2013年07月20日
本人とか、ウェブとか。
まだこれからすべきこと、しなければいけないことはたくさんあります。
忘れないこと、続けることです。
がんばろう日本!
展示会へ行った。
新人の担当氏を紹介いただいた。
聞けば、ちょっと前までウチ(REC)のスタッフだったそうだ。
新商品の案内をしつつ、彼が言った。
「ブログにたまに出てますよね?」
「え?」
「あの、ためにならないブログっていうのに」
「そう?そんなに出てるかなぁ」
「ええ、お知り合いですか?」
「というか、書いてるんだけど」
「ええっ!ご本人ですか。失礼しました。
ボク、メッチャ読んでます!」
意外と分からないものなんだなぁ。
RECのスタッフさんも案外知らないのかもしれない。
良い事である。
皆が読んでるって思ったら、微妙にプレッシャーだしね。
でも、読んでるなら読んでるって言ってもらったほうがいいな。
心の中で色んなこと思われてるのはもっとプレッシャーだから。
かと言って、「読んでます!」と言われても、
そんなに面白いリアクションも取れないし、
話がメッチャ膨らむほど面白い人間ではないのは
ご了承いただきたい。
さて、本である。
ウェブはバカと暇人のもの (光文社新書)
面白そうな本である。
筆者がラジオで話しているのを数回聴いたが、
過激に本質を突いての話は非常に興味深かった。
「ネットはタコツボにはまる」んだそうだ。
ネットってのは自分の好きな情報しか取れない。
検索だって、興味があるからするわけで、
その興味の中にドップリ浸かって
さらにディープに入り込んでいく。
興味の無いキーワードはそもそも頭に浮かばないから、
新しい扉が開くことは無く、同じ傾向でどんどん深くなるだけ。
SNSも同じ。
そもそも同じようなカテゴリだから友達になる。
つまり、殻を破って外に出ることは無い。
Amazonからこんなメールが来る。
「こんなものには興味ありませんか?」
「あなたと同じものを購入した人は、こんなものも購入しています」
過去の購入履歴から似たようなものを勧めてくる。
傾向が同じだから興味があるに決まっている。
そしてついクリック。
そしてどんどん閉じた居心地の良いタコツボに入ってくと。
筆者は言う。
「あなたはこんなものには興味が無いようですが、いかがですか?」
「あなたはこんなこと知らないでしょ?どうですか?」
そんなメールが来れば面白いのにと。
開かれていくと思われるネットも、
そう考えるとたしかに恐ろしく閉鎖的だ。
タコツボにはまらないようにしなければと思った。
ちなみにワタクシ、twitterはもう開いていない。
読み切れないってのもあるし、
とりあえずはfacebookでじゅうぶんである。
facebookも最近は友達も増えていない。
自分から友達申請をすることもあまりない。
申請が来たら、知り合いなら承認するが、
知り合いでもなく、何のメッセージも無い方はパスである。
そういう意味ではワタクシも閉じているのかも。
まあでも、ネットで何かを広げようとは思ってないしね。
リアルな部分の補完として、結果的にネット方面が広がればOKだ。
人生を豊かにするのは1万人のウェブ上の知り合いじゃなくて、
家族とひとにぎりの深い仲間たちと友人っていう考えは
昔から変わらないのだ。