通りです、ハイ。