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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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ものづくり

モノをつくるっていうのは難しい。

ワタクシの担当業務では、具体的になんらかのモノ(商品)
をつくるってことは無いが、商品を販売することは多い。
それはテニス関連の商品が主であるが、
しばしば問題が発生したりする。

ラケットが折れたとか、ヒビが入ったとか、
塗装がはがれてきたとか、グロメットが陥没したとか、
様々なケースがある。


基本的にはメーカーさんの保証ガイドラインがあるので、
それに沿って対応をさせていただくことになる。
もちろん、サービスやスマッシュですっぽ抜けて
コートにぶつかったとか、頭にきてコートに叩きつけて
折れたなどは保証対象外である。

最近はメーカーの開発部署が、キズや不具合の状態を
しっかりと調べてくれるので、かなり正しい診断が出る。
つまり、適当な理由をつけても、保証は効かないのだ。

まあ、そんなケースは稀だし、システムが確立しているので、
あまりトラブルになることは無い。



判断に迷うケースは、その前段にもある。

お客様に商品をお渡しする前だ。
入荷した商品は、お渡しの前にチェックする。
ラケットならフレームのキズやグロメットなど、
シューズやバッグなどは汚れなども入念にチェックする。

実は、この段階で問題が発見されることがある。
流通段階でついたと思われるような小さな塗装欠けや
擦り傷などがついていることがあるのだ。

明らかに問題のあるものであれば、
有無を言わさず交換してもらうのだが、
微妙なケースもあり、判断に迷ったりする。



そんなこともあり、あるメーカーさんに、キズの許容範囲基準が
あるのかどうか、またあるならばどの程度なのか聞いたことがある。

それによると、キズの判断基準はあるそうだ。

スクラッチ(擦り傷)なら何mm以内まではOKとか、
クラック(ひび)は長さによらずNGtか、
ブランドロゴにかかる汚れは、少しでもNGなど、
いくつかの基準が定められている。

ただ、聞いた範囲だと、日本人の感覚からすると、
結構緩めだなという印象だった。
そんなこともあってか、そのメーカーさんも
ある程度はフレキシブルに対応をしているようだ。



現在、ラケットの工場はほとんどが中国だ。

ラケットを作っている工場は、そう多くない。
簡単に言うと、別のブランドのラケットが、
同じ工場で隣同士のラインを流れていたりもするらしい。

まあ、それはそうとして、ラケットのキズが多発したことがあった。
ひどいものは、塗装が剥げた黒い部分をマジックで
塗ってあるような状態のものまであった。
一度や二度ではなかったので、メーカーさんに状況を説明し、
事情確認をお願いした。


担当の方の説明によると、その日の最終製造数に満たないと、
製造工程上の不良品として工場のラインから外された商品を
マジックなどで補修(?)し、完成品に入れてしまうことがあるらしい。

当然、それはいけないことなのだが、品質基準の理解に乏しいのか、
おおらかな国民性なのか、こんなことが少なくはないらしい。
メーカー担当者が四六時中ラインにはりついて見張っていれば
そういうことも出来ないのだろうが、そうもいかないので
困っているような話だった。


ちなみに、今、中国の工場では人手の確保が難しくなっているそうだ。
様々な仕事が中国国内に生まれ、仕事を選べるようになったからだ。

旧正月で里帰りした後、同じ職場に戻ってくるのは
数割しかいないそうである。
少しでも給料の良い仕事にすぐに移ってしまうので、
そのままいなくなってしまうそうである。



なるほど、海外に生産拠点を移すっていうのは
国民性も含め、様々なハードルをクリアしなければ
いけないのだなと思ったものである。

とはいえ、どの国に工場が移っても、お客様に喜んでいただける
しっかりした商品を供給して欲しいというのは変わらぬ思いである。


う~ん、もっと色んな裏話があるのだが、
メーカー名を出すのも差しさわりがあるしってことで、
微妙な表現になってしまった・・・

投稿者 Malt 04:23 | コメント(0)| トラックバック(0)
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