2010年10月26日
Prince EXO3 GRAPHITE100S TypeJ インプレ!
龍馬伝、いよいよ佳境に入ってきた。
でも、船中八策を読んだだけで、あそこまで感動するものなのか?
と、思いながらも、中岡慎太郎(上川隆也)と一緒に感動したけど。
山内容堂(近藤正臣)はいい味出してるな。
「怪物、容堂」の回の捉え所の無さは怖いほどだった。
後藤象二郎は最近、なんか一本調子だけど、
岩崎弥太郎の一本調子さは好きだ。
高杉晋作も良かった。
もう少し見たかったな。
晋作役の伊勢谷友介、Ken's千葉の堤コーチにソックリだ。
堤コーチはあそこまで男前じゃないけど。
新撰組、近藤勇(原田泰造)は、何も言わず、
無表情で人を切ってた時のほうが凄みがあって良かった。
「俺の仕事はお前を斬ることだ!」とか、
余計なこと言うとコントみたいだぞ。
しかし、あと4回くらいで終わってしまうのか。
早く観たいような、もっと続いて欲しいような。
ああ、悩ましい。
さて、久し振りにインプレである。
Ken’s千葉・成田・四街道では、現在ラケット試打キャンペーン中。
新製品が打ち放題ということでの、インプレである。
Prince EXO3 GRAPHITE100S TypeJ
■フェイスサイズ 100平方インチ
■ウェイト 315g
■長さ 27インチ
■フレーム厚 19.5mm
■バランス 310mm
■ストリングパターン 16×18
■グリップサイズ 2・3・4
■価格 33,600円
プリンス・グラファイトと言えば、稀代の名品である。
ウイルソンのプロスタッフ、ヘッドのプレステージと並んで、
長年に渡り、圧倒的な選手の支持を得てきたモデルだ。
この3機種の中でもグラファイトは、そのフェイスサイズからか、
ツアー系モデルとはいえ、比較的扱い易く、
多くの一般ユーザーからも支持されてきた。
ただ、発売当初は9万円とバカみたいな(失礼)値段で、
そういう意味では実は一般的ではなかったのかもしれない。
その後、グラファイトはプロスタッフと同じ6万円にプライスダウン、
そして現在の価格帯に落ち着いたが、やはり憧れのラケットである。
ワタクシ、大学時代に9万円の頃の初期モデルを、
コーチのアルバイトをしていたお金持ちの後輩から
奪い取って使っていたことがある。
(ちゃんと返しました。念のため)
当時のグラファイトはグロメットが無く、
フレームに空いた穴にストリングを通すのみ。
テンションが緩いと、とんでもない方向にボールがすっ飛んでいくため、
ある程度パンパンに張らないと使い物にならなかった。
加えて、フェイスが大きく、フレーム剛性も低かったため
変形させずに張り上げるのは、とても難しかったように記憶している。
そんなグラファイトも進化に進化を重ね、現在にもしっかり残っている。
やはりホンモノは残るのだということなのだろう。
前置きが長くなったが、そんなグラファイトのTypeJだ。
このTypeJは日本限定スペックである。
通常、プリンス社はこのタイプのラケットでの
各国仕様を出すことは許可しないのだが、
日本の代理店、グローブライド社の熱心な働きかけで
このたびジャパンスペックが実現したのだ。
TypeJは、モールド(金型)こそ現行品と同じだが、
フレームのカーボン素材の編み方を変え、
より剛性感を出したモデルである。
EXO3の評価をかなり綿密に調査し、
良い部分を残しながら、打球感の改良などを
煮詰めていった結果出来上がったものだそうだ。
実際に打ってみた。
今までのグラファイトよりも硬派な感触である。
EXO3の特徴であるホールド感と飛びは、ともすれば、
昔からのグラファイトファンからは批判されかねなかった。
実際、ワタクシも「打球感がボンヤリしすぎ」などの声を聞いたし、
それは否定するものではなかった。
しかし、このTypeJでは、その打球感が明確に味付けされている。
言ってみれば、ボール全体をフェイス全体で捉えていたものが、
ボールの芯を、フェイスの芯(スイートエリア)で捉える感じ。
(お前、真ん中で打ってるのか?というツッコミは無しで)
つまり、自分がどんなスイングで、
どこで打っているのかが分かる打球感だ。
