いい加減にしてください
ということらしい。
AllstarClassicまであと2週間もない。
しかしワタクシ、この期に及んでいまだラケットを
どうすべきか迷い道に入り込んでいた。
やはり、セールス的に考えると、当然ながら
HEADの新シリーズSPEED PROを使うべき。
それはよく分かるのだ。
しかし・・・・(ここからは半分、HEADのT担当氏への私信)
せっかく用意してもらったSPEED PROに
いまだアジャストしきれないワタクシ。
たしかにパワー十分な戦闘力を
備えたモデルであることは間違い無い。
心配されたウエイトも、なんとかなるかなというところ。
ただ、ストリングが40ポンドそこそこという
ローテンションなワタクシ。
どうにもいい感じのところが見つからないのだ。
このSPEED PRO、普段ワタクシが使っている
MG PRESTIGEと比べるとフェイスが横に広い。
そして、PRESTIGEと比べるとフェイスセンター部の
ストリングパターンが密ではない。
結果、ローテンションだとフェイスというか、
ストリングが暴れるようなフィーリングになってしまう。
何球か打った後でも、ストリングが大きくズレてしまうのも
仕方が無いのだが、気になるところ。
これがPRESTIGEだとパターンの密さもあって、
ローテンションでも面圧もそこそこ出るので、
柔らかいながら柔らかすぎず、フェイスの硬質感がある。
そして、ストリングもあまりズレないのだ。
じゃあ、SPEED PROのテンションを上げれば良いのだが、
そうなると好みの打球感とは少し外れてしまうのと、
ハードになる分、ウエイトも気になってしまうのだ。
もちろん使えないこともないのだが、
とにかく負けたくないこの試合。
少しでも不安要素を残しておきたくない。
完璧に納得のいくセッティングをしたい。
ということで、(ワタクシ的に)ベストなところを見つけるのに
迷い道に入り込んでしまった。
PRESTIGEなら長いこと使っているので、
もはや微調整だけのレベルで済むのだが・・・
そんなこんなをしてるうちに、先日も紹介した
SPEEDシリーズの先行発売セットが入荷した。
最初はKen’s千葉からスタートということで、
試打ラケットもコートに設置された。
しかし、そこは先行発売。
Ken’s四街道もKen’s成田も早くお客様に試してもらいたい。
そんな中、ふと見れば、SPEED PROを2本抱えたワタクシ。
「なんで、ひとりで新製品2本も持っちゃってるかなぁ?
やっぱ、お客様優先でしょ!」
的な空気が社内に。
ここで決断した。
迷うくらいなら、先行発売での試打を優先しよう!
SPEED PROをKen’s四街道とKen’s成田に
先行試打ラケットとして置いてきてしまった。
そんなわけで、HAEDのTさん、ゴメンなさい。
現在、SPEED PROは試打用になっております。
さてその日、恒例の火曜の練習だった。
コートを見ると、新たに入荷したSPEED MPと
SPEED LIGHTの試打ラケットがあった。
1~2セットはPRESTIGEでプレーし、
3セット目にSPEED MPとLIGHTを使ってみた。
詳しいインプレは後日書こうと思うが、結論から言うと
驚くほど使いやすかった。
LIGHTは当然ながら女性層にも十分使える扱い易さだった。
驚いたのはSPEED MP。
かなり使いやすかった。
ウエイトといい、打球感といい、PROはしんどいワタクシでも
少しテンションを上げてのセッティングでじゅうぶんイケそうだった。
おおっ!これいいなぁ。
PROじゃなくて、むしろMPだったかなぁ。
でも、試打用1本しかないしなぁ・・・
いっそ、先行発売分のを自分で買っちゃうか?
SPEED MPをいじりながらブツブツ言ってたら、
澤村コーチに横からラケットを取り上げられた。
「またラケット替えるって・・・いい加減にしてください!
もう10日しかないんですから。
プレステージで大丈夫ですってば!」
怒られた・・・・
そういう澤村コーチも先月、ラケットを2回替えたうえに
結局、前のモデルに戻したくせにね。
まあ、反論はしなかったけど。