説明のつく一球か?
8月は草野球はシーズンオフ。
後半戦が始まり、久しぶりの試合。
結果は11対9で勝利。
個人的にはピッチャーで先発、1失点で勝利投手。
打撃は、3打数/2安打・1四球だったかな。
実は今まで、投手として勝ち星が無かったのです。
ようやく1勝。
ああ、良かった。
野球のピッチャーって、常にサービスゲームをやっているみたい。
テニスだとポイントごとに、
「サイドライン上に切れ角の大きなスライス」とか、
「センターライン上にフラット」とか、
「バックハンドに高く跳ねるスピン」なんて、
結構シビアにコースと球種を決めて打ちますよね。
ダブルスだと、パートナーとの決め事やサインがありますから、
なおさら、狙い通りに打っていかなきゃいけない。
下手にコースや跳ね方、切れ方が甘くなると、
ポーチなどの作戦がグズグズになってしまいますから。
(またこれがドンピシャにはまると最高)
野球も1球ごとに、いろいろ考えて投げるわけ。
「内角に速いボールを投げておいて、
次の球を外角低めに切れていくスライダーで空振りを取る」とか、
「カウント2-1で追い込んでいるから、
多少ボール気味のコースでも振りに来るだろう」とか。
多分、すごい球を投げられるなら、
とにかく投げ込んでいけば良いんだろうけど、
残念ながらすごいボールは投げられないので、
頭を使うしかないわけです。
まあ、ワタクシの低いレベルなりに
戦略を立てて投げるのが非常に面白い。
思い通りに空振りを取れたり、打ち取ったりの快感は
サービスからの展開に通じるものがありますね。
以前、あるTV番組で、マリーンズの小宮山投手が
投球方法について解説していました。
打者から見て、自分の腕がどこから出てくるかは、
左右の違いは分かりやすいから変えない。
前後の差は打者から分かりづらいから、
ボールのリリースのタイミングを変えて、
前後の変化をつける。
そんなことを言っていました。
テニスのサービスと一緒ですね。
サービスの球種の打ち分けは、スライスが体の右側、
スピンが頭の後ろと、トスの位置を変えるのが一番簡単。
でもこれじゃ相手に読まれてしまいますから、
トスの位置を前後に変えて、同じフォームで
球種とコースを打ち分ける。
これなら、相手に読まれにくい。
共通点が多いんですね。
極力、意味の無いボールを投げない(打たない)。
自分が何をどうしたいかを常に頭において
プレーすることが大事なのは、テニスも野球も一緒。
自分のショットに説明がつくようにしましょう。