多少、硬質になった打感は、ヘビーにスピンを掛けずとも
不安少なく、フラットで叩けそうな予感がある。
もちろん、完全フラットで叩くのは厳しくとも
回転量を抑えて、後ろから前へ振りぬいても
コートにおさまってくれる。
このあたりがTypeJの最大のウリではないだろうか。
もちろんフェイスサイズもあって相変わらずスピンには強い。
フレームが薄く広いフェイスは安心感を持って
スピンを掛けにいける。
ヘビーなスピンでボレーヤーの足元に沈めるパスや
アングルへのショットも打ちやすい。
ボレーも楽といえば楽だが、イグナイトプロのような
厚いフレームほどは飛ばないので多少の押し出しが必要である。
しっかり打球感から、キレのあるアングルボレーなどは
気持ち良く打てるのはTypeJの特徴かもしれない。
一点、フレームトップ部でのショットは
多少ビビリ感があるように思う。
これは歴代グラファイトに共通することで、
ワタクシはこれがあまり好きではない。
薄いフラットビームだから仕方が無いとはいえ、
ボールに負けるような気がしてしまうのだ。
実際にはそれによって極端な威力減は無いのだが、
パワーがスポイルされる感触は好ましいものではない。
ただこれも含めてグラファイトの味だとファンは言うのかもしれない。
グリップはイグナイトプロTypeJやブラックTypeJよりも
エッヂを立たせたつくりになっている。
こういうところで、。ツアー系モデルであることを示すのは、
なかなか憎い演出だと思う。
ワタクシはちょっと手が痛くなったけど。(苦笑)
実際に1セットのダブルスをプレーした感想は、
「ポイントの取れるラケット」だということ。
たまたま調子が良かっただけじゃないの?という声もあるが、
このラケットフィーリングはいつものHEAD・PRESTIGEとは
全然違っていて、アジャストしながらの試打だった。
それでもボールはコートにおさまり、
思うようなコースに飛んでくれたのは、
このラケットのポテンシャルに他ならないと思う。
EXO3グラファイトで、少し距離をおいてしまった
グラファイトファンの方にぜひ試してもらいたい1本である。
でも、船中八策を読んだだけで、あそこまで感動するものなのか?
と、思いながらも、中岡慎太郎(上川隆也)と一緒に感動したけど。
山内容堂(近藤正臣)はいい味出してるな。
「怪物、容堂」の回の捉え所の無さは怖いほどだった。
後藤象二郎は最近、なんか一本調子だけど、
岩崎弥太郎の一本調子さは好きだ。
高杉晋作も良かった。
もう少し見たかったな。
晋作役の伊勢谷友介、Ken's千葉の堤コーチにソックリだ。
堤コーチはあそこまで男前じゃないけど。
新撰組、近藤勇(原田泰造)は、何も言わず、
無表情で人を切ってた時のほうが凄みがあって良かった。
「俺の仕事はお前を斬ることだ!」とか、
余計なこと言うとコントみたいだぞ。
しかし、あと4回くらいで終わってしまうのか。
早く観たいような、もっと続いて欲しいような。
ああ、悩ましい。
さて、久し振りにインプレである。
Ken’s千葉・成田・四街道では、現在ラケット試打キャンペーン中。
新製品が打ち放題ということでの、インプレである。
Prince EXO3 GRAPHITE100S TypeJ
■フェイスサイズ 100平方インチ
■ウェイト 315g
■長さ 27インチ
■フレーム厚 19.5mm
■バランス 310mm
■ストリングパターン 16×18
■グリップサイズ 2・3・4
■価格 33,600円
プリンス・グラファイトと言えば、稀代の名品である。
ウイルソンのプロスタッフ、ヘッドのプレステージと並んで、
長年に渡り、圧倒的な選手の支持を得てきたモデルだ。
この3機種の中でもグラファイトは、そのフェイスサイズからか、
ツアー系モデルとはいえ、比較的扱い易く、
多くの一般ユーザーからも支持されてきた。
ただ、発売当初は9万円とバカみたいな(失礼)値段で、
そういう意味では実は一般的ではなかったのかもしれない。
その後、グラファイトはプロスタッフと同じ6万円にプライスダウン、
そして現在の価格帯に落ち着いたが、やはり憧れのラケットである。
