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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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ためにならないブログ

テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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上手くならないワケ

♪時間よ~、止まれ~♪

矢沢栄吉のファンではないが、そんな気分だ。
あれやこれやと、スケジュールと仕事が詰まってきた。
しかも、どれもが待った無しである。

ブログ、書いてる場合じゃないだろうって気も
大いにするが、ひと時の現実逃避ってことで
どうかひとつ。


さて、一昨日、ゴルフが上手くならないって話を書いた。

どのスポーツや競技も上達へのプロセスは一緒だろうと思う。


まずは、やはり反省するっていうか、何が悪かったの現状把握。

この現状把握っていうのは、テニスだったら試合、
ゴルフだったらコースをラウンドすることであぶり出される。
決して、球出しのボールを打ち続けたり、
打ちっ放しの練習場では、本当のところは出てこない。

スポーツというのは競技だから、その競技中、
つまり試合やラウンドでの問題点が本質である。
シチュエーションが最初から決まってれば
上手く出来るのは当たり前の話だし。

といいうことで、あらゆるエマージェンシーな状況において、
自分がなにが出来て、なにが出来なかったかを知ることだ。


そして、その問題点の克服である。

これは、練習するということ。
球出しで何度も反復する場合もあるだろうし、
試合と同じような状況を想定して練習することもある。
フォームが乱れないように打つこともそうだろう。
いわゆる、「体におぼえさせる」ということだ。


そして、その検証。

これはまた実践の場で行われる。
試合やラウンドでいかに使えるようになっているかを
確かめるということである。
もしそれが上手く機能しないのなら、それはまだ克服できていない
ということであり、多くの反復練習や場合によっては、
メンタルトレーニングも必要かもしれない。

いずれにしても、どうして出来なかったのかが、
次の次元として把握されなければいけない。


そしてまた練習。
そして試合やラウンドである。


結局のところ、この繰り返しなのである。

大事なことは、常に現状を正しく認識し、課題を持っているということ。
単純に、試合にたくさん出れば強くなるというものではない。
(と、ワタクシは思う)


さて、ここで問題が発生する。

試合に向けて色々と考えていても、いざ試合になると
完全に舞い上がってしまい、思っていたことが
すっかり頭から飛んで、何らトライアルにも検証にも
ならないパターンが発生する。

実は、初期段階においては、これが非常に多い。

 「コーチ、何も出来なかった。
  いつもはこんなんじゃないのに・・・」

かつて、担当の生徒さんからたくさん聞いた台詞である。
結局これは試合慣れしかない。
試合に出続けると、こなれてくるのがこの部分である。

心の余裕が生まれ、冷静な自分が持てるようになると
課題についての意識も飛ばないだろうし、
試合の経過もおぼえているから、反省も的確になる。
そういう意味では、試合慣れは重要である。



ワタクシ、バス釣りが趣味である。
ここ1~2年はご無沙汰だが、トーナメントにも出場していた。

バストーナメントは非常にロジカルなコンペティションである。
ラッキーな人が勝つわけではなく、上手い人、強い人が常に勝つ。

Evacetral0532
時速100km/h近くで走るボートの操船技術から、
風を読んで、どのエリア、どのスポットに入るのか、
はじめの読みが外れた場合、バックアップパターンとして
別のエリアを考えているか、また釣り方はどうなのかなど、
とにかくあらゆる状況に対応できる作戦をもっておく必要がある。



毎回、トーナメントが終わって、上位入賞者の
ウイニングパターンを聞いて、自分の作戦との
答え合わせをすることで、課題を見つけて帰る。

しかし、トーナメントは1~2ヶ月に1回なので、
次のトーナメントでが季節が変わっている。
つまり、自然の摂理に従って行動する生き物が相手なので、
前回のパターンがそのまま通用することはない。
参考になるのは、昨年の同時期のパターンとか、
トーナメント直前のプラクティス(練習釣り)だったりする。

くわえて、湖によって地形や特性違うし、釣れるパターンや
季節進行も微妙に違うので、これまた難しい。
Img_1534


ということで、同じ湖の大会に、何年か出場し続けて
ようやく上位入賞できるようになるのである。


それだけに、様々なパターンを頭に入れてトーナメントに臨むのだが、
いざボートのスロットルを開けて走り出すと、完全に舞い上がって
すべての作戦が頭から飛んでしまうことが少なくない。
「何であんなところで釣ってたんだろう?オレ」こともある。

頭空っぽで釣っていても勝てない。
持っていた課題を冷静に実践出来たときのほうが
勝率は高いものである。



そんなわけで、話はテニスに戻るが、課題を持っていない、
なにも考えていない人は、上達が遅いと思う。
とにかく、試合には課題を持っていくこと。
そして、それが上手くいったかどうかを持ち帰ることである。

ゴルフも一緒。
コースに課題をもって行くことが大事だ。
つまり、な~んにも考えていないワタクシは、
一生上手にならないってことだ。

投稿者 Malt 04:36 | コメント(0)| トラックバック(0)
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