2007年06月11日
レッドクレー
フレンチオープンが終わりました。
男女とも下馬評どおりの優勝者。
ともに3連覇という素晴らしい結果です。
男子決勝のヘッドラインでは、「ナダル3連覇!」よりも
「フェデラー、勝てず!」といったニュアンスが
多かったように思います。
生涯グランドスラムがかかっていましたからねぇ。
しかも相手はナダル。
恐ろしく厚い壁でした。
決勝戦のラリーは壮絶な打ち合いになりました。
なぜかフェデラーはバックハンドのスライスを
ほとんど使いませんでした。
多くがトップスピン系のフルショット。
スライスでのチェンジオブペースという場面は
ありませんでした。
なんで?
クレー対策、ナダル対策だったのでしょうか。
やはり打ち切らなければ、ナダルには勝てない
ということなのでしょうか。
ちょっとイメージが変わりました。
ローランギャロのレッドクレーは天候によって、
生き物のようにコンディションが変わるそうです。
以前、観戦に行った際、
こんな恐いセキュリティースタッフをかわして、
実際にコートを触ってみました。
見た目は柔らかそうに見えるのですが、
実はベースはスゴク硬い。
カチカチに固められた土の上に砂が敷き詰めてある感じ。
ですから、かなりバウンドが高い。
トップスピン系の選手、高い打点で打ち続けられる選手が
強いのも分かる気がします。
高い打点からフォアを叩き込むナダルのようなスタイルは
クレーとのマッチングが非常に良いのでしょう。
フェデラー、来年は勝てるのか?
勝ちたいだろうなぁ。