テクニファイバー
新製品ラケットとは違って、プレーヤーの方には
興味の無いカテゴリーかもしれませんが、
ブリヂストンスポーツの展示会にあった
テクニファイバーのストリングマシン。
赤がイメージカラーです。
テクニファイバーは、フレンチオープンでも
オフィシャルになっているストリングメーカー。
ローランギャロのオフィシャルストリンガーブースには、
この真っ赤なマシンがずらりと並びます。
このテクニファイバーのストリングマシン、
まだ日本ではそれほどのシェアを獲得していない。
日本で強いのは、バボラ・ゴーセンなど。
価格もありますが、ストリングマシンに望まれるのは
やはりメンテナンス体制。
機械ですから故障は仕方ないのですが、
マシンが止まってしまうと商売にならない。
張り上がりを持っていただいているお客様にも
迷惑をかけてしまうので、いかにトラブルに迅速に
対応してくれるかが勝負だったりします。
その場の調整で直るものもありますが、
コンピューター部など内部のトラブルは
基本的に代替ユニットに載せ換えて、
工場で修理してもらいます。
この辺は、台数を売っているメーカーが強い。
ショップ・スクールからすると非常に重要なポイントです。
テクニファイバー社も世界的には大きなブランドですので、
この辺がクリアされていくことで、一気に伸びるかもしれません。
ちなみに、ストリングマシンは大体どのメーカーも
上位機種は100万円前後です。
今回展示されていたマシンは特に新機種というわけでは
ありませんでしたが、マシンが載っている黒い台に注目。
展示会用のただの台かと思ったら、さにあらず。
これも商品だそうです。
前面のストリングディスプレイや横面のラケットフックだけでなく、
裏に回ると、あれこれ仕掛けが。
まず一番上の引き出しを開けると・・・
工具トレイと、奥のシルバーのギミックは
ウエイトとバランスを計るもの。
ひとつひとつの仕切りにストリング引き出し弁があります。
写真がボケて分かりにくいのですが、
水道の蛇口のようになっていて、
ストリングをキュッと止められるようになっています。
この台自体の横幅はちょうど1mで、
必要な長さを測りやすくもなっているそうです。
(ワタクシはメーター単位でのカウントはしないですが)
とまあ、非常に立派な台座でした。
立派過ぎて値段も聞かずに帰って来ました。