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ためにならないブログ テニススクールスタッフ奮戦記

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ためにならないブログ

テニススクールスタッフ奮戦記

Malt
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トーナメント

先日、「テニスの日」で有明に行ってきました。
テニス界はここからトーナメントラッシュがはじまります。

10月3日からは「AIG ジャパンオープン」。
世界のトッププロがやってきます。
11月13日からは「全日本選手権」。
日本のトップが技を競います。
年が明ければ「東レPPO」。
これは室内の大会です。

トーナメントにも歴史があります。

以前はその間に「TOYOTAプリンセスカップ」など
女子の大会もありましたが、これはスポンサーの関係で
上海に移ってしまいました。

忘れちゃいけないのが、「セイコースーパーテニス」。
年末にNY、マジソンスクエアガーデンで行われていた
ATPのチャンピオンシップ「ATPマスターズ」と同じ
室内・サーフェースの大会ということもあり、
すごい選手が勢ぞろいのまさしくスーパー大会でした。
しかしこれもスポンサーの関係で終わってしまいました。
世界ツアーの規定で、グランドスラムに次ぐグランプリグレードの大会は
同一都市で2大会は出来なかったはずなのですが、
そこはジャパンマネー(なのか?)、当時は豪華な大会が沢山ありました。

もっと昔の話をすると、公式戦ではないですが「サントリーカップ」。
その年のトップ選手4人でのエキシビションマッチもありましたっけ。
これ、何回くらいやったんですかね。
とにかくすごいメンバーでした。
ボルグ・コナーズ・マッケンロー・ノア・ナセターゼ・オランテスなど
時代を代表する選手が集うわけですから、そりゃいい試合ばかり。
会場は代々木第一体育館でした。

当時、ボクは高校生だったのですが、福島県から観に来た覚えがあります。
田舎の高校生ですから、情報はテニス雑誌のみ。
(当時はテニスマガジンスマッシュしかなかった)
TVも民放2局しかなかったので、テニス番組も無い。
いくら雑誌の写真を穴の開くほど見つめても、ボルグもコナーズも
神和住さんも福井さんも動いてくれない。
動くプロのプレーなんてまったく見たこと無かったのです。
で、一大決心をして、東京までテニスを観に行くことにしました。

「チケットぴあ」なんて便利なものはありませんから、
チケットは横浜に住む叔父に手配してもらいました。
旅費やその他のお金はアルバイトです。
大会は5月ですから、春休みの間のアルバイトで稼がなければいけません。
吹雪の中、腰までコンクリートに浸かり、ビルの建築現場で働きました。

そんなこんなで貯めたお金を手に、東北本線の夜行鈍行
(懐かしい!新幹線はまだない)に乗っていざ東京へ。
何とか無事に原宿駅に降り立ちました。

会場に入ってみれば超満員。
自分の席に着いてみれば、なんと一番遠くの高いところ。
選手が豆粒くらいにしか見えません。
それでも大興奮&満足で、初めてのプロのプレーを食い入るように観ましたっけ。
(ほとんど念写の世界です)

試合が終わり、池袋のウインザーで「エレッセ」の
ポロシャツを買い、福島へ戻りました。
そういえば、当時はエレッセは日本に入りたててで、
すごく高かったのを覚えています。
ポロシャツ1枚、1万6千円也!
高校生は皆、カワサキとかフタバヤの
1枚5千円くらいの国産品を着ていた時代です。

いやぁ、テニスのためには何でもしましたね。
でも、それだけ情報に飢えていたし、何でもするほど大好きでした。

月日は流れ、大学でこっちに出てきてからは、
沢山の大会を観にいくことが出来るようになりました。
国際大会から学生選手権まで何でも観にいきました。
でも、席が指定されているような大きな大会だと、
お金が無いからいつも遠くの自由席。
「あんな前で見てみたいなぁ」なんていつも思っていました。

さらに月日は流れ、テニスを職業にしたわけですが、最初の頃は
フリーの駆け出しですから、業界に何のルートもあるわけではなく、
お金が無いのも変わらない。
相変わらず遠くの自由席。
それでも、目を皿のようにして食い入るように観てました。

そうこうしているうちに、今の会社に入社。
社長がプロテニス協会の理事をしていた関係などもあり、
大会会場に行くと、オフィシャルな場所に(ちょっとだけ)入れてもらったりと、
普通では入れない場所を覗けるようになりました。
いやぁ、それはそれは感激でした。
自分には別世界だと思っていましたから。

今でこそ、メーカーさんやテニス関係者の皆さんに知り合いも増え、
チケットを買うことも無く、大会会場に入れるようになりましたが、
やっぱり原点は、工事現場でアルバイトをして旅費をつくり、
東京まで試合を観に来たところなんですね。
それほど、トーナメントは胸が躍るし、トップのプレーは素晴らしい。

皆さんにもぜひ、大会会場に足を運んでもらいたいと思います。
自分のやっているスポーツの最高峰はやはり見ておくべきです。
TVの何倍もスゴイですよ。
多分、もっとテニスが好きになるんじゃないかと思います。

実はここ数年、忙しさもあってほとんど大会会場に
足を運んでいなかったのですが、「これじゃイカン」と思い、
主要な大会は会期中1日は行くようにしています。
最近はメーカーさんのブースを回って挨拶したり、
知り合いの方に挨拶したりで
ほとんど試合は観られなかったりもするのですが。
(あっちこっちでペコペコしてるだけ)

投稿者 Malt 22:18 | コメント(0) | トラックバック(0)