HEAD YouTek RADICAL MP インプレ!
久しぶりにテニスをした。
数週間ぶりのテニスだからといって、
ボールが打てなくなることはないが、
動きとかタッチの感覚は完全に鈍っていた。
これは非常にマズイ。
「これからは無理やりにでも練習時間をつくらなきゃ」
とつぶやいたら、澤村コーチから、
「ホントにそう思うなら、ブログで宣言してください」
と言われたのでいちおう書いておく。
ゴルフよりはテニスの練習をします!
ちなみにゴルフは1年やっていない。
野球は毎週やっているが。
さて、HEADのラジカルが発売になった。
アンドレ・アガシの片腕だった名品である。
HEAD You Tek RADICAL MP
■フェイスサイズ: 98平方インチ
■ウエイト: 295g
■バランス: 325mm
■ラケット長: 27インチ
■フレーム厚: 21,5mm
■ストリングスパターン: 18×20
■価格: 35,700円
今回のラジカルは、YouTek RADICALとして誕生。
YouTekはHEADテクノロジーの総称的なもの。
最新の機能が搭載されていることを示す。
フレームはエアロフォルム構造で、
スイング時の空気抵抗に配慮してある。
グリップはシンセティック素材で手に優しい。
RADICAL PROはレザーだ。
打ってみた。
噂には聞いていたが、メチャクチャ柔らかい。
もともとラジカルのフレームは、ストリンギング技術が無いと
簡単に変形してしまうほど柔らかいのだが、
今回のラジカルは、打球感から察するにかなり柔らかい。
発表会では、歴代ラジカルの中で一番柔らかいとの
コメントがあったが、それは打球感からも感じられた。
前モデルのMG(マイクロジェル)シリーズは、
乾いた打球感で球離れが良いのが特徴だったが、
今回のラジカルはその対極をいく感触だ。
とにかく、フレームにボールが粘る感じがする。
MGラジカルの何倍もストリングとボールが接触している感覚がある。
きっと実測データを取れば、そう変わらないのだろうが、
かなりの粘り感があるのだ。
それは、すべてのショットのタッチに出る。
ネットプレーでも、包み込むような繊細な感覚でドロップボレーが打てる。
アングルボレーはビシッとキレる感じではなく運ぶイメージだ。
グランドストロークのスピンも引っ掛けるというよりは、
ストリングの上をグリンと転がす感じだった。
当然、抜けるような球離れの良さはあまり無い。
ただし、これは好みの問題なので、抜け感が欲しい人は
SPEEDシリーズを選べばよいと思う。
徹底的にボールを自分のものにしてから飛ばしたいって人には
このラジカルがドンピシャでハマルと思う。
ウエイトの295gはワタクシ的には少し軽い。
癖のあるバランスでもないので、あと10gくらいあっても
特に問題は無いのかなというところ。
逆に言えば、この扱いやすさは万人向けだと思う。
ネットプレーでも速い動きにじゅうぶん対応できる。
サービスなどもその柔らかさからか、
意識しただけスピンも掛かるし、コントロールが可能。
粘ったからといって、スピードが出ないわけでもない。
自分からボールを押して加速させる感じで
じゅうぶんスピードボールが打てる。
前回から今回のラジカルへの変わりようは正直、驚いた。
MGの乾いた打球感から、ここまで粘る打球感へ変わるとは。
この粘り感は好きな人にはたまらないだろう。
ラケットが勝手にボールを飛ばしてしまうのは嫌、
打球感をしっかり感じながらコントロールしたい方、
ぜひ一度使ってみることをオススメしたい。
最後に、
最近のHEADラケットに張ってある黒いストリング。
カタログにも載っていないが、これはソニックプロだそうだ。
日本では黒は発売していないが、海外では販売しているのだそう。
同じ感触が欲しい方は、ソニックプロをチョイスしてください。
(色が違うと、染料の関係で若干感触が変わるけど)
もしかすると、近いうちに日本でも発売するとかしないとか・