スクールテニスって?
昨日、Ken’sでミーティングをしていました。
内容はレッスンのテクニカルな部分。
コーチからの送球はどうあるべきか。
ボレーのときは?
ストロークのときは?
球種はどんなものが必要?
ラリーの技術で必要になるものはなにか。
ストロークは?
ボレーは?
1対1の時は?
試合形式のときは?
必要な技術を再度整理して、全コーチで共有し、
訓練を続けていこうと思います。
コーチたちですから、こういう話になると、
あーでもない、こーでもないとさまざまな意見が出て、
ミーティングが終わらないこともしばしば。
以下、ワタクシの考えです。
「テニススクールのテニスは勝てない」
そんなふうに言われることがあります。
「フォームはキレイになるけど試合では弱い」
と揶揄されることがあります。
どうなのでしょう?
ワタクシは、テニスというスポーツは
ネットを挟んでボールを打ち合い、
ポイントを取り合うものだと思っています。
つまり、テニスをシンプルに突き詰めていくと、
それは、「試合」だと思います。
もちろん、ラリーが続くとか、ボールを打ったときの気持ちよさ、
ストレス解消出来る、運動効果、体力がつく、仲間が出来る等々、
テニス、テニススクールにはさまざまな楽しみがあります。
じゃあテニススクールでは仲間と楽しくストレス解消が出来て、
気持ちよくボールを打てれば良いのかというと
それは違うと思います。
スクールとして、テニスの技術を伝えさせていただいていますから、
上達していただくことはマストだと思います。
ポイントはいかに遠回りせずに、かつ楽しく上達していただくかということ。
たまに、「私は上達しなくていいの。楽しければ」と
仰る方もいらっしゃいます。
でも、上達したら、もっと楽しいと思うのです。
さまざまなテニスの楽しみ方を感じていただきながら、
本質として技術の上達を感じていただくことが絶対条件だと思います。
つまり、楽しければ上達しなくて良いのかというと、
それは絶対にあり得ないと思っています。
「何をいまさら」という話ですが、ワタクシたちが
常に頭においておかなければいけないことだと思うわけです。
そして最初に書いたように、テニスというスポーツは
「試合」がテニスですから、すべての練習は試合で
有効に機能するものであることが必要です。
それぞれの段階でどの程度、試合をイメージするかは別として、
コーチの頭の中には常に試合のイメージが描かれています。
(と思います。いや、そうでなければいけないと思います)
ですから、コーチのボールの回し方は非常に重要です。
特にゲーム形式においては、単純にコーチ以外の
3人のプレーヤーに均等にボールを回したほうが
楽しい感じがすることもありますが、
そればかりでは実践的でない場合もあります。
それぞれのレベルにおいて、展開されるであろう配球と
セオリーのバランスの中で、試合形式をつくる必要があります。
ですから、「そりゃないだろう?」「そこでそんなボール来る?」
という、配球ばかりだと実際の試合で戸惑うことになります。
基本的に試合相手は、ポイントを取るためにボールを打ってきますから。
つまりは、「スクールテニスはかてない」ということになりかねない。
ワタクシ、試合至上主義でありません。
ただ、ワタクシたちコーチは、初めてラケットを握る方に
フォアハンドストロークを教える場合でもその方の先々をイメージし、
テニスの本質を頭において、技術をお伝えする必要があります。
あくまでワタクシの考えですが、さまざまな意見のもとに
バランスを取りながら、楽しく上達するスクールとしての
レベルを上げていく努力を続けていくわけですね。
・・・と、今回は「おともコーチ」チックに熱く語ってみました。(似合わない)
来週はコーチングスタッフの合同ミーティングがあります。
熱い議論が展開されるといいなぁ。