ワタクシ、大学時代に9万円の頃の初期モデルを、
コーチのアルバイトをしていたお金持ちの後輩から
奪い取って使っていたことがある。
(ちゃんと返しました。念のため)
当時のグラファイトはグロメットが無く、
フレームに空いた穴にストリングを通すのみ。
テンションが緩いと、とんでもない方向にボールがすっ飛んでいくため、
ある程度パンパンに張らないと使い物にならなかった。
加えて、フェイスが大きく、フレーム剛性も低かったため
変形させずに張り上げるのは、とても難しかったように記憶している。
そんなグラファイトも進化に進化を重ね、現在にもしっかり残っている。
やはりホンモノは残るのだということなのだろう。
前置きが長くなったが、そんなグラファイトのTypeJだ。
このTypeJは日本限定スペックである。
通常、プリンス社はこのタイプのラケットでの
各国仕様を出すことは許可しないのだが、
日本の代理店、グローブライド社の熱心な働きかけで
このたびジャパンスペックが実現したのだ。
TypeJは、モールド(金型)こそ現行品と同じだが、
フレームのカーボン素材の編み方を変え、
より剛性感を出したモデルである。
EXO3の評価をかなり綿密に調査し、
良い部分を残しながら、打球感の改良などを
煮詰めていった結果出来上がったものだそうだ。
実際に打ってみた。
今までのグラファイトよりも硬派な感触である。
EXO3の特徴であるホールド感と飛びは、ともすれば、
昔からのグラファイトファンからは批判されかねなかった。
実際、ワタクシも「打球感がボンヤリしすぎ」などの声を聞いたし、
それは否定するものではなかった。
しかし、このTypeJでは、その打球感が明確に味付けされている。
言ってみれば、ボール全体をフェイス全体で捉えていたものが、
ボールの芯を、フェイスの芯(スイートエリア)で捉える感じ。
(お前、真ん中で打ってるのか?というツッコミは無しで)
つまり、自分がどんなスイングで、
どこで打っているのかが分かる打球感だ。
多少、硬質になった打感は、ヘビーにスピンを掛けずとも
不安少なく、フラットで叩けそうな予感がある。
もちろん、完全フラットで叩くのは厳しくとも
回転量を抑えて、後ろから前へ振りぬいても
コートにおさまってくれる。
このあたりがTypeJの最大のウリではないだろうか。
もちろんフェイスサイズもあって相変わらずスピンには強い。
フレームが薄く広いフェイスは安心感を持って
スピンを掛けにいける。
ヘビーなスピンでボレーヤーの足元に沈めるパスや
アングルへのショットも打ちやすい。
ボレーも楽といえば楽だが、イグナイトプロのような
厚いフレームほどは飛ばないので多少の押し出しが必要である。
しっかり打球感から、キレのあるアングルボレーなどは
気持ち良く打てるのはTypeJの特徴かもしれない。
一点、フレームトップ部でのショットは
多少ビビリ感があるように思う。
これは歴代グラファイトに共通することで、
ワタクシはこれがあまり好きではない。
薄いフラットビームだから仕方が無いとはいえ、
ボールに負けるような気がしてしまうのだ。
実際にはそれによって極端な威力減は無いのだが、
パワーがスポイルされる感触は好ましいものではない。
ただこれも含めてグラファイトの味だとファンは言うのかもしれない。
グリップはイグナイトプロTypeJやブラックTypeJよりも
エッヂを立たせたつくりになっている。
こういうところで、。ツアー系モデルであることを示すのは、
なかなか憎い演出だと思う。
ワタクシはちょっと手が痛くなったけど。(苦笑)
実際に1セットのダブルスをプレーした感想は、
「ポイントの取れるラケット」だということ。
たまたま調子が良かっただけじゃないの?という声もあるが、
このラケットフィーリングはいつものHEAD・PRESTIGEとは
全然違っていて、アジャストしながらの試打だった。
それでもボールはコートにおさまり、
思うようなコースに飛んでくれたのは、
このラケットのポテンシャルに他ならないと思う。
EXO3グラファイトで、少し距離をおいてしまった
グラファイトファンの方にぜひ試してもらいたい1本である。