膝痛とか、鉄柱攻撃とか。
ウインブルドン、ナダル欠場だって?
連覇が掛かっているのに欠場とは、
膝の具合はかなり悪いのか?
昔、先輩コーチがよく「膝が痛い」と言ってた。
どうしようもなくなると、病院で水を抜いてもらうとも。
そんな恐ろしい症状なのかと思いつつも、まだ若かったので、
痛みの度合いをまったく理解できなかった。
そんなワタクシも、昨年あたりから膝が痛むことが増えた。
練習をした後、野球をした後(こっちのほうが多いかも)、
膝が痛み、足を引きずることも少なくない。
水を抜くとか、そこまではいかないにしても、
膝が曲げられず、座れないほどになる。
運動直後は膝全体が腫れあがっている感じ、
数日すると、膝関節がかみ合っていない感じになる。
これはツライなぁ。
他人に説明しても分からないだろう。
やっぱり、痛みは本人にしか分からないものだ。
ということで、ナダルには膝を直して、
USオープン制覇に向けて頑張って欲しい。
ワタクシも頑張るよ。(一緒にするな)
さて、「実写版 テニスの王子様」の話。
ホント、色んな技が出てくる。
漫画が始まった頃、ジュニアたちに、
「ねぇ、ツイストサーブ打てる?」とか、
「ポール回しできる?」なんて聞かれたコーチも
多いんじゃないだろうか。
ツイストサービスやポール回しは出来ても、
「コーチ、スネークショット打ってみて!」には
「出来るかいっ!」って答えるしかない。
そのポール回しで思い出した。
高校の時、ワタクシたち1年生は球拾い。
グランドスラムのボールパーソンみたいに
ネット脇でしゃがんでダッシュでボールを拾うという
文化は無かったけど、ネット脇で直立、
手を後ろに組んだ姿勢での待機が義務づけられていた。
ある日、先輩がポール回し気味にサイドラインの外側から
フォアハンドストロークを打ち込んできた。
打球はネットポスト脇でボール拾いをしていた
一年生のアラキくんの頭めがけて一直線に飛んできた。
アラキくん、何を思ったか、手を後ろで組んだまま、
ボールを避けるために瞬間的に頭を下げた。
応援団の「オス!」って挨拶みたいな感じ。
そのままアラキくんはネットポストに額をぶつけた。
顔を上げたアラキくんの額から、ダラーっと血が流れ落ちた。
プロレスの鉄柱攻撃みたいだった。
すぐに病院送りになったアラキくん。
以降、彼は先輩から「鉄柱」と呼ばれることになる。
それは先輩たちが卒業するまで長きに渡った。
そんな危険な思い出(?)の「ポール回し」だ。
ちなみにワタクシ、高校3年間一度アラキくんには負けたことは無い。