2013年07月30日
豪雨とか、Prince J-PRO GRAPHITEインプレとか。
まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
がんばろう日本!
朝、家を出た途端に豪雨である。
あまりの降りにしばらくエントランスで立ち往生。
バスに乗ろうかとも思ったが、駅まで歩いてもたった5分。
意を決して外に出る。
階段から滝のように水が流れてくる。
公園の歩道も何本もの川筋になっている。
30秒で下半身がずぶ濡れになった。
靴もグシャグシャ。
せめてもの救いはスーツじゃなかったこと。
テニスウェアってすぐに乾くのね。
しかしシューズとソックスはそんな簡単に乾かない。
一日中、気持ち悪かった。
西の方では豪雨で深刻な被害が出ているらしい。
靴くらいで文句言っちゃいけないな。
ここ数年、気候が熱帯化してる
皆様、お気を付けくだされ。
さて、そんなわけで、プリンスの新製品
J-PROシリーズを打たせてもらったわけだが、
ちょっとインプレを書いてみる。
日本仕様だからか、高級感溢れるカラーリング。
さすがフラッグシップモデルのグラファイトである。
Prnce J-PRO GRAPHITE
■フェイスサイズ 100平方インチ
■ウエイト 315g
■バランスポイント 315mm
■ラケット長 27.25インチ
■フレーム厚 19.5mm(フラットビーム)
■グリップサイズ 2, 3
■価格 34,000円
シリーズ最大の特徴であるトラディショナルグロメット。
EXO3の進化版も良かったが、やはりツアー系には
こちらのタイプも欲しかった。
カッチリした打球感かななんて、期待が高まる。
ワタクシの大好きなボックスフレーム&フラットビーム。
クセ無くしなる感じが好きなのだ。
フェイスは100.
かゆいところに手が届く万能サイズかな。
このへんも凝っているというか高級感あり。
個人的にはシンプルなタイプが好きなので、
ここまでは要らないかなぁ、なんて。
さっそく打ってみた。
まず驚いたのは打球音。
自分が上手くなったというか、
パワーアップしたかのような大きな音になっている。
EXO3はシューン!というグロメットの風切音があったが、
当然それが無くなり、打球時はバキン!と
ボールが破裂しそうな音になっている。
この音の違いはかなり明確。
グロメットでここまで音が変わるのだろうか?
それともフレームの構造なのか?
とにかく、パワーアップし上手になったような気にさせてくれる。
打球感はもちろんカッチリ系。
EXO3がストリングでくわえる感じだとすれば、
J-PROは板でボールを潰して打ち抜く感じ。
明らかに打球時の剛性感は増したように思う。
その分、若干スイートエリアは狭い。
オフセンターでの飛びはEXO3には敵わない。
コンセプトが「楽」とか「飛び」というラケットではないので、
それで良いのだと思う。
そして、スイートエリアで打ち抜いた徳の感触は非常に良い。
倍加した打球音と相まって、これぞツアーモデルって感じ。
シビアなラケットが好きな人にはたまらないんじゃないだろうか。
スピンは引っ掛けるというよりは、潰すイメージ。
しっかり振り抜けば、思ったようなスピン量が得られると思う。
スライス系の球乗りが良いのも特筆すべき点だと思う。
正直、ネットプレーは楽ではなかった。
フェイスを合わせて、ひと送り、ひと押しする感じ。
オフセンターだと打球が失速してしまうので
キッチリキッチリ打っていかなければいけない。
このへんはワタクシ向きじゃないかも。(苦笑)
全体に非常にシビアに進化したという気がした。
シビアといっても、使い手を極端に選ぶほどではない。
EXO3がオートマ車だとすれば、J-PROはマニュアル車というところか。
ただ、テクノロジーは非常に大きく進化しているので、
さらに凄みを増しているのは間違いない。
最新のテクノロジーによるパフォーマンスアップは
よりシビアにプレーをしたいプレーヤーの大きな力となるだろう。
昔のグラファイトが大好きだった人、
ボックスフレームの感触が好きな人は、
一度打っておくべきラケットだと思う。
芯で打ち抜いた感触をお楽しみください。
オススメです。