ウイルソン テクノロジー
睡眠時間が絶対的に足りないはずなのに、
夜中に何度も目が覚めて深く眠れない。
で、色々考えてるうちに起きる時間だ。
なんか、ヤバイことになってるのか?オレ。
さて、常に先進的なテクノロジーを発表するウイルソン。
ここ最近は素材的な進化が多かったのだが、
今回のFXは久々に見て分かるテクノロジーってことで、
展示会会場には、時代を代表するテクノロジー搭載の
ラケットが展示されていた。
すでに、展示会に行かれた方々がブログなどに掲載されているので、
いまさらって感じのネタだけど、ご勘弁。
T2000
いわずとしれた、ジミー・コナーズの片腕だったモデル。
ワタクシがテニスを始めた頃、まだジミーはこれを使っていた。
他校の友人に借りて使ってみたが、重いわ、小さいわ、
金属なのにやたらとしなるわで、まったく使えなかった。
とにかく、普通じゃないラケットだった。
ちなみに、ワタクシのコレクションにはT2000は無い。
T5000だったか3000は数本ある。
現在はKen’s各校に飾ってある。
Jack Kramer Autograph
ジャック・クレーマーのプレーは見たことがない。
フタバヤやカワサキなどの国産ラケットの倍の値段だった。
硬くて、カチッとした打球感は国産とは違った・・・気がした。
テニス部に引きずり込んだ、小学校からの同級生が使っていた。
メチャクチャ、運動センスのあるヤツで、たしかインカレに出たとか。
勉強は得意ではなくて、歴史の時間に「平将門」を「へいしょうもん?」
と読んで、爆笑を取ったことがある。
しかも、そいつは現在、故郷で教師をしているとか。
日本の教育が心配である。
そんな(どんな?)思い出のラケット。
Prostaff
もう説明も要らないラケット。
確かコナーズとエバートの共同開発だったかな。
婚約破棄したカップルが一緒につくったってのもスゴイが、
それが、歴史的な名機になるなんて、分からないものだ。
写真のラケットは、実際にサンプラスが使ったものだとか。
振ってみたけど、普通だった。
PROFILE
元祖厚ラケ。
不恰好な厚み、飛び、硬質な打球感、すべてが衝撃だった。
ラケットのテクノロジーを大きく変えたモデルだと思う。
当時、「1本買ったら、もう1本プレゼント」みたいな感じの
キャンペーンもやっていたような気がする。
なんつうか、そこまでやるかって思ったっけ。
Sledge Hammer
なんつったっけ?
正式な品番は忘れた。
もうこのへんになると言葉が無かった。
コーチ仲間では「団扇」って呼んでた。
ダブルス中心の女性プレーヤーから支持されたモデル。
Roller
グロメットに滑車を搭載するという暴挙(?)に出たモデル。
「クロスストリングが可動することで云々・・」というふれこみだったが、
個人的にはそんなことは無いんじゃないかと、今も思っている。
正直、キワモノ的なラケットだと思うのだが、
ラケット史上、キワモノとしての評価を得ないあたりが
ウイルソンのスゴイところだと思う。
これを弱小メーカーがやったら、間違いなく相手にされないはず。
他にもあったのだが、こんのへんで終了。
しかし、色々と考えるものだ。
そういえば昔、ストリングが3方向にクロスしている
マッドラックなる不思議なラケットがあったっけ。
会社にも試打ラケットが届いたが、
コーチたちは一度打っただけで興味を失っていた。
こんなのも、ウイルソンから発売されていたら、
生き残っていたのかもしれない。