Prince 新製品
すっかり秋の空気。
外を歩いていても気持ちが良い。
まだまだ残暑厳しかった先週、
プリンスの新製品展示会にお邪魔した。
最近、ワタクシはプリンスのスピードポートブラックを使うことが多い。
(社)日本プロテニス協会関係のお手伝いの時、
スタッフは同協会のオフィシャルラケットであるプリンスを
使わなければいけないことになっている。
協会所有のプリンスラケットもあるのだが、
やはり人のラケットだと使いづらいっていうか、
多少の不安がある。
そこで、1本はプリンスラケットを持っておくことに。
先日、Ken’s成田校に行った時、ふと、稲葉コーチの
ラケットを見ると、”ブラックライト”だった。
(稲葉コーチはプリンスから契約をいただいている)
私 「ブラックじゃないの?」
稲葉 「肩を故障してから、重く感じるのでライトに替えたんです」
私 「2本あるけど?」
稲葉 「1本は熊谷コーチから奪いました」
私 「じゃあ、ブラックは使わないな。貸して」
ということで、プロテニス協会関連業務用として
スピードポートブラックをせしめたのである。
契約の貸与分だから、年度変わりには
返却しなければいけないが。
ちなみに、シューズもプリンスを履かなければ
いけないのかもしれないが、持っていない。
そんな(どんな?)、エピソードもありのプリンスである。
EXO3の発表である。
稀代の名機、”グラファイト”にスピードポートが搭載された。
そして、これまたハードモデルとしての評判高い、”レベル”にもである。
この2機種の特徴は、スピードポート搭載位置が
フェイス上部にずれたことである。
多くのトッププロや上級者は、フェイス中心よりも
若干トップ寄りでボールをヒットする傾向にある。
現在のグロメット設定だと、スピードポート部と
通常グロメットの境目でのヒット率が増えて、
違和感が生まれることがあう。
そこで、スピードポートグロメットの設定を
上部に移動させることで、違和感を解消した。
言われてみれば当たり前のことだが、強度も変わるし、
そう簡単な決断でも無かっただろうと思う。
フェイスサイズは、93と100の2機種。
EXO3グラファイト93
■フェイスサイズ 93平方インチ
■フレーム厚 19.0mmフラット
■フレーム全長 27.0inch(68.6cm)
■ウエイト 平均320g
■バランス 31.0cm
■価格 36,750円
EXO3グラファイト100
■フェイスサイズ 100平方インチ
■フレーム厚 19.5mmフラット
■フレーム全長 27.0inch(68.6cm)
■ウエイト 平均310g
■バランス 33.0cm
■価格 36,750円
斬新なデザイン。
かつてのグラファイトからは考えられないカラーだ。
こちらは、フェイスサイズが95と105の2種類。
EXO3レベル95
■フェイスサイズ 95平方インチ
■フレーム厚 20.0mmフラット
■フレーム全長 27.0inch(68.6cm)
■ウエイト 平均310g
■バランス 31.0cm
■価格 34,650円
EXO3レベル105
■フェイスサイズ 105平方インチ
■フレーム厚 21.0mmフラット
■フレーム全長 27.5inch
■ウエイト 平均295g
■バランス 33.0cm
■価格 34,650円
こちらも、もともとハード系のモデル。
フェイスが若干縦長なのが特徴である。
以前のレベルは少しだけ打ったことがあるが、
ワタクシには硬すぎて、手に負えなかった。
実はワタクシ、どちらも試打をしていない。
試打会が別のメーカーさんの展示会と重なってしまい、
中抜けして行こうかと思ったのだが、さすがに無理だった。
そんなわけで、インプレッションは書けない。
プリンスがグラファイトの冠をつけるくらいだから、
そうとう気合の入ったラケットなのだろう。
それが証拠に、世界発売より先に日本で発売だとのこと。
そのうち、試打する機会もあるだろう。
楽しみ。
さて、他にはと・・・
杉山プロ使用のO3ブラックライトにオーバーサイズが追加になった。
ブラックがカッコイイ。
プリンスのシューズは、Ken’sでもかなりの人気。
実際、足入れ感が秀逸で、プレー時のフィット感も素晴らしい。
(持ってないけど、試打会で試履きした)
買い替えのリピーターが多いのが、その証拠だ。
ともすれば、世界的に超超超有名な海外ブランドのシューズに
目がいきがちであるが、日本人には日本人向けにつくられた
足型が合うのではないかとも思う。
ブランドではなく、しっかり合うものをお勧めしたい。
ということで、個人的にもお勧めである。
初めてO3シリーズ発表されたときは、正直違和感もあったが、
いまやすっかり定着したこのシリーズ。
今後も楽しみである。