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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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ブリヂストン C-SNIPE2.8 インプレ!

すっかりお正月でテニスの話題も無いので、
年末に試打したラケットのインプレでも。


ブリヂストン C-SNIPE2.8
Csnipe2800
発売は去年の前半だったでしょうか。
少し前のモデルです。
その後、「DUALCOIL」が発売になってしまったので、
少し影が薄くなった感もあります。
しかし、「DUAL COIL」とはしっかり違う味付けになっているので、
これはこれでひとつのラインを確立していると思います。


Csnipe2801
グリップサイズ  1.2.3
フェースエリア  103inch2
ラケット長  27.25inch
フレーム厚  22~26mm
重量(平均)  280g
バランス(平均)  330mm
ストリングパターン(タテ×ヨコ)  16×19
価格 33,600円


~発売時のニュースリリースより~

“ピンポイントに狙えるラケット”をコンセプトに開発し、
戦略的にゲームを組み立て、相手の力を利用してコースを狙っていく
オールラウンドプレーヤー向けモデルです。

アスリート向けにアレンジした“C型断面構造フレーム”により、
ストリングの可動範囲が広がることで、
ボールをつかむような打球感で味わえると同時に、
安定性・正確性を高めました。

また、フェース両サイドに3本の“マッスルリブ”を装着することで
剛性を高め面の安定性を向上。 
これらの相乗効果により面安定性を高め、
更にフレームの設計をフェース、シャフトと細分化し
それぞれの最適な剛性にし、相手コートを
“ピンポイントで狙うラケッ”トに仕上げました。

・・・だそうです。


昨秋に発売になった「DUAL COIL」は、ラケットを振り切る
ハードヒッター向けの攻撃専用ラケットが開発コンセプトですが、
C-SNIPEは、「ホールドして、ピンスポットで狙う」という、
コントロールを攻撃の軸として開発されたラケット。

どうしても「DUAL COIL」の「攻撃専用!」というキャッチーなコンセプトや
これまでのブリヂストンらしからぬ派手なカラーリングで目立つので
影が薄くなりがちな「C-SNIPE」ですが、なかなかどうして
しっかりもうひとつのラインをつくりあげていると思います。

惜しむらくは前述した通り、カラーリングがどうにも地味。
テニスラケットって、どうして無難な黒系に落ち着いてしまうのでしょう。
このあたりはブリヂストンらしいと言えば
たしかにそうなのですが、どうも勿体無い気もします。
やっぱり遠くからでも、どこのラケットなのかパッと分かるのが
ヒットのひとつの要因だとも思うのです。

まあしかし、その流れも「DUAL COIL」から変わってきたように
思いますので、「C-SNIPE」も継続していくなら、
カラーリングのリニューアルなんかはどうでしょう?
金型変えるわけじゃないので、それほど大変じゃないと思うのですが。



さてこのラケット、「C」の流れを汲んでいますので、
内側がえぐられたような三日月のフレーム形状が特徴。
Csnipe2802
「C-Power」などから継承されているこのフレーム形状が
打球のホールド感とソフト感を生み出しています。

実際、試打してもホールド感は秀逸。
フィーリングを飛び系に大きく舵を切った最近のラケット群とは
確実に一線を画します。

このホールド感というやつ、なかなか厄介なもので、
あまりにホールド感を求めすぎると、
打球感がダルになって飛ばない印象になってしまう。
いくらホールドしても、「飛ばない」との感触は、
プレーの難しさや爽快感の無さに繋がってしまう。

実際には、ボールの打ち出しが悪いわけではないのですが、
打球感のイメージだけで、セールスに影響が出てしまうのです。

「飛ぶ」味付けは、かなり尖がったところまでいっても
比較的先進的な印象で受け入れられるのですが、
「ホールド感」については、適度な味付けが
重要なんじゃないかと思うわけです。
「一瞬ホールドして、一気に打ち出す」みたいな感じ。

ワタクシは勝手に、この微妙な味付けが出来てこそ、
「ホールド感」を前面に打ち出せるラケットに
なるのだと思っているのです。




さて、この「C-SNIPE2.8」、前述の「ホールド感と打ち出し感」
を見事に高次元で実現しています。

打球時の衝撃はCフレームの効果なのか比較的少ない。
このへんがホールド感に繋がっているのでしょう。
ところがこの打球感、ダルな感じじゃない。
ボール全体の面を広くとらえる感じではなく、
ボールの芯の部分のみが打球感として伝わってくる感じ
とでも言いましょうか。

打球時に芯が感じられることで、コントロールや
打ち出しの爽快感も得られているというもの。
相反する「ホールド感と打ち出し感」と両立させるあたりが
ブリヂストン社のものづくりの高い技術を感じさせます。



実際、コントロール性も高く、イメージどおりに打球を運びやすい。
スピンもフェイス上部を使えば、キレイに引っかかるし
ボレーヤーの足元に落とすパスも思い通り。

ワタクシ、これを使ってダブルスをしましたが、
サービスダッシュ~深いファーストボレーを打ってきた相手に
バックハンドのトップスピンパッシングショットをアングルに打ち込んで、
見事にエースを取りました。
ワタクシのテニス人生でベスト50(多いぞ)に入るようなナイスショット。
ピンスポットで狙えるというのを実感した瞬間でもありました。


今回試打したのは、2.8のほうで比較的やさしいモデル。
3,0のほうがピンスポットでのコントロールの印象が
もう少し強まるのではないかと思います。


とにかくこのラケット、最近の「パワー」一辺倒の
流行とは少し違うベクトルのラケット。
しっかりコースを狙って試合を組み立てたいタイプの
プレーヤーには最適だと思います。


ブリヂストンラケットのラインナップとしても、
このラインはぜひ継続して欲しいと思います。
絶対に必要なタイプのラケットだと思います。

ただ、色が地味なんだよなぁ・・・
しつこいようですが、カラーリングのリニューアルしませんか?

投稿者 Malt 04:13 | コメント(0)| トラックバック(0)
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