インタビュー
最近、これが気になる。
テキスト作成に特化したデジタルメモ機。
一度、店頭で触ってみたが、立ち上がりも一瞬だし、反応も悪くない。
色々と原稿を書く人には案内便利なツールかも。
まあ、ワタクシはそんなに原稿書くわけじゃないけど。
で、原稿書きといえば新聞記者だ。
週末のプロ野球交流戦のこと。
無理やり阪神タイガース応援グッズを身にまとわされたワタクシ。
トイレついでに、観客席裏でのイベントなんぞを散策していた。
マリーンズのマスコット、マーくんもいた。
自分が阪神のユニフォームを着ていることに
気づいたのは、写真撮った後だった。
阪神ファンにも愛想は良いらしい。
タイガースのマスコット、トラッキー。
トラッキーって、「TO LUCKY」なんだね。
知らなかった。
っていうか、気にしたこともなかったけど。
マリーンズの応援団、M☆Splashと踊ろうって企画。
マリーンズ、タイガースのユニフォーム入り乱れての子供たちの競演。
曲はマリーンズの応援歌。
そんなこんなを見ながらウロウロしていたら、
突然、男性に声を掛けられた。
「スミマセン、ちょっとよろしいでしょうか?」
「あ・・・ハイ。(なんだコイツ)」
「私、デイリースポーツの○○と申します。
インタビューをお願いしたいのですが」
「え?ま、まあ・・(ヤバイ)」
ちなみにワタクシ、野球はまったく詳しくない。
4年前まではプロ野球12球団すら言えなかったし、
監督の名前はおろか、選手の名前なんてのもまったく知らなかった。
実は今もマリーンズの選手名を数名知っているだけ。
聞かれても、答えられることなぞ無い。
「現在低迷状態にある阪神タイガースですが、
ここを脱するために、何をどうしたら良いと思いますか?」
「(やばい。阪神かよ。ますます知らないぞ。そうか低迷してるのか。汗)
ウ~ン、難しいですねぇ。それが分かれば私が監督やってます」
どうやら、阪神のユニフォームを着てヒマそうだったから
声を掛けられたってことのようだ。
よりによって、今日初めて阪神の試合を観るワタクシに
声を掛けるとは、この記者も運が悪いというか、何というか。
しかし、そんなブービートラップみたいなものが球場にあるとは。
「守りのタイガースと言ってはいますが、守備もいまひとつでは?」
「まあ、そうですね。今日もチグハグなプレーもありましたし。
いわゆる連携のミスってやつでしょうか。(長島茂雄風に)」
「他には何をどうすれば良いでしょう?」
「まずはチーム打率が悪すぎますねぇ。
個人だって、一番打率が良くて3割でしょ。
ちょっと話にならないですね。
大事な場面で、ブワッっと振ってドカンといかないと。(ますます長島)」
実は、このチーム打率の話、隣にいた阪神ファンの仲間から聞いたのだ。
これで、ほぼ完璧に阪神に関する知識は出し尽くした。
「チーム全体としてはどうでしょう?」
「もっと若手が出てこないといけません。
巨人の坂本みたいに、一気に出てきてベテランをあおるような
元気な若手がいないと、危機感も出ないし活性化も
ないんじゃないかと思います(合ってる?オレ)」
「なるほど!有難うございました」
「いいえ、監督によく言っといてくださいね」
ふう、終わった。
なんとか乗り切ったぜ。
最後に名前・年齢も聞かれたから、明日の新聞に載るかも。
仲間によると、デイリーってのは阪神メインのスポーツ新聞らしい。
「どこで買えるの?」って聞いたら、「コンビににもあるで」って。
次の日、近所のコンビニで人生初のスポーツ新聞購入。
一面は三沢さんの記事だった。
たしかに衝撃走ったからなぁ。
おまけに阪神負けてるし。
2面を見ると阪神の記事一色。
下半分に目を移すと、あったあった。
「ファンも怒ってます」というコーナー。
何人かのファンへのインタビュー記事が載っていた。
・・・・・・ワタクシのコメントは無かった。
なんだよ。せっかく頑張って答えたのに。
まあ、記者もまともな答えかどうかは分かるんだな、きっと。
当然といえば当然だ。
阪神ファンの皆さんに怒られるよね。
スミマセン。